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ネコノミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネコノミ
ネコノミ
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分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ノミ目(隠翅目) Siphonaptera
: ヒトノミ科 Pulicidae
: イヌノミ属 Ctenocephalides
: ネコノミ Ctenocephalides felis
学名
Ctenocephalides felis
(Bouché1835)
和名
猫蚤
英名
Cat flea

ネコノミ(学名:Ctenocephalides felis)とは、ノミ目(隠翅目)ヒトノミ科に属する昆虫である。

概要

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成虫の体長はオス約2 mmメス約3 mmになり[1][2]ネコなど恒温性小動物体毛外表皮に寄生し、口器を皮膚に刺して吸血する。飼育などで小動物と接触する機会があるヒトからも吸血する場合がある。特にネコに着くことが多いが、ネコだけでなく、イヌや、野生のアライグマにも寄生する[3] [4]

幼虫は体長2 mm程で芋虫形状であり完全変態をなす[5]羽化した成虫は、寄生する動物が通りかかるなどで近くに来るまで待機し、呼気中の二酸化炭素体温などで動物の気配を察知すると狙いをつけ、髙さ30 cmほど跳躍する[5]

成虫のメス1匹が1日に10個程の卵を産み[5]、生涯で凡そ1,000個に及ぶ。産卵は体表面にされ、ネコの生活する場所の地表に落ちる。幼虫は塵埃のなかにある虫の糞便フケのような有機物にして成長する[6]

また猫ひっかき病の要因となる細菌バルトネラ・ヘンセラ菌の保菌者であり、ネコの体表面に付着した本種糞便をグルーミング行動で舐めてしまうことから媒介することでも知られる。

脚注

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  1. ^ (害虫の種類)
  2. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ) & 小学館.
  3. ^ 山内健生・名古屋(小原)真弓・渡辺 護・稲崎倫子・滝澤剛則 (2014) 富山県における愛玩動物寄生のマダニ類とノミ類,およびマダニ類から検出されたリケッチア. ペストロジー, 29(1): 7-12.https://www.jstage.jst.go.jp/article/pestology/29/1/29_KJ00009327525/_article/-char/ja/
  4. ^ 山内健生・高野 愛・姉崎智子 (2016) 群馬県のアライグマとツキノワグマから採取されたノミ類. 群馬県立自然史博物館研究報告, 20: 181-182. https://www.gmnh.pref.gunma.jp/wp-content/uploads/bulletin20_17.pdf
  5. ^ a b c 桜井 2014.
  6. ^ 豊島区保健福祉部生活衛生課.

参考文献

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  • 桜井, 富士朗 (2014年5月24日). “生きものがたり:初夏にかけ活性化するネコノミ 犬や人もご用心”. 日経新聞. https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2002B_Q4A520C1000000/ {{cite news}}: CS1メンテナンス: ref=harv (カテゴリ)
  • 豊島区保健福祉部生活衛生課. “ネコノミ”. 豊島区. 2017年7月3日閲覧。
  • 日本大百科全書(ニッポニカ). “害虫 がいちゅう”. コトバンク. 2017年11月6日閲覧。

外部リンク

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