ドバイメトロ

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ドバイメトロ
مترو دبي
Metro Dubai 2.JPG
基礎情報
所在地 ドバイ
種別 地下鉄
路線数 営業中:2
計画中:3
駅数 営業中:43
未開業:4
運営
開業日 2009年9月9日
仕様
路線総延長 74.6km
軌間 1435mm(標準軌
電化 直流750V第三軌条式
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ドバイメトロ(英語:Dubai Metroアラビア語: مترو دبي)は、アラブ首長国連邦ドバイ鉄道。ドバイ政府道路交通局が管理する都市鉄道である。自動運転で運行している[1]

概要[編集]

Metro Dubai 002.jpg
Metro Dubai 003.jpg

三菱商事三菱重工業大林組鹿島建設トルコのYapi Merkezi社の計5企業によるジョイントベンチャーにより受注された。シーメンスアルストムボンバルディアの各グループを斥けての受注であった。当初の計画での総予算は3000億円であったが、度重なる計画変更により最終的には7200億円にも達すると報道された。ドバイ政府道路輸送局の総裁は「路線の延伸や駅の増設、デザインの変更などが原因」であると述べており、日本の施工側にも負担が求められる可能性があると報道されていた[2]

車両・設備[編集]

走行試験中のレッド・ライン
ゴールドクラス車両内
一般車両の車内

車両は近畿車輛製、18m車両の5両編成である。2008年3月、最初の2編成がドバイに到着した。

車両先頭部は都市鉄道としては珍しい流線型を採用しており、駅構内や車内の案内は全てアラビア語英語で表示される。集電は第三軌条方式。非接触式ICカード乗車券Nol Card」に対応した自動改札を備える。

また、端の1両は日本のグリーン車に相当する「ゴールドクラス」と、女性子供専用(朝夕のみ)となっている。 端の1両は2つドアであり他は3つドアである。車内はクーラーがかかっており快適である。 車両頭部は運転席が付いていないために前展望が楽しめる。 路線に関係なく車両は共通である。

路線[編集]

レッド・ライン[編集]

Metro Dubai 001.jpg
Dubai Metro (7).JPG

この路線の女性専用車は1日中ある。

グリーン・ライン[編集]

  • 2011年9月9日開業(当面は未開業駅2駅を除く18駅で営業運転を行う)
  • 全長約22.5km(地下区間7.9km)、全22駅
  • ドバイクリークの近くにあるクリーク駅とドバイ国際空港付近にあるエティサラット駅の間を、ドバイの市街地を経由して結ぶ。
  • 2009年9月に開業したレッドラインと2駅で接続し、ドバイの都心部を網羅することとなる。

計画中の路線[編集]

  • パープルライン
    • 計画中、全長49km。2012年までの開業を目指していたが、2011年に計画の中止が提案された。
    • ドバイ国際空港とアール・マクトゥーム国際空港を高速道路E44号線沿いに結ぶ。全8駅のうち3駅でチェックインが可能になる予定。2つの空港を直結するのが主な役割であるが、空港と都市との連絡機能も持たせる予定。
  • ブルーライン
    • 計画中、全長47km。2012年までの開業を目指していたが、景気後退の影響で2014年に先送りとなったが、2014年時点での建設着手はされていない。
    • ドバイ国際空港とジュベル・アリ国際空港をエミレーツ・ロード沿いに結ぶ。
  • イエロー・ライン
    • 計画中。

運賃[編集]

Tiers ゾーン数
Tier 1 1ゾーン内でののみでの利用、隣接する別ゾーン境界駅までの利用。
Tier 2 隣接する2ゾーン内での利用
Tier 3 3つのゾーンにまたがっての利用
  • シルバーカード・ブルーカード(T1:3AED、T2:5AED、T3:7.5AED)
  • レッドカード(T1:4AED、T2:6AED、T3:8.5AED)
  • ゴールドカード(T1:6AED、T2:10AED、T3:15AED)

運賃はゾーン制となっており、全てノルカード(nol Card)というICカードでの乗車となる。運賃が最も安いシルバーカードでは1ゾーン内、あるいは隣接するゾーンの境界駅までのみ利用(T1)が3AED、隣接する2ゾーンにまたがっての利用(T2)が5AED、3つ以上のゾーンにまたがっての利用(T3)が7.5AEDとなっている。しかし、シルバカードでは7.5AED以上の金額をチャージしていないと、改札に入ることができない他、初期費用として25AEDが必要である。ゴールドクラスの運賃はシルバカードの2倍である。また、一時滞在者・旅行者向けのレッドカードは発行料は2AEDと安いが、運賃は4~8.5AEDと割高だが、最低運賃から利用でき、一日乗車券としても利用可能である。しかし、他の乗車券ではできるバス・トラムなどへの制限時間内での乗り継ぎ利用はできず10回分しかチャージができない。上記のほかに個人情報が入ったブルーカードでは一週間乗車券、一か月乗車券、1年乗車券として乗ることも可能である。乗車時にこれらのICカードを一定料金分をチャージする必要があるが、自動券売機よりも窓口でチャージする方が容易であるため、窓口が混雑する場合が多い。また、老人、子供、学生などは割引料金で利用可能である。

利用方法[編集]

改札、乗降に関しては世界各地の地下鉄と大きく変わらないが、ルールが厳格である。駅と車両内での飲食は一切厳禁であり、居眠りも禁止されている。もし見つかった場合は高額の罰金を払わないといけない。

脚注[編集]

  1. ^ http://www.obayashi.co.jp/chronicle/works/d211.html
  2. ^ ドバイ鉄道建設費、計画を3000億円上回る 日本連合に損失も[リンク切れ]』 日経ネット 2009年8月30日配信

外部リンク[編集]