ガルーダ・インドネシア航空152便墜落事故

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ガルーダ・インドネシア航空 152便
Garuda A300 Durand-1.jpg
事故機と同型のガルーダ・インドネシア航空のエアバスA300
事故の概要
日付 1997年9月26日
概要 CFIT
現場  インドネシア 北スマトラ州デリ・セルダン県パンクール・バトゥ (Pancur Batu) 付近
北緯03度15分53秒 東経098度40分48秒 / 北緯3.26472度 東経98.68000度 / 3.26472; 98.68000座標: 北緯03度15分53秒 東経098度40分48秒 / 北緯3.26472度 東経98.68000度 / 3.26472; 98.68000
乗客数 222
乗員数 12
死者数 234(全員)
生存者数 0
機種 エアバスA300B4-220
運用者 ガルーダ・インドネシア航空
機体記号 PK-GAI
出発地  インドネシア ジャカルタスカルノ・ハッタ国際空港
目的地  インドネシア 北スマトラ州メダンポロニア国際空港
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ガルーダ・インドネシア航空152便墜落事故(がるーだ・いんどねしあこうくう152びんついらくじこ)は、1997年9月26日メダンで発生した航空事故である。事故原因は航空管制官が指示を誤ったことだった。

事故の概要[ソースを編集]

1997年9月26日ガルーダ・インドネシア航空152便はインドネシアジャカルタを出発し、メダンに向かう定期便として運行されていた。

離陸から着陸のために降下するまでは問題なく、メダンの管制官からメダン・ポロニア空港の滑走路05への進入を許可された。メダンではしばらく前から山火事の煙で視界が悪化していたため、パイロットは管制官に誘導を依頼した。152便は3000フィートまで降下したところで方位240度へ左旋回するように指示を受け、13時28分には方位215度へ左旋回を続け2000フィートまで降下するように指示された。13時30分に管制官は方位040度へ右旋回するよう指示を出した。しかし13時34分、152便はメダン・ポロニア空港から32km南にある標高1500フィートの森林地帯に左翼を下げた状態で墜落、機体は大破炎上し邦人6人を含む乗員乗客234名全員が死亡した。

この事故はインドネシア最悪の航空事故となり、2013年6月現在も最悪の航空事故である。

事故原因[ソースを編集]

事故原因は、管制官が誤って152便に右旋回ではなく左旋回するように指示したことと、パイロットが指示された2000フィート以下に降下したことだった。

ボイスレコーダーの記録[ソースを編集]

  • 152便: Turn right heading 040 GIA 152 check established.(GIA152、方位040度へ右旋回し、完了したら報告する)
  • ATC:  Turning right sir.(右旋回してください)
  • 152便: Roger 152.(了解、152)
  • ATC:  152 Confirm you're making turning left now?(152、今左に旋回しているか?)
  • 152便: We are turning right now.(現在我々は右旋回中)
  • ATC: 152 OK you continue turning left now.(152、了解、現在左旋回中)
  • 152便: A (pause) confirm turning left? We are starting turning right now.(あー、…左旋回か? 現在右に旋回を開始した)
  • ATC: OK (pause) OK.(了解、…了解)
  • ATC: GIA 152 continue turn right heading 015.(GIA152、方位015まで右旋回せよ)
  • 152便: "Allahu akbar! " (神は偉大なり!)

映像化[ソースを編集]

出典[ソースを編集]

  1. ^ メーデー!15:航空機事故の真実と真相”. ナショナルジオグラフィックチャンネル. 2017年8月15日閲覧。