エトワール賞

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エトワール賞
開催国 日本の旗 日本
主催者 北海道
競馬場 門別競馬場
創設 2001年7月11日
2023年の情報
距離 ダート1200m
格付け H3
賞金 1着賞金500万円
出走条件 サラ系3歳以上(地方全国交流)
負担重量 別定
出典 [1]
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エトワール賞(エトワールしょう)は、ホッカイドウ競馬で施行される地方競馬重賞競走である。北海道放送より優勝杯の提供を受けており、名称は「HBC杯 エトワール賞」と表記している。

概要[編集]

2001年サラブレッド系3歳以上の重賞競走として新設。ホッカイドウ競馬のグレードではH3に格付けされている。

2008年までは札幌競馬場か旭川競馬場のいずれかで施行していたが、2009年から門別競馬場に変更。距離は創設以来ダート1000mだったが、2010年からはダート1200mに変更された。

スタリオンシリーズ競走に指定されている。

2013年は当初5月16日に施行予定だったが濃霧の為取りやめとなり、5月23日に振り替えて開催された[2]

施行時期は創設年は7月で、翌2002年から2014年までは5月、2015年から2021年は8月に行われたが、2022年から再び5月の施行となっている。

条件・賞金等(2023年)[編集]

出走条件
サラブレッド系3歳以上、地方全国交流(他地区所属馬の出走枠は4頭以下)
負担重量[1]
別定。
  • 北海道所属馬は、番組賞金2500万円超58kg、同2500万円以下57kg、同1000万円以下56kg、牝馬2kg減、3歳馬2kg減
  • 他地区所属馬は本年4月22日までの総収得賞金2500万円超58kg、同2500万以下57kg、同1000万以下56kg、3歳馬2kg減、牝馬2kg減
南半球産は上記より3歳馬2kg減、4歳馬1kg減。
賞金額
1着500万円、2着140万円、3着105万円、4着70万円、5着35万円。
副賞
スタリオンシリーズに指定されており、ベンバトルの翌年度配合権利が優勝馬生産牧場に贈られる。

歴代優勝馬[編集]

回数 施行日 開催地 距離 頭数 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 2001年7月11日 旭川 1000m 8頭 オースミダイナー 牡13 北海道 59.7 藤倉寛幸 若松平
第2回 2002年5月23日 札幌 1000m 9頭 マークオブハート 牡5 北海道 1:00.1 川島洋人 鈴木英二
第3回 2003年5月15日 札幌 1000m 8頭 シルバーサーベル 牡5 北海道 59.7 坂下秀樹 原孝明
第4回 2004年5月27日 札幌 1000m 11頭 シルバーサーベル 牡6 北海道 1:00.5 坂下秀樹 原孝明
第5回 2005年5月19日 札幌 1000m 8頭 シルバーサーベル 牡7 北海道 1:01.1 五十嵐冬樹 原孝明
第6回 2006年5月18日 札幌 1000m 11頭 エビスファイター 牡7 北海道 1:00.0 五十嵐冬樹 桑原義光
第7回 2007年5月22日 旭川 1000m 13頭 ビービーバーニング 牝6 北海道 1:00.5 服部茂史 林正夫
第8回 2008年5月22日 札幌 1000m 13頭 ラブストレングス 牝3 北海道 59.7 三井健一 村上正和
第9回 2009年5月20日 門別 1000m 14頭 クラフィンライデン 牝3 北海道 1:00.4 五十嵐冬樹 村上正和
第10回 2010年5月20日 門別 1200m 12頭 ラブミーチャン 牝3 笠松 1:11.7 五十嵐冬樹 柳江仁
第11回 2011年5月19日 門別 1200m 14頭 プリティゴールド 牝5 北海道 1:13.5 桑村真明 佐久間雅貴
第12回 2012年5月17日 門別 1200m 12頭 プリティゴールド 牝6 北海道 1:13.4 五十嵐冬樹 佐久間雅貴
第13回 2013年5月23日 門別 1200m 12頭 ファイアーアップ 牡7 北海道 1:13.5 佐々木国明 若松平
第14回 2014年5月15日 門別 1200m 12頭 グランヴァン 牡5 北海道 1:13.1 岩橋勇二 恵多谷豊
第15回 2015年8月20日 門別 1200m 11頭 クリーンエコロジー 牡7 北海道 1:12.1 岩橋勇二 田中淳司
第16回 2016年8月18日 門別 1200m 10頭 レッドペリグリン 牡5 北海道 1:11.7 伊藤千尋 佐久間雅貴
第17回 2017年8月16日 門別 1200m 13頭 タイセイバンデット 牡6 北海道 1:13.2 岩橋勇二 田中淳司
第18回 2018年8月14日 門別 1200m 12頭 カツゲキライデン 牡7 北海道 1:13.2 桑村真明 廣森久雄
第19回 2019年8月14日 門別 1200m 14頭 ジョウラン 牡3 北海道 1:11.3 服部茂史 田中淳司
第20回 2020年8月13日 門別 1200m 9頭 ソルサリエンテ 牡6 北海道 1:13.5 宮崎光行 松本隆宏
第21回 2021年8月12日 門別 1200m 11頭 イダペガサス 牡6 北海道 1:12.6 服部茂史 田中淳司
第22回 2022年5月4日 門別 1200m 11頭 フジノパンサー 牡9 北海道 1:14.7 石川倭 米川昇
第23回 2023年4月27日 門別 1200m 11頭 スティールペガサス 牡6 北海道 1:11.7 桑村真明 角川秀樹
第24回 2024年4月25日 門別 1200m 12頭 シュロス 牡8 北海道 1:12.2 服部茂史 田中淳司

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b HBC杯第23回 エトワール賞〔H3〕(ベンバトル賞)出走予定馬” (PDF). ホッカイドウ競馬. 2023年4月25日閲覧。
  2. ^ 第2回門別4日目 第10競走以降の取り止めについて(5月16日)”. ホッカイドウ競馬 (2013年5月16日). 2013年5月16日閲覧。

各回競走結果の出典[編集]

参考文献[編集]

  • 『2013ホッカイドウ競馬ガイド』北海道軽種馬振興公社(門別競馬場・各場外発売所で無料配布)