ネコジャラ物語

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ネコジャラ物語
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ゲームボーイ[GB]
携帯電話ゲーム
ニンテンドー3DSバーチャルコンソール[VC]
発売元 KEMCO
人数 1人
発売日 [GB]1990年12月14日
[アプリ]2010年9月17日
[VC]2012年7月25日[1]
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ネコジャラ物語』(ネコジャラものがたり)は、1990年12月14日ゲームボーイ用ソフトとしてKEMCOから発売されたロールプレイングゲームである。2010年9月17日には、マップ機能が追加された携帯電話ゲームが配信された[2]

概要[編集]

ネコの世界を舞台としたロールプレイングゲームである本作は、ネコにされた主人公が王家の家宝を取り返し人間に戻るために、ネコの国を冒険する内容となっており、擬人化されたネコ達や動物と共にネコ目線でゲームが進む[1][3]。基本システムは同社『セレクション 選ばれし者』を踏襲しており[4]アドベンチャーゲームのような画面で「みる」、「はなす」、「たたく」といったコマンドを使いながらゲームを進めていく。移動は3Dマップで構成されたフィールド上を進みたい方向に矢印を合わせて進み、フィールド上の●(黒丸)と重なると雑魚敵との戦闘になる。戦闘を行うメンバーは主人公1人で、武器による攻撃、魔法、アイテムを駆使して戦う。主人公のHPが0になるとこばん(所持金)が0になった上で執事の所から再スタートとなる。その他、「戦闘中、敵が異種族同士だと同士討ちをする事がある」、「雑魚敵との戦闘中、他の雑魚敵が乱入してくる事がある」といった事も『セレクション』と共通している。また、各所で手に入る福引カード(ハートマークが2つ付いているカード)を使う事で、特定の場所で福引をする事が出来る。福引では通常は手に入らない、もしくは手に入りにくい様々なアイテムや装備品が手に入る。ゲームの進行状況は執事の所でセーブする事が出来る。なお、セーブファイルは1つのみ。

ネコポン[編集]

本作のオリジナル要素であり、ネコの世界でのストレスを表す[4]。画面中に数値で表示され、低すぎる場合(0~29%)は攻撃力、防御力、すばやさが半分から4分の3程度まで下がり、逆に高すぎる場合(80~100%)は「まほう」、「もちもの」といったコマンドを移動中や戦闘中に使う事が出来なくなる。ネコポンは移動中に無生物へ話しかける、関係無いものを叩くなどの無意味な行動をしたり、戦闘中に攻撃が外れるなどすると溜まり、逆にアイテムを入手する、キャラクターを叩く(一部例外あり)などすると減る。ネコポンがある程度まで高いと会心の一撃が出やすくなるほか、一定確率で強力な必殺技が発動する事がある。ただし、必殺技が発動するとネコポンは0になってしまう。

ストーリー[編集]

ある朝、主人公は目覚めると猫へとなっていた。そして目の前には2匹の猫。

猫の国「キャットランド」の国王で、キングと名乗る猫は、主人公に王家の家宝が盗まれた事、その家宝を主人公に取り戻して欲しい事、そして人間へと戻る薬は自分が持っている事を告げると、立ち去ってしまう。主人公は執事猫から事情を聞き、家宝を、そしてそれを取り返すために必要なトライアングルと呼ばれる3つの武器・防具を手に入れるため、しかたなく冒険へと出かける事となる。

しかしそれとは別に、キャットランドの城「ゴロニャン城」では、また他の事件が起ころうとしていた。

主な登場キャラクター[編集]

ここで述べる者以外にも、登場するほぼ全てのネコが固有の名前を持っている。

主人公 (デフォルトネーム:マーク)
本作の主人公。キングによってネコにされ、人間に戻るために王家の家宝を探し出す事となる。通常攻撃だけでなく魔法も使う事が出来る。
キング
ネコの国、キャットランドの国王。王家の家宝を取り戻してもらうため、主人公をネコにする。
ミュウ
キャットランドの王女。ストーリー後半、ゴロニャン城に閉じ込められる事となる。
しつじ
キングに仕える執事のネコ。パワーボールによるHP、MPの回復や、セーブボールによるデータのセーブを行ってくれる。また、ゲームの進行状況に応じて様々な情報を主人公に伝える。
ニャームスポンド
情報局に所属するネコ。しつじと同じくゲームの進行状況に応じて様々な情報を主人公に伝える。「イキなサングラス」がトレードマーク。
トラさん
トラさんショップで商売をしているトラネコ。こばんを支払う事で様々な商品を売ってくれる。なお、福引所のネコも同じ容姿をしている。
ほらふきじじい
森の東にあるほら穴に住む老ネコ。問いかけに対し正しい受け答えをすると「ボロボロのつめ」を貰う事が出来る。
アサシオ
道に座ってとうせんぼしているネコ。主人公曰く「銅像漬物石になるしか役に立ちそうにない」。
ツメとぎし
「まねきのみずうみ」にある「コトブキおんせん」で出会うネコ。貰った「ボロボロのつめ」を磨いてくれる。
うらないオババ
「いわば」に住む老婆のネコ。有料で占いをしてくれる。
ちょうろう
白い毛と赤い目を特徴とする地底ネコ達の長老。幻の花イリュージョンを咲かせる事を条件に、トライアングルのひとつ「ライオンのキバ」を譲ってくれる。
ガリレオ
地底ネコの1匹。本を抱え賢そうな外見をしている。地底にある「まねっこいけ」の水を引かせる方法を主人公に教えてくれる。
シャモン
ネコの修行僧[5]。主人公に「ペロのながぐつ」を渡してくれる。
ゼウス
「シバレルカちほう」に住むネコ神様。化けネコに天使の輪を盗まれ、それを取り返すよう主人公に命令する。妻のアフロデーテとは現在、別居している。
アフロデーテ
ゼウスの妻である太ったネコ。ゼウスと夫婦喧嘩し、現在は家出している。トライアングルのひとつ「トラのケガワ」を持っている。
ネコパパ
ゴロニャン城で門番をしているネコ。妻子持ち。「まねきのみずうみ」に時々流れてくるスイカが大好物。
マイク
ゴロニャン城で兵士をしているネコ。ミケという妹がいる。
ブラックマチャ
ゴロニャン城の池の主である怪物。池に「てつのおの」を投げ込むと姿を現し、正しい受け答えをすると「きんのおの」を貰う事ができる。
イヌだいおう
ストーリー後半、ゴロニャン城を乗っ取るイヌ族の王。「ねこめいし」を探している。

舞台[編集]

ふしぎなもり
ゲームの開始地点。「つきのみえるおか」、「カツブシがはら」、「きになるき」といった場所がある。
ニャンタラやま
「ふしぎなもり」の北にあるツメとぎしの住む山。「トラさんショップ」、「つけものや」がある。
まねきのみずうみ
「ニャンタラやま」の入り口のすぐ近くにある。湖底には「コトブキおんせん」がある。
いわば
「ふしぎなもり」の近くにある「ニボシがわ」を渡った先にある岩場。うらないオババが住んでいる。
やみのどうくつ
「カツブシがはら」から行ける洞窟。「ちてい」へと繋がっている。
ちてい
「やみのどうくつ」を抜けた先に広がる地底空間。地底ネコ達が住んでおり、奥には「まねっこいけ」がある。
たからのどうくつ
「ちてい」の奥に存在する洞窟。大量の宝箱が置いてある。
シバレルカちほう
キャットランドの北にある一年中氷に覆われた地方。「ペロのながぐつ」無しで進入すると即死してしまう。
ようかいどおり
「シバレルカちほう」の奥にある。化けネコが多数住んでおり、出してくるクイズに正解するまで道をとうせんぼしてくる。
ゆきのどうくつ
「シバレルカちほう」にある洞窟。アフロデーテはここに隠れている。
ゴロニャンじょう
キャットランドの城。ストーリー後半、イヌだいおうに乗っ取られる。地下には「まやかしのめいろ」が広がる。

作中用語[編集]

トライアングル
キャットランドに伝わる最強の武器・防具。それぞれ「ヒョウのツメ」、「ライオンのキバ」、「トラのケガワ」の3つ。ストーリー序盤はこれらを集める事が目的となる。
イリュージョン
「ちてい」にある花。幻の花と呼ばれており、これを咲かせる事が地底ネコ達の悲願となっている。花の蜜は目が覚めるほど美味しいらしい。
ねこめいし
キャットランドの王家に伝わる石。邪悪なる者の真実の姿を暴く力を持つ。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b ゲームボーイ懐かしのRPG『ネコジャラ物語』来週バーチャルコンソールで配信”. インサイド (2012年7月18日). 2020年5月24日閲覧。
  2. ^ ケータイアプリ版公式サイトの紹介文より
  3. ^ 前田尋之監修 『ゲームボーイ パーフェクトカタログ』 ジーウォーク、2018年11月29日、50頁。ISBN 978-4-86297-822-6
  4. ^ a b レトロゲーム愛好会編 『ゲームボーイ コンプリートガイド』 主婦の友インフォス、2019年8月20日、33頁。ISBN 978-4-07-433615-9
  5. ^ 作中のニャームスポンドの発言より。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]