エッジ・オブ・ア・ドリーム

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エッジ・オブ・ア・ドリーム
バート・ヤンシュスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル フォーク
時間
レーベル サンクチュアリ・レコード
プロデュース バート・ヤンシュ
専門評論家によるレビュー
バート・ヤンシュ アルバム 年表
Downunder: Live in Australia
(2001年)
エッジ・オブ・ア・ドリーム
(2002年)
ブラック・スワン
(2006年)
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エッジ・オブ・ア・ドリーム』(Edge of a Dream)は、スコットランドフォーク・ミュージシャン、バート・ヤンシュ2002年に発表したスタジオ・アルバム

背景[編集]

前スタジオ・アルバム『Crimson Moon』(2000年)に引き続き、バーナード・バトラーがゲスト参加した[1]。また、ヤンシュは本作に先がけて、ホープ・サンドヴァル英語版のアルバム『Bavarian Fruit Bread』(2001年)にゲスト参加しており、本作収録曲「All This Remains」ではサンドヴァルがソングライティングとボーカルに貢献した[1]

評価[編集]

クリス・ニクソンはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ヤンシュ自身は決して派手なギタリストでない(たまにエレクトリック・ギターに持ち替えても同様である)が、そういう演奏に走る必要などないことは、はるか前に証明されている。彼は本当に粋だ」と評している[2]。また、アダム・スウィーティングは『ガーディアン』紙のレビューで5点満点中4点を付け「2000年に絶賛された『Crimson Moon』に続く作品で、本作も引けを取らない」「サポート・メンバーの人選も入念に行われており、"All This Remains"ではホープ・サンドヴァルが霊的なボーカルを提供し、"I Cannot Keep from Crying"ではバトラーが錆色のスライドギターを添え、フィドラーのデイヴ・スウォーブリックは、主役ヤンシュによるフィンガー・ピッキングの周りで激しく踊っている」と評している[3]

収録曲「Black Cat Blues」は、2003年の映画『カレンダー・ガールズ』のサウンドトラックで使用された[4]

収録曲[編集]

特記なき楽曲はバート・ヤンシュ作。7. 10.はインストゥルメンタル

  1. "On the Edge of a Dream" - 2:35
  2. "All This Remains" (Bert Jansch, Hope Sandoval) - 4:43
  3. "What Is on Your Mind" - 3:26
  4. "Sweet Death" - 3:52
  5. "I Cannot Keep from Crying" (Traditional) - 4:06
  6. "La Luna" (Johnny 'Guitar' Hodge) - 3:15
  7. "Gypsy Dave" - 2:43
  8. "Walking This Road" - 3:16
  9. "The Quiet Joys of Brotherhood" (Traditional) - 5:31
  10. "Black Cat Blues" - 3:07
  11. "Bright Sunny Morning" - 4:08

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b CD英文ライナーノーツ(バート・ヤンシュ、2002年8月)
  2. ^ Nickson, Chris. “Bert Jansch - Edge of a Dream Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年2月19日閲覧。
  3. ^ Sweeting, Adam (2002年10月4日). “Bert Jansch: Edge of a Dream”. The Guardian. Guardian News and Media. 2023年2月19日閲覧。
  4. ^ Calendar Girls (2003) - Soundtracks - IMDb

外部リンク[編集]