ジュノ・ディアズ

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ジュノ・ディアス
Junot Díaz
誕生 (1968-12-31) 1968年12月31日(55歳)
ドミニカ共和国の旗ドミニカ共和国サントドミンゴ
職業 小説家、教員
国籍 アメリカ合衆国の旗アメリカ合衆国
ドミニカ共和国の旗ドミニカ共和国
活動期間 1995年 - 現在
主な受賞歴 全米批評家協会賞(2007)
ピューリッツァー賞(2008)
オー・ヘンリー賞(2009)
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ジュノ・ディアス(Junot Díaz、1968年12月31日 – )は、ドミニカ共和国生まれのアメリカ合衆国小説家である。マサチューセッツ工科大学教授。

経歴[編集]

1968年ドミニカ共和国生まれ。6歳のときに家族で渡米。父親が失踪、兄は白血病を患い、窮乏状態の中で育つ。

ラトガーズ大学、コーネル大学大学院で文学と創作を学び、デビュー短篇集『ハイウェイとゴミ溜め』(1996)で高い評価を受ける。

初長篇『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(2007)は全米批評家協会賞およびピュリツァー賞を受賞。2012年には「天才奨学金」として知られるマッカーサー奨学金を得る。

現在、マサチューセッツ工科大学創作科で教鞭を執る一方、ピュリツァー賞選考委員も務める。

受賞歴[編集]

邦訳作品[編集]

単行本[編集]

  • 『ハイウェイとゴミ溜め』Crest books、江口研一訳、新潮社新潮クレスト・ブックス、1998年
  • 『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』Crest books、都甲幸治、久保尚美共訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス、2011年
  • 『こうしてお前は彼女にフラれる』Crest books、都甲幸治、久保尚美共訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス、2013年
  • 『わたしの島をさがして』汐文社、2018年9月

短篇[編集]

  • 「モンストロ」都甲幸治、久保尚美共訳(『生き延びるための世界文学―21世紀の24冊―』都甲幸治、新潮社、2013年に所収)

主な作品[編集]

小説[編集]

短編[編集]

  • "Ysrael" (1995)
  • "How To Date A Browngirl, Blackgirl, Whitegirl, or Halfie" (1995)
  • "Drown"(『ハイウェイとゴミ溜め』) (1996)
  • "Fiesta 1980" (1996)
  • Drown (1996)
  • "The Sun, The Moon, The Stars" (1998)
  • "Invierno" (1998)
  • "Otravida, Otravez" (1999)
  • "Flaca" (1999)
  • "Nilda" (1999)
  • "The Brief Wondrous Life of Oscar Wao"(『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』) (2000)
  • "Wildwood" (2007)
  • "Alma" (2007)
  • "The Pura Principle" (2010)
  • "Monstro" (2012)

エッセイ[編集]

  • "Homecoming, with Turtle" (2004)
  • "He'll Take El Alto" (2007)
  • "Summer Love, Overheated" (2008)
  • "One Year: Storyteller-in-Chief" (2010)

脚注[編集]

外部リンク[編集]