セバスチャン・サルガド

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ルーラ大統領に写真集を手渡すサルガド(左)

セバスチャン・サルガド(Sebastião Salgado, 1944年2月8日 - )は、ブラジル、ミナスジェライス州出身の写真家。ドキュメンタリー写真・報道写真の分野で活動する。セバスティアン・サルガードと記載されることもある。

経歴[編集]

サンパウロ大学の経済学修士課程を卒業後、エコノミストとして国際コーヒー機構(International Coffee Organization)に勤務。世界銀行のミッションでアフリカを旅し、1973年より本格的に写真家としてスタート。当初はドキュメンタリーよりもニュースのアサインメントを主とした。

アジア、アフリカ、ラテン・アメリカなどの発展途上国を回り、貧困、飢餓、過酷な労働、難民、内戦などを写し取った作品を多く制作する。

1982年には、ラテン・アメリカのシリーズにより、ユージン・スミス賞を受賞。

1979年からマグナム・フォトに所属。しかし、1994年にはマグナムから離れ、現在は所属していない(マグナム・フォト写真家一覧)。

2003年より渋谷にある日本写真芸術専門学校の名誉顧問に就任する。同学校のフォトフィールドワークコースではサルガドのワークショップも実施している。 2004-2011 「ジェネシス」(創世紀)というプロジェクトに取り組む。

2014年、サルガドに焦点を当てたドキュメンタリー映画が完成し、2015年に日本でも『セバスチャン・サルガド---地球へのラブレター』(英文題名:The Salt of the Earth)として上映。

日本での展覧会[編集]

東京国立近代美術館東京都写真美術館、Bunkamuraザ・ミュージアムなど多数ある。

文献[編集]

上記展覧会の各展覧会カタログのほか、多数。例えば、

  • 『Sahel』(写真集、1986年):洋書
  • 『Other Americas』(写真集、1986年):洋書「もう1つのアメリカ」(ラテン・アメリカを撮影した作品集)
  • 『セバスティアン・サルガード写真集 人間の大地 労働』(今福龍太訳・1994年・岩波書店)
  • 『Sebastião Salgado.Genesis』(TASCHEN、2013年):洋書

外部リンク[編集]