テラビット・イーサネット

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テラビット・イーサネットは、コンピュータ・システム同士を結ぶ通信規格イーサネット100 Gbit/sを超えることを目指す規格。200ギガビット・イーサネット(200G、200GbE)および400ギガビット・イーサネット(400G、400GbE)規格は、IEEE P802.3bsタスクフォースによって開発され、100ギガビット・イーサネットとほぼ同じ技術を使用して2017年12月6日に承認された[1][2][3][4] 。2016年にはすでに200Gと400G用の独自のソリューションが提供されている。

400ギガビット/秒を超えるIEEE技術ロードマップは存在しないが、シングルレーン100GbEリンクが利用可能になると、800GbEに倍増する[5]。この技術は、より大きなレーンバンドルを可能にする可能性があり、10または16レーンの1TbEまたは1.6TbEリンクを提供する可能性があるが[6]、倍の800GbE化されるには、シングルレーン100GbEリンクが可能になった時である。この技術がより大きなレーンバンドルを提供できるようになると、1TbEや1.6TbEが10または16のレーンリンクを使って実現できることになる[7][8]

歴史[編集]

FacebookGoogleをはじめとする企業は、TbEの必要性を表明してきた[9]。400 Gbit/sの速度は現在の技術で実現可能だが、1 Tbit/s(1000 Gbit/s)の実現には新しい技術が必要になる可能性がある[10][11]。そのため、2016年1月に行われたIEEE Industry Connections Higher Speed Ethernet Consensusグループのミーティングでは、次世代の目標として400 GbEが選ばれた[10]。2016年1月に、200GbEの追加目標が追加された。

カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)は、Agilent Technologies、Google、IntelRockwell CollinsVerizon Communicationsの支援を受けて、次世代Ethernetの研究を支援している[12]

2016年はじめの時点で、CiscoやJuniperなどの主要な製造者から発売されているシャーシ/モジュラーベースのコアルータプラットフォームが、スロットあたり400 Gbit/s full duplexのデータレートをサポートしている。現在は、1、2、4ポートの100GbEおよび1ポートの400GbEのラインカード英語版が利用できる。2019年はじめの時点では、802.3cd標準の批准により、200GbEのラインカードが利用できるようになった[13][14]

200G EthernetはPAM4 signalingを利用しており、これによりクロックサイクルあたり2ビットの転送が可能だが、実装コストが高くなる[15]

参考文献[編集]

  1. ^ Network boffins say Terabit Ethernet is TOO FAST: Sticking to 400Gb for now”. 2017年12月14日閲覧。
  2. ^ On-board optics: beyond pluggables
  3. ^ [STDS-802-3-400G IEEE P802.3bs Approved!]”. IEEE 802.3bs Task Force. 2017年12月14日閲覧。
  4. ^ High-Speed Transmission Update: 200G/400G”. 2017年12月14日閲覧。
  5. ^ 25 Gigabit Ethernet Consortium Rebrands to Ethernet Technology Consortium; Announces 800 Gigabit Ethernet (GbE) Specification - Ethernet Technology Consortium” (英語). 2021年3月2日閲覧。
  6. ^ Recent trends in next generation terabit Ethernet and gigabit wireless local area network”. IEEE. 2017年12月14日閲覧。
  7. ^ Jim O'Reilly. “Ethernet Roadmap: A Raft Of New Speeds”. NETWORKComputing.com. 2017年12月14日閲覧。
  8. ^ The 2016 Ethernet Roadmap”. ethernetalliance.org. 2017年12月14日閲覧。
  9. ^ Feldman, Michael (2010年2月3日). “Facebook Dreams of Terabit Ethernet”. HPCwire. Tabor Communications, Inc.. 2020年9月15日閲覧。
  10. ^ a b Network boffins say Terabit Ethernet is TOO FAST: Sticking to 400Gb for now”. 2020年12月2日閲覧。
  11. ^ Matsumoto, Craig (2010年3月5日). “Dare We Aim for Terabit Ethernet?”. Light Reading. UBM TechWeb. 2020年12月2日閲覧。
  12. ^ Craig Matsumoto (2010年10月26日). “The Terabit Ethernet Chase Begins”. Light Reading. 2011年12月15日閲覧。
  13. ^ Cisco 4 x 100 Gbit/s interface”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  14. ^ Alcatel-Lucent boosts operator capacity to deliver big data and video over existing networks with launch of 400G IP router interface”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  15. ^ Smith, Ryan. “Micron Spills on GDDR6X: PAM4 Signaling For Higher Rates, Coming to NVIDIA’s RTX 3090”. www.anandtech.com. 2020年12月2日閲覧。

外部リンク[編集]