マイトリーパーラ・シリセーナ
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| マイトリーパーラ・シリセーナ මෛත්රිපාල සිරිසේන மைத்திரிபால சிறிசேன Maithripala Sirisena | |
| 任期 | 2015年1月9日 – |
|---|---|
| 首相 | ラニル・ウィクラマシンハ |
| 出生 | 1951年9月3日(67歳) |
| 政党 | スリランカ自由党 (SLFP) (1968–) スリランカ共産党 (CPSL) (-1968) |
| 配偶者 | Jayanthi Pushpa Kumari |
| 署名 | |
マイトリーパーラ・シリセーナ(英語: Pallewatte Gamaralalage Maithripala Yapa Sirisena (発音 [pallewat̪t̪ə ɡaməraːləlaːɡeː majt̪ɾiːpaːlə jaːpaː siɾiseːnə]; Maithripala Sirisena, シンハラ語: මෛත්රිපාල සිරිසේන, タミル語: மைத்திரிபால சிறிசேன, 1951年9月3日 - )は、スリランカの政治家。第7代大統領である。
日本語での表記としては、外務省が用いているシンハラ語読みに近いマイトリーパーラ・シリセーナ[1]以外に、長音が省かれたマイトリパラ・シリセナなどが用いられている。
経歴[編集]
シリセーナはスリランカ北中部州の政治家(ただし出身は西部州)であり、同州から初めて選出された大統領である。元々はスリランカ共産党の活動家だった[2]。また、農学者であり、歴代の大統領で多々見られたような、スリランカの政治エリート層の出身ではない[2]。
1989年に国会議員から初当選し、1994年以降は諸大臣を歴任している[3]。シリセーナは2015年の大統領選において野党統一候補として出馬するが、その直前までは前大統領マヒンダ・ラージャパクサの下、与党スリランカ自由党 (SLFP) の幹事長かつ保健大臣として政権を支える側にあった[4][5]。大統領選は、事前の予測では3選を目指すラージャパクサ陣営の優勢が予想されており、シリセーナの勝利は予想外のものとなった。この勝利は、多数派シンハラ人の中でも農村など地方の有権者と、ラージャパクサ政権により内戦後の社会から疎外されていた少数派のタミル人やイスラム教徒の票によるものだとみられており、シリセーナ陣営が支持されたという以上に反ラージャパクサという意味合いが強いものであった[2][6][7][8][9]。
大統領[編集]
シリセーナは大統領就任後、100-day reform program と呼ばれる改革案を掲げており、選挙から100日で前政権で強まった大統領権限を見直す改革を行うとともに、汚職問題や内戦末期の戦争犯罪の調査を進めるとした。首相には、統一国民党 (UNP) の党首であるラニル・ウィクラマシンハを任命した[10][11][12]。なおシリセーナ自身は引き続きSLFPに留まり、大統領を党首とする同党の規定に基づきSLFP党首に就任した。
2015年8月にはスリランカ議会選挙も実施され、シリセーナを支持するUNPが勝利、第1党となり[13]、大統領就任以来進めてきた政策が評価される形となった。
しかし、シリセーナとウィクラマシンハは次第に経済政策などを巡り対立するようになり、さらにシリセーナが再選を目指さないとした約束を反故したことで、次期大統領を目指すウィクラマシンハとの関係が悪化。2018年10月26日には、ウィクラマシンハを首相から解任し、後任に前大統領のマヒンダ・ラージャパクサを任命した。ただし、2015年の憲法改正により大統領の首相解任権が失われているため、ウィクラマシンハ側はこの首相交代を認めない意向を示した[14]。10月29日にはラージャパクサに財務大臣を兼任させるといった一部閣僚の指名を行っている[15]。結局、シリセーナは多数派工作に失敗したため11月9日に国会を解散し、2019年1月5日の総選挙で信を問うこととなった[16]。しかし、国会解散の大統領令は最高裁によって12月7日まで差し止められ、11月16日の国会でラージャパクサ政権に対する不信任決議が可決された[17][18][19]。12月15日、最高裁はシリセーナの議会解散とウィクラマシンハを首相から解任したことは違憲との判断を下し[20]、同日にラージャパクサは首相を辞任すると表明[21]。12月16日にウィクラマシンハを首相として再び任命した[22]。
政策[編集]
前任大統領のマヒンダ・ラージャパクサは親中派であり[23]、中国への依存が強かった[24]が、シリセーナは大統領就任後、過度の中国依存を修正する政策を進めており[25]、「全方位外交」の方針を採っている[26][27]。しかし、中国にハンバントタ港を99年間貸与する政策に否定的な閣僚は解任するといったことも行ってる[28]。
脚注[編集]
- ^ “マイトリーパーラ・シリセーナ・スリランカ大統領略歴”. 外務省 (2015年1月19日). 2015年1月24日閲覧。
- ^ a b c Burke, Jason (2015年1月9日). “Sri Lanka election result: Who is new President Maithripala Sirisena?”. ガーディアン
- ^ “All you need to know about Maithripala Sirisena”. The Hindu. (2015年1月9日)
- ^ “Central & South Asia Sri Lanka minister to challenge president”. アルジャジーラ. (2014年11月21日)
- ^ “Maithiripala Sirisena of SLFP emerges as common opposition candidate contesting Rajapaksa”. TamilNet. (2014年11月21日)
- ^ “Sirisena Calls for Peace After Surprise Sri Lanka Victory”. Bloomberg News. (2015年1月9日)
- ^ Crabtree, James (2015年1月9日). “Maithripala Sirisena faces task of repairing Sri Lanka’s image”. フィナンシャル・タイムズ
- ^ Burke, Jason; Perera, Amantha (2015年1月10日). “Sri Lanka’s new president promises ‘no more abductions, no more censorship’”. ガーディアン
- ^ “Sri Lanka's life after Rajapaksa”. BBC News. BBC. 2015年1月14日閲覧。
- ^ Bastians, Dharisha (2014年11月22日). “No Maithri for Mahinda”. Daily FT
- ^ Mallawarachi, Bharatha (2014年11月21日). “Sri Lanka leader to face health minister in polls”. サンフランシスコ・クロニクル. AP通信
- ^ Srinivasan, Meera (2014年11月22日). “Chandrika returns to politics”. The Hindu
- ^ “スリランカ:議会選、与党が勝利 大統領「脱中国」維持”. 毎日新聞. (2015年8月19日) 2015年8月31日閲覧。
- ^ “スリランカで憲政の危機、大統領が首相を解任 前大統領が新首相に” (日本語). AFP通信. (2018年10月27日) 2018年10月27日閲覧。
- ^ “Mahinda Rajapaksa assumes charge as new Sri Lankan Prime Minister”. The Financial Express. (2018年10月29日) 2018年10月30日閲覧。
- ^ “Court challenge after Sri Lankan president dissolves parliament”. The Guardian. ガーディアン. (2018年11月10日) 2018年11月11日閲覧。
- ^ Sri Lanka Supreme Court orders stay of parliament dissolution until Dec 7 Bdnews24.com 2018年11月14日配信 2018年11月15日閲覧。
- ^ “政治混乱続くスリランカ、議会が内閣不信任案可決”. AFPBB News. フランス通信社. (2018年11月14日) 2018年11月15日閲覧。
- ^ “Sri Lanka president rejects no-confidence on disputed PM”. The Washington Post. ワシントン・ポスト. (2018年11月16日) 2018年11月17日閲覧。
- ^ “スリランカの首相が辞任 大統領任命の親中派”. 産経新聞. (2018年12月16日) 2018年12月16日閲覧。
- ^ “ラジャパクサ氏が首相辞任=ウィクラマシンハ氏再登板も-スリランカ”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2018年12月15日) 2018年12月15日閲覧。
- ^ “ウィクラマシンハ氏、首相復帰=混乱1カ月半、正常化に期待-スリランカ”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2018年12月16日) 2018年12月17日閲覧。
- ^ “スリランカ、親中政策見直し 外相「日印など全方位外交」”. 日本経済新聞. (2015年6月19日) 2015年8月31日閲覧。
- ^ “スリランカのラジャパクサ前大統領、復権目指し議会選に出馬、首相目指す”. 産経ニュース. (2015年7月1日) 2015年8月31日閲覧。
- ^ “スリランカ議会選挙、与党陣営勝利 中国依存修正など継続へ”. 日本経済新聞. (2015年8月19日) 2015年8月31日閲覧。
- ^ “スリランカ議会解散 8月選挙、前大統領出馬か”. 産経ニュース. (2015年6月27日) 2015年8月31日閲覧。
- ^ “スリランカ、全方位外交加速へ 議会選で与党が勢力拡大”. 日本経済新聞. (2015年8月20日) 2015年8月31日閲覧。
- ^ “スリランカ、法相を解任=中国への港貸与批判”. 時事通信. (2017年8月23日) 2017年8月25日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式
- www
.maithripala .com - 個人 (英語) - president
.gov .lk - スリランカ大統領 (英語)
- その他
- votemaithripala
.com – 大統領選キャンペーンサイト (英語) - 外務省 - マイトリーパーラ・シリセーナ・スリランカ大統領略歴
| 公職 | ||
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| 先代: マヒンダ・ラージャパクサ |
スリランカ大統領 2015– |
現職 |
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