バラのいたずら

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バラのいたずら
ニール・ヤング楽曲
収録アルバムデケイド:輝ける10年英語版
リリース1977年10月28日
録音1974年
ジャンルフォークロック
時間2:16
レーベルリプリーズ
作詞者ニール・ヤング
作曲者ニール・ヤング
プロデュースニール・ヤング
デヴィッド・ブリッグス
ティム・マリガン

バラのいたずら」("Love Is a Rose")はニール・ヤングが作詞作曲した楽曲。この曲に最初に人気が出たのは1975年にリンダ・ロンシュタットによるカントリー・バージョンがヒットしてからである。「バラのいたずら」は長年に渡って、他のアーティストにもカバーされている。


ニール・ヤングのバージョン[編集]

背景[編集]

ニール・ヤングがこの曲を1974年に最初に録音したのは、発売されなかったアルバム『ホームグロウン英語版』であった。この曲は後に1977年のヤングのコンピレーション・アルバム『デケイド:輝ける10年英語版』でリリースされた。『ホームグロウン』が2020年に最終的にリリースされるまではこの曲のヤングによる録音は『デケイド』に収録されたものだけだった。

「バラのいたずら」のメロディは、2007年までリリースされなかった『ライヴ・アット・マッシー・ホール1971英語版』に収録されたもう一つのリリースされなかった曲 "Dance, Dance, Dance" からとられたものだった。ヤングの長年のバックバンドであるクレイジー・ホース英語版は、1971年の彼らのアルバム『クレイジー・ホース英語版』にこの曲を "Dance, Dance, Dance" のタイトルで収録し、ニュー・シーカーズ英語版は1972年にこの曲のカバーをシングルとして発売した。

リンダ・ロンシュタットのバージョン[編集]

バラのいたずら
リンダ・ロンシュタットシングル
初出アルバム『哀しみのプリズナー
A面 バラのいたずら
B面 ヒート・ウェイヴ
リリース
規格 シングル盤
ジャンル ロックカントリー・ロック
時間
レーベル アサイラム
作詞・作曲 ニール・ヤング
作曲 ニール・ヤング
リンダ・ロンシュタット シングル 年表
いつになったら愛されるのかしら
1975年
バラのいたずら
1975年
ひとすじの涙
1975年
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背景[編集]

リンダ・ロンシュタットカントリー・ミュージック風に編曲した「バラのいたずら」をプラチナ・ディスクとなった1975年のアルバム『哀しみのプリズナー』に収録した。彼女の解釈はアメリカのビルボード・カントリー・シングル・チャートで最高5位に達した。「バラのいたずら」はよりポップ指向のBillboard Hot 100チャートにも登場したが、B面の「ヒート・ウェイヴ」の方がポピュラー系ラジオ局では好まれ、こちらが5位を獲得した[1]。ロンシュタットはこの曲を1970年代の中ごろから終わりにかけてコンサートで頻繁に演奏した。

チャートでの成績[編集]

チャート (1975年) 最高順位
全米ビルボード・ホット100 63
全米ビルボード・ホット・カントリー・シングル 5[2]
カナダ RPM トップ・シングル 100
カナダ RPM カントリー 46

その他のバージョン[編集]

脚注[編集]

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