タホ (料理)

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ブラカン州のタホ売りが売っているタホ
バリワグ市英語版のタホ売り(2020年)

タホタガログ語: taho)は、フィリピンの伝統的なスイーツ[1]

概要[編集]

「タホ」はタガログ語で「豆腐」を表す語でもある[2]

温かい豆腐[注 1]黒糖のシロップをかけて、サゴ[注 2]をトッピングした料理である[2][3][4]。フィリピンではタホの売り歩きが行われており、タホ売りは「タホー」と声を挙げながら歩いている[3]

フィリピンでは朝食としても人気が高く[1]マニラ首都圏ではタホの専門店もある[5]

ストローを用いたり、カップに口を付けて飲み物のように食するのがフィリピンでは一般的である[4][5]

豆腐を用いたヘルシーなスイーツとして注目を集めており、本来は温かいタホを冷たくして提供する、黒蜜以外のシロップをかける、豆腐自体にフレーバーや色を付けるといったアレンジが人気を呼んでいる[5]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 日本の豆腐と違い、にがりではなくゼラチン豆乳を固めた食材[2]
  2. ^ サゴヤシから採れる食用デンプン、フィリピン風タピオカとも[3]

出典[編集]

  1. ^ a b タホ”. フィリピン政府観光省. フィリピン料理レシピ. 2023年10月13日閲覧。
  2. ^ a b c 吾妻聖子 (2019年12月29日). “2020年に流行確実!とろける黒蜜お豆腐スイーツ「タホ」”. ESSEonline. 2023年10月13日閲覧。
  3. ^ a b c shizuka (2020年5月26日). “フィリピン発!とろける豆腐スイーツ・タホのレシピ”. cotta. 2023年10月13日閲覧。
  4. ^ a b フィリピン生まれの飲むスイーツ「TAHO-タホ-」 山の上のお豆腐屋さんに登場! ~美と健康をプロデュースする愛しとーとの五ケ山豆腐で新感覚の豆腐スイーツを販売~』(プレスリリース)愛しとーと、2022年4月21日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000054826.html2023年10月13日閲覧 
  5. ^ a b c 福田美智子 (2020年9月10日). “(前編)フィリピン発 庶民のおやつが進化系スイーツに”. ぐるなびPRO. 2023年10月13日閲覧。

外部リンク[編集]