ザナドゥ (映画)
| ザナドゥ | |
|---|---|
| Xanadu | |
| 監督 | ロバート・グリーンウォルド |
| 脚本 |
リチャード・クリスチャン・ダナス マーク・リード・ルベル |
| 製作 |
ローレンス・ゴードン ジョエル・シルバー |
| 製作総指揮 | リー・クレイマー |
| 出演者 |
オリビア・ニュートン=ジョン ジーン・ケリー マイケル・ベック |
| 音楽 |
ジョン・ファーラー(挿入歌) ジェフ・リン(挿入歌) バリー・デ・ヴォーゾン(音楽) |
| 撮影 | ヴィクター・J・ケンパー |
| 編集 | デニス・ヴァークラー |
| 配給 |
|
| 公開 |
|
| 上映時間 | 96分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $20,000,000 |
| 興行収入 | $22,762,571[1] |
『ザナドゥ』(英: Xanadu)は1980年公開のアメリカ映画。地上に最高の音楽の殿堂を作るために集まる人々を描くミュージカル・ファンタジー映画。
当時高い人気を誇っていた歌手のオリビア・ニュートン=ジョンと往年のミュージカル・スターで半ば引退状態にあったジーン・ケリーが競演し、エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)が音楽を担当する、といった話題性を充分に持つ作品だった。
解説
[編集]ザナドゥとは、モンゴル帝国(元)のクビライ・カーンの命で1256年にモンゴル高原南部に建設された開平府が1279年に陪都となった上都のこと。1275年に当地を訪問したマルコ・ポーロによって『東方見聞録』に記録され、XanaduあるいはXanadumoo、Zanadu、Shangduとしてヨーロッパに知られるようになった。イギリスの詩人サミュエル・テイラー・コールリッジは『東方見聞録』を読んで1816年に『クブラ・カーン、あるいは夢で見た幻影:断片』 (Kubla Khan) を書き、歓楽の都・ザナドゥを登場させた。以後、ザナドゥは伝説の都、あるいは理想郷の象徴となっている。
本作は1947年のリタ・ヘイワース主演映画『地上に降りた女神』Down to Earth[注釈 1]の非公式なリメイク作品とされる。伝説の歓楽の都をテーマにしたコールリッジの詩に感化されて、ザナドゥに音楽の殿堂を重ね合わせている。当時の宣伝コピーは「ファンタジー。ミュージカル。夢が実現するところ。(A fantasy. A musical. A place where dreams come true.)」だった。
途中、アニメーションのみで構成されるシーンが挿入される。この部分はドン・ブルース・プロダクションが制作している。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- 女神キラ - オリビア・ニュートン=ジョン(小林さやか)
- ダニー・マグワイア - ジーン・ケリー(中村正)
- ソニー・マローン - マイケル・ベック(内田夕夜)
- シンプソン - ジェームズ・スローヤン(田中正彦)
受賞
[編集]- アイヴァー・ノヴェロ賞 音楽賞受賞(ジェフ・リン)
- ゴールデンラズベリー賞 最低監督賞受賞(ロバート・グリーンウォルド)
サウンドトラック
[編集]本作は芳しい評価を得られず商業的にも失敗したが、サウンドトラックアルバムは全米4位(Billboard Albums)に入る大きな成功を収めた。
同アルバムからは以下の5枚のシングル盤が20位以内にチャートインした。
- マジック(Magic) - オリビア・ニュートン=ジョン (No. 1 - 4 weeks Pop, No. 1 - 5 weeks AC, certified gold)
- ザナドゥ(Xanadu) - ELO/オリビア・ニュートン=ジョン (No. 8 Pop, No. 2 AC)
- オール・オーヴァー・ザ・ワールド(All Over The World) - ELO (No. 13 Pop, No. 45 AC)
- アイム・アライヴ(I'm Alive) - ELO (No. 16 Pop, No. 48 AC, certified gold)
- 恋の予感(Suddenly) - オリビア・ニュートン=ジョン/クリフ・リチャード (No. 20 Pop, No. 4 AC)
シングルチャート最高位
[編集]| 作品名 | 年度 | チャート最高位 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 豪 | 墺 |
加 | 蘭 | 独 | 愛 | 新 | 瑞典 | 英 | 米 | ||
| "I'm Alive"(ELO) | 1980 | 27 | — | 7 | 38 | 16 | 10 | 32 | — | 20 | 16 |
| "マジック"(オリビア・ニュートン=ジョン) | 4 | 20 | 1 | 13 | 36 | — | 4 | 12 | 32 | 1 | |
| "ザナドゥ"(オリビア and ELO) | 2 | 1 | 6 | 1 | 1 | 1 | 8 | 3 | 1 | 8 | |
| "オール・オーヴァー・ザ・ワールド"(ELO) | 78 | — | 3 | 10 | 28 | 12 | — | — | 11 | 13 | |
| "恋の予感"(オリビア and クリフ) | 37 | — | 60 | — | — | 6 | 30 | — | 15 | 20 | |
| "Don't Walk Away"(ELO) | — | — | — | — | 52 | 7 | — | — | 21 | — | |
| — は、ランクランク外または未発売 | |||||||||||
アルバムチャート最高位
[編集]| チャート名(1980年度) | 最高位 |
|---|---|
| ケント・ミュージック・レポート(オーストラリア) | 1 |
| Ö3 Austria Top 40 Longplay[2](オーストリア) | 1 |
| RPM アルバムチャート(カナダ) | 2 |
| メディア・コントロール[3](ドイツ) | 1 |
| ノルウェー・アルバムチャート | 1 |
| スウェーデン・アルバムチャート | 1 |
| 全英アルバムチャート[4](イギリス) | 2 |
| Billboard 200(アメリカ) | 4 |
| キャッシュボックス(アメリカ) | 1 |
| レコード・ワールド(アメリカ) | 1 |
| オリコン週間LPチャート(日本) | 6 |
ブロードウェイ・ミュージカル劇場版
[編集]2007年には、この映画のブロードウェイ・ミュージカル劇場版が制作・上演された。各シーンで使用される楽曲は映画のサウンドトラックアルバムの収録曲とほぼ同じであるが、アルバムに収録されていなかったシングル盤B面曲は削除され、ニュートン=ジョンの「そよ風の誘惑」とELOの「イーヴィル・ウーマン」が追加された。
ブロードウェイ版は酷評された映画とは対照的に『ニューヨーク・タイムズ』で絶賛され、翌年のトニー賞にミュージカル作品賞、台本賞、主演女優賞、振付賞で候補となり、予想以上のロングラン上演となった(512公演)[5]。
ブロードウェイ以外でも次々に新演出で公演されるようになり、オーストラリアでの公演は本作の振付家ケニー・オルテガが手掛けた。2015年にはロンドンで英国初演もされた。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ↑ 日本劇場未公開。2004年「リタ・ヘイワース フィルム・コレクション」と1作としてDVDスルー。
出典
[編集]- ↑ “Xanadu (1980)” (英語). Box Office Mojo. 2010年2月11日閲覧。
- ↑ “Discographie Electric Light Orchestra”. austriancharts.at. 2014年10月5日閲覧。
- ↑ “エレクトリック”. charts.de. 2014年10月5日閲覧。
- ↑ “データ”. Offfical Charts Company. 2014年10月5日閲覧。
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