フルート・バイ・ロウズ
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『フルート・バイ・ロウズ』 | ||||
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ヒューバート・ロウズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1965年8月25日(#5, #7)[1] 1965年9月13日(#2, #6)[1] 1966年2月24日(#1, #3, #4)[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | ジョエル・ドーン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ヒューバート・ロウズ アルバム 年表 | ||||
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『フルート・バイ・ロウズ』(原題:Flute By-Laws)は、アメリカ合衆国のジャズ・フルート奏者、ヒューバート・ロウズが1966年にアトランティック・レコードから発表した2作目のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]1965年から1966年に行われた3回のセッションをまとめた内容で、全セッションにおいてトランペットやトロンボーンといったブラス・セクションが起用され、また、1965年8月25日および1966年2月24日のセッションでは、ティンバレスやコンガといったラテン・パーカッションが導入された[1]。なお、ロウズは本作の録音前にラテンジャズ系の大物モンゴ・サンタマリアと共演した経験があり、本作収録曲「ミエド」を提供したロジャース・グラントは、サンタマリアのバンドのピアニストを務めていたことがある[2]。
スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「音楽的にはラテンジャズ、ポップ、R&Bの境界線を飛び越えている」「物凄く印象に残るわけではないが、そこそこ楽しめる」と評している[3]。
1994年のドイツ盤再発CDは、前作『ザ・ロウズ・オブ・ジャズ』との2 in 1という形となった[4]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はヒューバート・ロウズ作曲。
- ブラッドショット - "Bloodshot" - 4:44
- ミエド - "Miedo" (Rodgers Grant) - 5:11
- ミーン・リーン - "Mean Lene" - 5:18
- ノー・ユード・ベター・ノット - "No You'd Better Not" - 3:33
- レット・ハー・ゴー - "Let Her Go" - 3:26
- ストレンジ・ガール - "Strange Girl" - 8:18
- バイラ・シンデレラ - "Baila Cinderella" - 4:28
参加ミュージシャン
[編集]- ヒューバート・ロウズ - フルート、ピッコロ
- ロジャース・グラント - ピアノ(on #1, #4)
- チック・コリア - ピアノ(on #2, #3, #5, #6, #7)
- サム・ブラウン - ギター(on #6)
- クリス・ホワイト - ベース(on #1, #3, #4)
- リチャード・デイヴィス - ベース(on #2, #6)
- イスラエル・ロペス - ベース(on #5, #7)
- レイ・ルーカス - ドラムス(on #1, #3, #4)
- ボビー・トーマス(on #2, #5, #6, #7)
- マーティ・バンクス - トランペット、フリューゲルホルン
- ジミー・オーウェンズ - トランペット、フリューゲルホルン
- ガーネット・ブラウン - トロンボーン
- ベニー・パウエル - トロンボーン、バストロンボーン(on #1, #3, #4)
- トム・マッキントッシュ - トロンボーン(on #2, #5, #6, #7)
- カーメロ・ガルシア - ティンバレス(on #1, #3, #4, #5, #7)
- ヴィクター・パントージャ - コンガ(on #1, #3, #4)
- レイモンド・オーチャード - コンガ(on #5, #7)
- ビル・フィッチ - パーカッション(on #5, #7)
脚注・出典
[編集]- ^ a b c d “Atlantic Records Catalog: 1400 series”. Jazz Discography Project. 2019年8月24日閲覧。
- ^ 2013年再発CD (WPCR-27239)ライナーノーツ(岡崎正通)
- ^ Yanow, Scott. “Flute By-Laws - Hubert Laws”. AllMusic. 2019年8月24日閲覧。
- ^ Hubert Laws - The Laws Of Jazz / Flute By-Laws (1994, CD) | Discogs