スリランカ自由党

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
スリランカの旗 スリランカの政党
スリランカ自由党
ශ්‍රී ලංකා නිදහස් පක්ෂය
(Sri Lanka Nidahas Pakshaya)
இலங்கை சுதந்திரக் கட்சி
Sri Lanka Freedom Party
Slfp23.png
党首 マイトリーパーラ・シリセーナ
成立年月日 1951年9月2日 (1951-09-02)統一国民党より分離)
本部所在地 307 T. B. Jayah Mawatha, Colombo 10
国会
80 / 225   (36%)
(2015年)
政治的思想・立場 中道左派
民主社会主義
シンハラ仏教ナショナリズム英語版[1][2]
左翼ナショナリズム
統一人民自由同盟
機関紙 Singhale、Dinakara
シンボル
テンプレートを表示

スリランカ自由党(スリランカじゆうとう、シンハラ語: ශ්‍රී ලංකා නිදහස් පක්ෂය Sri Lanka Nidahas Pakshayaタミル語: இலங்கை சுதந்திரக் கட்சி: Sri Lanka Freedom Party)は、スリランカ政党

概要[編集]

1951年ソロモン・バンダラナイケによって結成。1956年に初めて政権を握り、以来二大政党の一つとなった。ソロモンの暗殺後、妻のシリマヴォ・バンダラナイケを世界初の女性首相として輩出、娘のチャンドリカ・クマーラトゥンガ首相を経て大統領となった。このように長いあいだ「バンダラナイケ家の党」という性格が濃厚であった。

スリランカ自由党は当初マルクス主義政党であったが、1970年代以降は社会民主主義非同盟主義を主張し、各国の社会主義政党と強固な関係を持つ(ただし社会主義インターナショナルには加盟していない)。イラクバアス党とは同盟があった。

またシンハラ仏教ナショナリズム英語版の政党という側面もあり、共産党社会主義平等党連立政権を組むなかでシンハラ・オンリー政策を推進、仏教上座部仏教)を準国教化するなどしたため、スリランカにおいては少数民族であったタミル人ヒンドゥー教徒が中心)の憤激を呼び、独自の国家タミル・イーラム分離独立要求にまで至り、最終的には泥沼のスリランカ内戦を招いてしまった。いっぽうシンハラナショナリズムは極左的な形でも噴出し、毛沢東主義的なスリランカ人民解放戦線との内戦も招いた。

2004年の総選挙で政党連合統一人民自由同盟」を主導し、同連合は225議席中105議席を獲得した(和平に応じたスリランカ人民解放戦線もこれに参加し、連合内第2勢力となって与党入りした)。2005年11月の大統領選挙では、同党からマヒンダ・ラージャパクサを当選させた(ラージャパクサは党内でクマーラトゥンガを破っての選出だったため、同党の「バンダラナイケ家の党」という性格も薄まった)。ラージャパクサ政権は、2009年タミル・イーラム解放のトラを殲滅し内戦に勝利した業績をひっさげ、2010年に解散総選挙に踏み切った。その結果、連合全体で225議席中144議席と大勝し、その後与党に鞍替えした議員を含め161議席を占めた。

2015年の大統領選挙では、幹事長であったマイトリーパーラ・シリセーナが離反し、党首であったラージャパクサを打ち破った。シリセーナは大統領選において野党統一候補として戦ったが、選挙後は自由党の自党から大統領に選出された者を無条件で党首に任命するとの規定に基づき、党首に就任している[3]。その後はシリセーナ派とラージャパクサ派の分裂状態にあり、野党として臨んだ8月の国会選挙では49議席を失う大敗を喫した[4]

脚注[編集]

  1. ^ de Silva, Nalin (2011年3月22日). “Sri Lanka is neither Egypt nor Libya”. The Island. http://www.island.lk/index.php?page_cat=article-details&page=article-details&code_title=21270 
  2. ^ “Sri Lanka: The ethnic divide”. BBCニュース. (2000年5月16日). http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/south_asia/514577.stm 
  3. ^ スリランカ内政・外交(2015年1月)”. 当国情勢. 在スリランカ日本大使館 (2015年1月20日). 2015年5月9日閲覧。
  4. ^ スリランカ議会選挙、与党陣営勝利 中国依存修正など継続へ”. 日本経済新聞 (2015年8月18日). 2015年8月31日閲覧。