シェル・コレクター

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シェル・コレクター
監督 坪田義史
脚本 坪田義史
澤井香織
原作 アンソニー・ドーア
製作 大日方教史
出演者 リリー・フランキー
寺島しのぶ
池松壮亮
橋本愛
音楽 ビリー・マーティン
制作会社 ビターズ・エンド
ポニーキャニオン
いまじん
琉球放送
配給 ビターズ・エンド
公開 2016年2月27日
上映時間 89分
製作国 日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 日本語
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シェル・コレクターは、2016年2月27日公開の日本映画

キャッチコピーは『未体験の艶麗劇薬ファンタジー[1]

概要[編集]

原作は、アンソニー・ドーアオー・ヘンリー賞を受賞した同名の短編小説『The Shell Collector』 (Simon and Schuster, 2002, ISBN 9780743223621)[2]。舞台を沖縄の離島に移し替え、日米合作で全編沖縄ロケで撮影が行われた[3]

監督は、商業映画デビュー作『美代子阿佐ヶ谷気分』が国内外の映画祭で受賞を重ねた坪田義史[4]

主演のリリー・フランキーは15年ぶりに映画単独主演を果たした[5]

2016年1月、オランダで開催された第45回ロッテルダム国際映画祭Bright Future部門に出品された[6]

ストーリー[編集]

貝に魅せられ沖縄の孤島でひっそりと暮らしていた盲目の貝類学者。あるとき奇病を患った女性・いづみの病を貝の毒で治してしまったことから、それを知った人々が学者のもとに押し寄せ、静かだった日常が徐々に崩れていく。学者のもとにやってきた人の中には疎遠になっていた息子の光や、いづみと同じように奇病を患う娘・蔦子を助けようとする地元の有力者の姿もあった。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 監督:坪田義史
  • 脚本:坪田義史、澤井香織
  • プロデューサー:エリック・ニアリ、黒岩久美、定井勇二
  • 制作プロデューサー:大日方教史
  • 撮影:芦澤明子
  • 照明;市川徳充
  • 美術:竹内公一
  • 装飾:相田敏春
  • 編集:出口景子
  • 録音:横澤匡広
  • 衣装:宮本まさ江
  • ヘアメイク:近藤美香
  • 音楽:ビリー・マーティン
  • 劇中絵画:下條ユリ

受賞[編集]

  • 第10回JAPAN CUTS 〜ジャパン・カッツ!・CUT ABOVE賞 for Outstanding Performance in Film(リリー・フランキー)[7]

脚注[編集]

  1. ^ まんたんウェブ (2016年2月18日). “リリー・フランキー:15年ぶり映画単独主演も自虐 「大ヒットは難しい」”. 2016年2月25日閲覧。
  2. ^ 神戸新聞NEXT (2016年2月23日). “『シェル・コレクター』盲目の貝類学者めぐる物語 ”. 2016年2月25日閲覧。
  3. ^ シネマカフェ (2015年9月24日). “【特報映像】リリー・フランキー、全編沖縄ロケを敢行『シェル・コレクター』”. 2016年2月25日閲覧。
  4. ^ 映画.com (2015年11月30日). “リリー・フランキー主演作「シェル・コレクター」、人間が貝の魅力に翻弄される予告編公開”. 2016年2月25日閲覧。
  5. ^ ORICON STYLE (2016年2月18日). “リリー・フランキー、15年ぶり単独映画主演「俺が一番不安」”. 2016年2月25日閲覧。
  6. ^ 映画.com (2016年2月3日). “リリー・フランキー、主演作「シェル・コレクター」で水中5メートルでの演技に苦労”. 2016年2月25日閲覧。
  7. ^ 映画ナタリー. (2016年7月22日). リリー・フランキーがNYの映画祭で受賞、園子温の欠席にちなんだ挨拶で会場沸かす 2016年7月25日閲覧。 

外部リンク[編集]