ピラニア・ナッテリー

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ピラニア・ナッテリー
Red-bellied Piranha (Pygocentrus nattereri) 2.jpg
ピラニア・ナッテリー
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: カラシン目 Characiformes
: セルラサルムス科 Serrasalminae
: Pygocentrus
: ピラニア・ナッテリー
P. nattereri
学名
Pygocentrus nattereri
Kner, 1858
シノニム

Serrasalmus nattereri(Günther1864)

和名
ピラニア・ナッテリー
英名
Red bellied piranha

ピラニア・ナッテリー(学名:Pygocentrus nattereri)とはカラシン目セルラサルムス科に分類される淡水魚の一種。

形態[編集]

体長は28~33cm[1]。体は楕円形に近く、銀色の斑点がついている細かい鱗で覆われている。下顎から腹びれにかけて独特な赤色をしており、鰓の後ろに黒い斑点が見られる。それ以外の部分は灰色である[1]。腹びれはふちがのこぎりのような刻み目があり、尾びれは二股に分かれている。

歯は三角形で先が鋭く尖っている。この歯がずらりと並んで噛み合わさっているため、獲物の肉を噛み切るのに適している。また下顎が突き出ているため、強い力で噛むことができる。

生態[編集]

肉食性で主な食べ物は魚や昆虫、甲殻類、哺乳類、鳥などだが、果物や藻類などの植物も食べるため、あまり食料を選ばない[1]。成魚は夕方から明け方にかけて餌を求めて活発に動くが、稚魚は日中の間に動き回る[2]。基本的に群れで行動し、群れが大きくなるほどより巨大な獲物を捕食することができる。特に川の水が干上がる乾季になると限られた水辺に群れ集まるようになるため、獲物が発する血の臭いを嗅ぎつけると飢えたピラニア・ナッテリーが一斉に襲いかかってくる。しかし、臆病な性格であるため、群れから引き離された個体は大人しくなる。

繁殖期は自然界では雨季の間に始まり、メスは卵を水に浸かった木の根に約5000個産み付け[1]、オスが精子をかけた後約9~10日後に稚魚が孵る[3]

分布[編集]

アマゾン川オリノコ川の流域など南米北部・中部の淡水の川や湖に生息する[4]。また、アメリカでは外来種として生息している[3][2]

人間との関係性[編集]

アメリカでは水族館から放された個体の繁殖が各州で確認されている。湖でピラニア・ナッテリーを目撃した際、州政府はロテノンを使用してピラニア・ナッテリーの駆除を行っている[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d ピラニア・ナッテリーのメディア - ARKive英語版
  2. ^ a b c Brian Putz. “ADW: Pygocentrus nattereri: INFORMATION”. Animaldiversity.ummz.umich.edu. 2018年8月7日閲覧。
  3. ^ a b Pygocentrus nattereri”. FishBase. 2018年8月7日閲覧。
  4. ^ Pygocentrus nattereri – Red Bellied Piranha (Pygocentrus altus, Serrasalmo ternetzi)-Seriously Fish 2018年8月6日閲覧。

関連項目[編集]