カチン独立軍

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カチン独立軍の旗.

カチン独立軍(カチンどくりつぐん)は、ミャンマー北部カチン州で活動する武装組織。カチン族による独立を目指し、武装闘争を含めた活動を行う。略称KIA。カチン州の町、ライザを拠点とし、構成人員は4,000人程度と小規模だが、山岳住民であるカチン族の特性を活かし、ゲリラ戦術を得意とする[1]

1948年、ミャンマー独立時から活動を開始。1994年には、一度はミャンマー政府と和解が成立し、目立った行動はみられなくなったが、2000年代の後半、エーヤワディー川にミッソンダムの建設話が浮上する頃からカチン独立機構(KIO)の軍事組織として活動が活発化。2011年6月にはカチン族の独立を掲げ武装闘争を再開した[2]。ミャンマー政府は、国内の少数民族に対する和解交渉を進めていた時期でもあり、当初は州内で散発的な衝突が繰り返されてきたが、2012年末ころから、カチン側に対して政府軍が空爆を開始するなど規模がエスカレート。2013年、一時は中国も仲介に乗り出すなど和平が模索され始め[3]、同年6月、政府とカチン族を代表するカチン独立機構(KIO)との間で停戦の署名がなされた[4]。 しかし、2015年10月の全土停戦協定については署名を拒否した。その後は、同協定への署名を拒否した他の武装組織と共同して、シャン州の軍や警察の検問所を攻撃するなど、活発な活動を展開している[5]

出典[編集]