エルム街の悪夢 (2010年の映画)

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エルム街の悪夢
A Nightmare on Elm Street
監督 サミュエル・ベイヤー
脚本 ウェズリー・ストリック
エリック・ハイセラー
オリジナル脚本
ウェス・クレイヴン
製作 マイケル・ベイ
アンドリュー・フォーム
ブラッド・フラー
製作総指揮 ロバート・シェイ
マイケル・リン
マイク・ドレイク
リチャード・ブレナー
ウォルター・ハマダ
デイブ・ノイスタッター
出演者 ジャッキー・アール・ヘイリー
音楽 スティーブ・ジャブロンスキー
テーマ曲
チャールズ・バーンスタイン
撮影 ジェフ・カッター
編集 グレン・スキャントベリー
製作会社 プラチナム・デューンズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ニュー・ライン・シネマ
日本の旗 ワーナー・ブラザーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2010年4月30日
日本の旗 2010年6月26日
上映時間 95分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $35,000,000[1]
興行収入 $101,013,332[1]
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エルム街の悪夢』(原題:A Nightmare on Elm Street)は、2010年アメリカ合衆国スプラッター映画

概要[編集]

1984年に公開されたシリーズ第一作『エルム街の悪夢』のリメイク作であり、リブートシリーズの第一作でもある[2][3]

監督は、この作品が長編映画デビューとなるサミュエル・ベイヤーが抜擢され、製作会社はマイケル・ベイらが経営するプラチナム・デューンズが担当する。

主役キャラのフレディ・クルーガーには、これまで全8作で出演したロバート・イングランドに代わってジャッキー・アール・ヘイリーが起用され、ヒロイン役のナンシー・トンプソンはルーニー・マーラが務めている。

製作[編集]

2008年1月29日、『バラエティ』誌によって、マイケル・ベイが率いるプラチナム・デューンズ・プロダクションが1984年のオリジナル版をリメイクし、『エルム街の悪夢』シリーズをリブート(再始動)することが発表された[2]。プロデューサの一人であるブラッド・フラーはインタビューで、「リメイク版の13日の金曜日と同様の路線にする。今度のフレディはジョークを言ったりはせず、第一作に習ってとにかく怖い映画にする」と語った[4]

2009年2月、『ハリウッド・レポーター』誌はCMやミュージックビデオ監督として知られるサミュエル・ベイヤーが本作の監督として雇われたことを報じた[5]。また同誌によって、これまで全8作品にフレディ・クルーガー役として出演していたロバート・イングランドがリメイク版で同役を演じないことが明らかにされた[5]ニュー・ラインのトビー・エメリッヒによると、映画監督経験のないベイヤーが抜擢されたのは彼のCMやミュージックビデオを見たマイケル・ベイの推薦によるものだという[6]

2009年4月3日、『エンターテイメント・ウィークリー』誌はジャッキー・アール・ヘイリーが同役を引き継ぐことを報じた[7]。ヘイリーはリメイク版と続編2作の合計3作分の契約を交わしている[8]

2009年5月5日より主要撮影が始まり、2700万ドルの製作費をかけ[6]、同年7月10日に完了した[9][10]

ストーリー[編集]

エルム街の幼稚園で園児たちが性的な悪戯を受ける事件が起きる。容疑者として挙げられたフレッド・クルーガーは無実を主張するも、何の証拠もないまま親たちよって生きたまま火あぶりにされてしまう。時は経ちナンシー、クエンティン、ジェシー、クリス、ディーンの5人は同じ悪夢にうなされていた。そしてメンバーの1人が夢と同じ死を遂げたことで恐ろしい悲劇が始まる。

キャスト[編集]

フレディ・クルーガージャッキー・アール・ヘイリー(吹き替え:山路和弘
眠っている人の夢に出現し、右手にはめられた鉄の爪で相手を引き裂く殺人鬼。生前はナンシー達5人の幼稚園の住み込みの用務員。
ナンシールーニー・マーラ(吹き替え:三ツ木勇気
今作のヒロイン。他の4人と一緒に悪夢にうなされている。クエンティンと共にフレディと戦う。1作目のナンシーにあたる人物。
クエンティン:カイル・ガルナー(吹き替え:奈良徹
ナンシーの友人。フレディの悪夢にうなされている。ナンシーに好意を抱いている。ナンシーと共にフレディと戦う。1作目のグレンにあたる人物。
ジェシートーマス・デッカー(吹き替え:細谷佳正
ナンシーの友人。フレディの悪夢にうなされている。クリスに好意を抱いているが、彼女に振られている。クリスの殺害容疑で警察に捕まることになる。1作目のロッドにあたる人物。
クリスケイティ・キャシディ(吹き替え:小林沙苗
ナンシーの友人。フレディの悪夢にうなされている。恋人にディーンがいる。ジェシーに告白されたが、彼を振っている。1作目のティナにあたる人物。
ディーン:ケラン・ラッツ(吹き替え:不明)
ナンシーの友人。クリスの彼氏。序盤でクリスに「夢が現実になる」と言い残し、フレディに殺される。

オリジナルとの比較[編集]

  • 旧作と異なり、ナンシーの父親は登場せず、母親はアルコール依存症ではない。
  • 時代が現代のため携帯が存在し、パソコンを通じての新聞記事やブログから情報を得るシーンがある。
  • フレディが生前は幼稚園で働いていた設定になっている。
  • 旧作と異なり、フレディは今作では園児に対する悪戯止まりで殺人は行っておらず、親たちが通報しなかったため警察には逮捕されていない。
  • 今作では、フレディの歌はナンシーの通っていた幼稚園で歌っていた歌ということになっている。
  • 旧作ではナンシーの恋人は殺害されるが、本作では協力してフレディと戦う。
  • フレディの標的とされる若者たち5人のうち、ナンシー以外の4人については今作でのオリジナル設定である。

脚注[編集]

  1. ^ a b A Nightmare on Elm Street (2010)” (英語). Box Office Mojo. 2010年6月21日閲覧。
  2. ^ a b Michael Fleming (2008年1月29日). “New Line sets up new 'Nightmare'”. Variety. http://www.variety.com/article/VR1117979807.html?categoryid=13&cs=1 2008年1月29日閲覧。 
  3. ^ 『エルム街の悪夢』が首位に!
  4. ^ Ryan Rotten (2008年12月11日). “Nightmare on Elm Street is Go, Shooting in Spring”. Shock Till You Drop. 2009年6月20日閲覧。
  5. ^ a b Steven Zeitchik (2009年2月11日). “A director moves onto (Nightmare on) Elm Street”. The Hollywood Reporter. http://www.riskybusinessblog.com/2009/02/a-director-moves-onto-nightmare-on-elm-street.html 2009年2月14日閲覧。 
  6. ^ a b Goldstein, Patrick (2009年7月14日). “'Nightmare on Elm Street' returns”. Los Angeles Times. Tribune Company. 2009年8月1日閲覧。
  7. ^ Joshua Rich (2009年4月3日). “'Nightmare on Elm Street' reboot: Jackie Earle Haley to play Freddy Krueger”. Entertainment Weekly. http://hollywoodinsider.ew.com/2009/04/nightmare-haley.html 2009年4月4日閲覧。 
  8. ^ “Jackie Earle Haley Signed on for Three Elm Street Films!”. Bloody Disgusting. (2009年7月1日). http://www.bloody-disgusting.com/news/16621 2009年4月3日閲覧。 
  9. ^ 2 Chicago-area schools to be horror movie sites”. Associated Press. Chicago Tribune (2009年4月27日). 2009年5月7日閲覧。
  10. ^ That's a Wrap on Nightmare on Elm Street”. Brad Fuller. Shock Till You Drop (2009年7月10日). 2009年7月10日閲覧。

外部リンク[編集]