ハーレムエンド

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ハーレムエンド

  1. アダルトゲームのエンディング名の一種。本項で記述する。
  2. 日本の漫画家、駕籠真太郎の単行本。ISBN 4864362424

ハーレムエンド (HAREM END) とは、主にアダルトゲームで用いられるエンディングの通称の1つ。

概要[編集]

1人の男性を複数の女性が取り巻く状況を指す単語「ハーレム」に基づき、主人公がすべてのヒロイン、もしくは2人以上のヒロインと一斉に結ばれたエンディングを指す[1]。なお、両方のエンディングが用意されているゲームでは前者がハーレムエンドになる。

イベントグラフィックについては、主人公とヒロインたちのグループセックスの最中[注 1]や、その事後に皆で寄り添いながら余韻に耽る様子、主人公の子を身篭った(もしくは抱き抱えた)ヒロインたちの姿[注 2]衣食住共有する内縁生活[注 3]などを描写したものが用いられることが多い。また、家庭用ゲームなどのギャルゲーにも盛り込まれる場合があるが、こちらでは対象年齢(CEROレーティング制度など)による制約[注 4]からセックス描写や「ハーレムエンド」の名称を用いることができず、イベントグラフィックには立ち並ぶ花嫁姿のヒロインたち[注 5]といったものが代用されている。

家庭用ゲームなどの一般向けで明確に用いている作品は、まず見受けられない。これは、日本国内において民法第732条により重婚一夫多妻制が固く禁じられ、刑法184条でも重婚罪が規定されていることに起因するが、アダルトゲームの場合は日本の法律が適用されない国家やファンタジー世界を舞台とした作品も多々存在することから、むしろフィクションと割り切ったうえでハッピーエンドの1つとして扱っている作品が多く、バッドエンド(ゲームオーバー)の1つとして扱っている作品はごくまれである。

一方、漫画アニメにも成人向けを中心に、上記同様の描写を用いて盛り込んだ作品が存在している。特に、アダルトゲームを原作としたアダルトアニメの中には、原作に存在しなかったハーレムエンドを実現させた作品[注 6]も散見される。

いわゆる和製英語の1つでもあるが、その定着によって2000年代以降は公的なニュースサイトでも用いている例が見られる[3][4][5]

重婚エンド[編集]

インターネット上にはハーレムエンドのことを「重婚エンド」と称する傾向も存在するが、日本語で複数の異性と一斉に結婚することを意味する語句は「複婚」であり、既婚者が他の異性と結婚することを意味する「重婚」をあてるのは不適切であるため、単語を並べた時点ですでに成立しないことを留意する必要がある。

作品例[編集]

アダルトゲーム[編集]

媒体の性質上、エンディングに採用している作品が非常に多いので、何かしら特色が付加されている作品のみを挙げる。

ギャルゲー[編集]

アダルトアニメ[編集]

一般アニメ[編集]

一般ゲーム[編集]

漫画[編集]

小説[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ハーレムブレイド 〜The Greatest of All Time.〜』など。
  2. ^ Natural2 -DUO-』など。
  3. ^ 『ワーズ・ワース』など。
  4. ^ CERO倫理規定の「別表3 禁止表現」[2]により、直接的もしくは間接的な性行為や性器などの性的描写を家庭用ゲームで表現することは禁止されている。
  5. ^ 『卒業』シリーズなど。
  6. ^ 『そらのいろ、みずのいろ』など。
  7. ^ グループセックスシーンはDOS版のみに存在。なお、アダルトアニメ版は原作のハーレムエンドに相当するシナリオとなっているが、ハーレムエンド部分は通常のVHS/LD/DVDでは具体的に描かれず、後に発売されたDVD-BOXの特典映像でのみ描かれた。
  8. ^ ハーレムエンドが単なるハッピーエンドではなく、ベストエンドの扱いになっている。
  9. ^ リメイク版の『真・燐月』では、ルートごと削除されている。
  10. ^ a b ハッピーエンドではあるが、主人公の評価は最低とされる。
  11. ^ a b c d アダルトゲーム原作作品。原作にはハーレムエンドが存在しない。

出典[編集]

関連項目[編集]