キア・オプティマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

オプティマOptima )は、韓国起亜自動車が生産する中型セダンである。ヒュンダイ・ソナタとプラットフォームを共有する。

歴史[編集]

初代(MS型、2000年-2005年)[編集]

初代オプティマ 初代オプティマ
初代オプティマ

2000年マツダ・クロノスベースのクレドス/クラルスの後継車種として登場。欧州やカナダなどではマジェンティスMagentis )の車名で販売された。起亜が経営破綻により現代自動車傘下となった関係でヒュンダイ・ソナタ(EF型)とプラットフォームを共有する。本来はヒュンダイ・ソナタ(EF型)のマイナーチェンジ版として開発が進められていたが、急遽旧態化していた「クレドスII」の後継車種となった。

初代オプティマリーガル 初代オプティマリーガル
初代オプティマリーガル

2002年、韓国ではアメリカと同じ「オプティマ」のネーミングで販売され、マイナーチェンジで上級版の「オプティマリーガル」が追加された。排気量は1.8/2.0の直4と2.5のV6仕様(オプティマリーガルの登場時に韓国国内でオプティマの2.5リッターV6エンジンモデルの生産は終了)。なお、オプティマリーガル登場に伴い、それまで生産していたポテンシャ(マツダ・ルーチェ(5代目)のライセンス生産)が廃止となった。一部改良で韓国車初のCVT搭載モデル(ランサー・セディアのCVTミッションを搭載)を設定、韓国国内ではSS-CVTという名称で呼ばれていた。(ちなみにSS-CVTとは「Steptronics Sports mode - Continuously Variable Transmission」の頭文字であるとされている)


2代目(MG型、2005年-2010年)[編集]

ロッツェ ロッツェ
ロッツェ
ロッツェアドバンス ロッツェアドバンス
ロッツェアドバンス

2005年フランクフルトモーターショーで新型マジェンティスがデビュー。続いて東京モーターショーにも出品され、11月に韓国でロッツェLotze 、ただし韓国語の発音ではロチェとなる)の名称で発売が開始された。ヒュンダイ・ソナタ(NF型)とプラットフォームを共有する。アメリカでは2006年5月に新型オプティマとして発売された。なお、韓国・米国仕様と欧州・カナダ仕様ではテールランプの意匠が異なっていた。

韓国では2005年11月末にロッツェ・タクシーがデビューし、2.0直4LPI仕様が追加された。NFソナタと違い、1.8リッター仕様が継続設定されているのが特徴。また、2007年4月に最初のマイナーチェンジが行われ「アドバンス」のサブネームが付けられた。


ロッツェイノベーション ロッツェイノベーション
ロッツェイノベーション

さらに2008年4月ニューヨーク国際オートショーで大幅なフェイスリフトを受けたオプティマが発表された。韓国版ロッツェには「イノベーション」というサブネームが付けられている。このフェイスリフトはVWアウディのチーフデザイナーであったペーター・シュライヤーの指揮下で行われ、「タイガーグリル」と呼ばれる新デザインのラジエターグリルが採用された。タイガーグリルはキアの新しい顔として以後順次他の車種にも採用されていくこととなる。


3代目(TF型、2010年-)[編集]

K5(前期) K5(前期)
K5(前期)

2010年3月、新型オプティマの詳細と画像が公開され、併せて4月のニューヨーク国際オートショーでワールドプレミアされることが発表された。同年5月には韓国にて「K5」の車名で発売が開始された[1]。なお、韓国以外では欧州およびカナダ仕様車も含めて「オプティマ」の車名に統一された。プラットフォームはヒュンダイ・ソナタ(YF型)との共用で、足回りもソナタと同じくフロントにストラット、リヤにマルチリンクを採用している。エンジンも同様で、2.0Lのθ(シータ)IIエンジンと同LPI、2.4LのθII・GDiエンジンの3種を用意。これに6MTもしくは6AT(LPIは5MT/5AT)を組み合わせる。なおK5の「K」はK7同様にKia(起亜自動車)、Korea(韓国)、Kratos(ギリシャ語で「支配」という意味)、Kinetic(英語で「躍動的な」という意味)それぞれの頭文字をあらわし、「5」は車格(中型車)をあらわしている。2011年3月、中国にて起亜K5発売開始。生産は合弁企業である東風悦達起亜が行っている。2011年4月、北米仕様車の生産をアメリカ合衆国ジョージア州ウェストポイントのKMMG(キア・モーターズ・マニュファクチュアリング・ジョージア)に移管することが発表された [2]

2013年6月13日 「The New K5」としてマイナーチェンジ。LEDデイライト内蔵のヘッドライト、LEDフォグランプ、新造形のLEDリヤコンビレンズなどを採用するとともに、内外装の質感を向上させた。尚、ハイブリッド仕様については従来モデルを継続販売。


K5ハイブリッド[編集]

K5ハイブリッド K5ハイブリッド
K5ハイブリッド

2010年9月パリモーターショーで欧州初公開。同年11月には、ロサンゼルスオートショーにてハイブリッド仕様が発表され、2011年3月のソウルモーターショーを経て、5月2日に韓国内で発売を開始した。スペックはメカニズムの多くを共用するヒュンダイ・ソナタハイブリッドとほぼ共通で、軽量・シンプルな構造が特徴の「並列式ハードタイプ」を採用。エンジンと電気モーターを1本の軸で連結させたことで20km/h以下の速度域においてモーターのみで走行することが可能となっている。低速域における歩行者への安全性に配慮し「仮想エンジンサウンドシステム」を備えた点やトランスミッションに専用開発の6速ATを搭載した点もソナタハイブリッドと同じである。


脚注[編集]

  1. ^ 공개한 기아K5실내 렌더링LSWCAP.COM 2010年3月22日
  2. ^ Kia adding Optima production line to Georgia plant”. Autoblog (2011年4月22日). 2011年4月23日閲覧。

外部リンク[編集]