カワラボウフウ属
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カワラボウフウ属 | |||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Peucedanum L. | |||||||||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||||||||
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カワラボウフウ属(カワラボウフウぞく、学名:Peucedanum、和名漢字表記:河原防風属)はセリ科の属の一つ[1]。
特徴
[編集]多年草で、一般に無毛。葉は羽状複葉か3出羽状複葉。花は白色が多いが、ときに帯緑色、黄緑色、赤色がある。果実は平らで、分果の背隆条は細くて低く、側隆条は翼状に広がる[1]。
世界に約120種知られ、日本には3種ある[1]。
日本に分布する種
[編集]- ボタンボウフウ Peucedanum japonicum Thunb. var. japonicum - 本州中部以西、四国、九州、琉球、朝鮮半島南部、中国大陸、台湾、フィリピンに分布する[1]。沖縄県では長命草、サクナと呼び、葉を和え物、てんぷら、薬味(久米島ではヤギ汁の薬味とする)などの食用に利用する[2]他、青汁などの加工食品原料にも利用されつつある
- カワラボウフウ Peucedanum terebinthaceum (Fisch. ex Trevir.) Fisch. ex Turcz. - 北海道、本州、四国、九州、シベリア東部、アムール、ウスリー、千島列島、サハリン、朝鮮半島、中国大陸に分布する[1]。
- ハクサンボウフウ Peucedanum multivittatum Maxim. – 日本固有種[3]。北海道、本州の中部地方以北に分布する[1]。