イヴェコ・ユーロカーゴ
ユーロカーゴ(EuroCargo )は、イタリアの製造会社イヴェコが製造・販売している貨物自動車である。
初代(1991年-2002年)[編集]
イヴェコ・ユーロカーゴ(初代) | |
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概要 | |
製造国 |
イタリア(ブレシア) イギリス(ラングレー、1991-1997) スペイン(バルセロナ マタロ) アルゼンチン |
販売期間 | 1991年 - 2002年(生産終了) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,700-6,570 mm |
車両重量 | 2,740-4,260 kg |
系譜 | |
先代 |
イヴェコ・ゼータ フォード・カーゴ |
1991年に登場。設計はイタルデザイン社のジョルジェット・ジウジアーロと協力し、イヴェコデザインセンターが担当した。総重量は6トン〜15トンだが、イギリスのラングレーで製造されたモデルは最大17トンまであった。1997年10月にはキャブとブレーキシステムのマイナーチェンジが行われた。それと同時に、ラングレーでの製造が終了し、地元の工場を閉鎖した。製造の中心はブレシアになる。
2代目(2002年-2008年)[編集]
イヴェコ・ユーロカーゴ(2代目) | |
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概要 | |
製造国 |
イタリア(ブレシア) ブラジル(セッテ・ラゴアス) アルゼンチン 中国 |
販売期間 | 2002年 - 2008年(生産終了) |
2002年に登場。設計はベルトーネが担当。 イタリアのブレシア、ブラジルのセッテ・ラゴアス、アルゼンチンで生産され、ベネズエラでも組み立てられた。 総重量は6トン〜18トン。4種のバリエーションが存在し、バルセロナ工場ではユーロカーゴをベースにしたバスシャーシが生産された。
3代目(2008年-2016年)[編集]
イヴェコ・ユーロカーゴ(3代目) | |
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概要 | |
製造国 | イタリア(ブレシア) |
販売期間 | 2008年 - 2016年(生産終了) |
2008年に登場。正確には大型フェイスリフトだが、Wikipediaの言語によってフェイスリフトとモデルチェンジの言い方が異なる。このフェイスリフト(3代目)では、キャビンのデザインが変更されるなど、全体的にスタイリングになっている。
4代目(2016年–)[編集]
イヴェコ・ユーロカーゴ(4代目) | |
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概要 | |
販売期間 | 2016年 – |
2015年9月15日に発表[1](販売は2016年から)。ブレシア工場で生産されている。特徴的なフロントグリルになり、マスコミに「笑顔」の愛称で呼ばれる。主に内部が改良され、運転支援システムが進化した。ラインナップにガスエンジン車が加わった。
受賞歴[編集]
- 1992年インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー
- 2004年インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー 2位
- 2009年インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー 2位
- 2016年インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー
軍用利用[編集]
2008年、ポーランド軍は646台のユーロカーゴを購入し、2012年までに納車を完了した。ユーロカーゴのシャーシは、ポーランド軍が使用する装甲車両のベースとして利用されている。
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ポーランド軍のユーロカーゴ
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クロアチア陸軍のユーロカーゴ(2代目)
脚注[編集]
- ^ “New Iveco Eurocargo truck model launched” (英語). www.commercialfleet.org. 2021年4月19日閲覧。