ジャダンバ・ナラントンガラグ

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ジャダンバ・ナラントンガラグ
基本情報
本名 ジャダンバ・ナラントンガラグ
(Jadamba Narantungalag)
通称 モンゴル中量級最強戦士
トンガー (Tungaa)
国籍 モンゴルの旗 モンゴル
生年月日 (1975-12-16) 1975年12月16日(48歳)
出身地 オブス県オラーンゴム
所属 モンゴリアンレスリング連合
→チーム朝青龍
→チーム・トンガー
身長 170cm
体重 77kg
階級 ライト級
フェザー級
バックボーン 空手
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ジャダンバ・ナラントンガラグJadamba Narantungalag1975年12月16日 - )は、モンゴル男性キックボクサー総合格闘家オブス県オラーンゴム出身。チーム・トンガー所属。元ONE世界フェザー級王者。元LFCライト級王者。

モンゴル中量級最強戦士」の異名を持ち、モンゴル全国K-1大会優勝を3回果たした。極真空手から始まりアマチュアK-1大会で優勝を何回も果たしている。

来歴[編集]

2003年11月3日、新日本プロレス「YOKOHAMA DEAD OUT」でTOMOとK-1ルールで対戦。2R左ハイキックでKO負け。

2004年4月7日、K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜でアルバート・クラウスと対戦。クラウスからダウンを奪い、判定で敗れはしたものの主催者推薦で決勝トーナメント出場を決めた。

2004年7月7日に行われた魔裟斗戦も判定で敗れはしたものの、善戦した。

2006年8月15日、エンセン井上がプロデュースした興行「『心』 〜Kill or be Killed〜」でISEと対戦し、判定負け。

2007年9月19日、ツグト"忍"アマラが主催した「IMPERIAL 〜帝国〜」に出場し、美木航に判定勝ち。

2009年6月27日、MGL-1 70kg級K-1トーナメントに出場し、全試合KO勝ちで優勝。

2009年7月18日、中国で開催された中国最大の総合格闘技団体「ART OF WAR 13」に出場し、WMC世界王者のベルヌエン・サクホムシンと対戦し、1R勝ち。

2010年3月12日、MGL-1 73kg級MMAトーナメントに出場し、優勝。

SRC[編集]

2010年8月22日、SRC初参戦となったSRC14郷野聡寛と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[1]。この試合から「チーム朝青龍」所属となった。

2010年12月30日、戦極 Soul of Fight横田一則と対戦し、左フックによる失神KO勝ち[2]

LFC[編集]

2011年8月25日、Legend Fighting Championship参戦を発表[3]

2011年8月26日、所属が「チーム朝青龍」から「チーム・トンガー」に変更[4]

2011年10月30日、Legend Fighting Championship 6のライト級タイトルマッチでエイドリアン・パンと対戦し、2-1の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2012年3月30日、Legend Fighting Championship 8のライト級タイトルマッチでナム・ウィチョルと対戦し、2Rギロチンチョークによる一本勝ちを収め初防衛に成功した。

2013年4月27日、Legend Fighting Championship 11のライト級タイトルマッチで安藤晃司と対戦し、右足首の負傷でTKO負けを喫し王座陥落した。

ONE[編集]

2014年8月29日、ONE FC 19の世界フェザー級タイトルマッチで大石幸史と対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2015年11月21日、ONE Championship 34の世界フェザー級王座統一戦で暫定王者マラット・ガフロフと対戦し、リアネイキドチョークで一本負けを喫し王座陥落した。

2016年11月11日、ONE Championship 49の世界フェザー級タイトルマッチでマラット・ガフロフと再戦し、リアネイキドチョークで一本負けを喫し王座獲得に失敗した。

戦績[編集]

総合格闘技[編集]

総合格闘技 戦績
19 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
14 3 5 6 0 0 0
5 2 2 1 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
徳留一樹 5分3R終了 判定3-0 ONE CHAMPIONSHIP PURSUIT OF POWER 2018年7月13日
エドワード・ケリー 2R 4:58 TKO(パンチ) ONE CHAMPIONSHIP PINNACLE OF POWER 2018年6月23日
× マラット・ガフロフ 1R 4:51 リアネイキドチョーク ONE Championship 49: Defending Honor
【ONE世界フェザー級タイトルマッチ】
2016年11月11日
エリック・ケリー 1R 0:44 KO(パンチ) ONE Championship 44: Dynasty of Champions 6 2016年7月2日
朴光哲 3R 1:27 ヴォンフルーチョーク ONE Championship 42: Ascent to Power 2016年5月6日
× マラット・ガフロフ 4R 4:39 リアネイキドチョーク ONE Championship 34: Dynasty of Champions 4
【ONE世界フェザー級王座統一戦】
2015年11月21日
大石幸史 5分5R終了 判定3-0 ONE FC 19: Reign of Champions
【ONE FC世界フェザー級タイトルマッチ】
2014年8月29日
ホノリオ・バナリオ 5分3R終了 判定3-0 ONE FC 16: Honor and Glory 2014年5月30日
× 安藤晃司 3R 0:47 TKO(右足首の負傷) Legend Fighting Championship 11
【LFCライト級タイトルマッチ】
2013年4月27日
ナム・ウィチョル 2R 0:58 ギロチンチョーク Legend Fighting Championship 8
【LFCライト級タイトルマッチ】
2012年3月30日
エイドリアン・パン 5分3R終了 判定2-1 Legend Fighting Championship 6
【LFCライト級タイトルマッチ】
2011年10月30日
横田一則 1R 2:03 KO(左フック) 戦極 Soul of Fight 2010年12月30日
郷野聡寛 5分3R終了 判定3-0 SRC14 2010年8月22日
オトゴンバートル 1R チョークスリーパー MGL-1: 2010 Mongolian MMA Championship
【73kg級トーナメント 決勝】
2010年3月12日
ブレンゾリグ 1R 腕ひしぎ十字固め MGL-1: 2010 Mongolian MMA Championship
【73kg級トーナメント 1回戦】
2010年3月12日
ベルヌエン・サクホムシン 1R 2:28 腕ひしぎ十字固め AOW 13: Rising Force 2009年7月18日
美木航 5分2R終了 判定3-0 IMPERIAL 〜帝国〜 2007年9月19日
× ISE 5分2R終了 判定0-3 『心』 〜Kill or be Killed〜 2006年8月15日
× 山本"KID"徳郁 1R 1:55 KO(右ストレート→パウンド) K-1 WORLD MAX 2004 〜世界王者対抗戦〜 2004年10月13日

キックボクシング[編集]

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
U・ガントゥムル 1R KO MGL-1 70kg級トーナメント決勝 2009年6月27日
D・ビャンバドルジ 2R KO MGL-1 70kg級トーナメント準決勝 2009年6月27日
B・トゥウシントゥグス 2R KO MGL-1 70Kg級トーナメント1回戦 2009年6月27日
× ツグト"忍"アマラ 3R終了 判定0-3 K-1 WORLD MAX 2007 〜世界最終選抜〜 2007年4月4日
× アンディ・サワー 5R終了 判定0-3 SHOOT BOXING 20th Anniversary Series 5th 2005年11月25日
× ブアカーオ・ポー.プラムック 3R終了 判定0-2 K-1 WORLD MAX 2005 〜世界一決定トーナメント決勝戦〜
【準々決勝】
2005年7月20日
安廣一哉 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD MAX 2005 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜
【1回戦】
2005年5月4日
× 魔裟斗 3R終了 判定0-2 K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント〜
【準々決勝】
2004年7月7日
× アルバート・クラウス 延長R終了 判定0-3 K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜
【1回戦】
2004年4月7日
× TOMO 2R 1:58 KO(左ハイキック) 新日本プロレス「YOKOHAMA DEAD OUT」
【K-1ルール】
2003年11月3日

獲得タイトル[編集]

  • MGL-1 70kg級K-1トーナメント 優勝(2009年)
  • MGL-1 73kg級MMAトーナメント 優勝(2010年)
  • 第2代LFCライト級王座(2011年)
  • 第3代ONE世界フェザー級王座(2014年)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
大石幸史
第3代ONE世界フェザー級王者

2014年8月29日 - 2015年11月21日

次王者
マラット・ガフロフ