SHOAH ショア
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SHOAH ショア | |
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Shoah | |
監督 | クロード・ランズマン |
製作 | クロード・ランズマン |
撮影 |
ウィリアム・ルプシャンスキー ドミニク・シャピュイ ジミー・グラスベルグ |
編集 |
ジヴァ・ポステク アンナ・ルイス |
配給 | エースピクチャーズ、シグロ |
公開 |
1985年4月 1997年7月24日 |
上映時間 | 567分 |
製作国 | フランス |
言語 |
英語・ドイツ語・ヘブライ語 イディッシュ語・フランス語 ポーランド語 |
『SHOAH ショア』(Shoah)は、1985年のフランスの映画。クロード・ランズマン監督。上映時間は9時間27分。製作には1974年から11年の歳月を費やした。日本での公開は1995年、東京日仏学院で行われた。その後、NHKでも放送された。
概要
[編集]ユダヤ人絶滅政策(ホロコースト)に関わった人々へのインタビュー集であるが、演出もところどころ行われており、全くのドキュメンタリーではない。
インタビューの対象は、被害者たるユダヤ人生還者、加害者たる元ナチス、傍観者たるポーランド人に大別することができる。
クロード・ランズマン監督はこれまでのホロコーストをテーマとした映画にきわめて批判的である。特に『シンドラーのリスト』に対しては、出来事を伝説化するものであるとして舌鋒鋭く批判している。 しかし、クエンティン・タランティーノのナチス・ドイツを舞台とした戦争映画『イングロリアス・バスターズ』は気に入っていたとされる。
この映画の35mmネガ復元版および素材である200時間に及ぶホロコーストの目撃証言の音声アーカイブは2023年に世界の記憶に登録された[1]。
脚注
[編集]- ^ “UNESCO Memory of the World Register”. UNESCO. 2023年5月27日閲覧。
文献案内
[編集]- Lanzman, Claude "Shoah", New Yorker Films, 1985(邦訳:ショアー、クロード・ランズマン著、高橋武智訳、作品社、1997)
- Shoshana Felman "Film as Witness: Claude Lanzmann's Shoah" in Geoffrey H. Hartman (ed.) Holocaust Remembrance: The Shapes of Memory, Blackwell, 1994
- Marianne Hirsch and Leo Spitzer "Gendered Translations: Claude Lanzmann's Shoah" in Miriam Cooke and Angela Woollacott (eds.) Gendering War Talk, Princeton University Press, 1993
- Yosefa Loshitzky "Holocaust Others: Spielberg's Schindler's List verses Lanzman's Shoah" in Loshitzky, Y. (ed.) Spielberg's Holocaust: Critical Perspectives on Schindler's List, Indiana University Press, 1997
- Stefan Nowicki The defamation of the Poles, The Book Printer, Maryborough, Victoria, 1989
- 声の回帰:映画『ショアー』と「証言」の時代、ショシャナ・フェルマン著、太田出版、1995(原題:The return of the voice : Claude Lanzmann's Shoah)
- 「ショアー」の衝撃、鵜飼哲・高橋哲哉編、未來社、1995
- アウシュヴィッツと表象の限界、ソール・フリードランダー編、未來社、1994(原題:Probing the limits of representation : Nazism and the "Final Solution" )
- 私はホロコーストを見た 黙殺された世紀の証言 1939-43(上・下)- ヤン・カルスキ(en:Jan Karski)著、吉田恒雄訳、白水社、2012年9月(ISBN 978-4-560-08234-8 ISBN 978-4-560-08235-5)
- ショアーの歴史 ユダヤ民族排斥の計画と実行 - ジョルジュ・ベンスサン著、白水社(文庫クセジュ)、2013年8月(ISBN 978-4-560-50982-1)