イオンモール春日部

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イオンモール春日部
ÆON MALL KASUKABE
地図
地図
店舗概要
所在地 344-0122
埼玉県春日部市下柳420-1[1]
座標 北緯35度59分17.3秒 東経139度47分18.7秒 / 北緯35.988139度 東経139.788528度 / 35.988139; 139.788528 (イオンモール春日部)座標: 北緯35度59分17.3秒 東経139度47分18.7秒 / 北緯35.988139度 東経139.788528度 / 35.988139; 139.788528 (イオンモール春日部)
開業日 2013年平成25年)3月5日[3]
施設所有者 イオンモール株式会社
施設管理者 イオンモール株式会社[3]
敷地面積 約83,000 m2[2]
延床面積 約124,000 m2[2]
商業施設面積 63,000 m²
※大店立地法上の届出小売店舗面積 37,473m2
中核店舗 イオン春日部店[3]
店舗数 180[3][2]
駐車台数 約2,900台[1][2]
商圏人口 約17万世帯、約45万人[2]
最寄駅 春日部駅[4]
外部リンク 公式サイト
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イオンモール春日部(イオンモールかすかべ)は、埼玉県春日部市に所在するショッピングセンターである[3]2013年平成25年)3月5日に開業した[3]

概要[編集]

イオン春日部店を核店舗[3]シネマコンプレックスワーナー・マイカル・シネマズ春日部を準核店舗に[2]、約180の専門店が入居して開業した[3][2]

埼玉県内のイオンモールブランドとしては8番目に開業した[2]

正面玄関上には、「春日部の大凧」をモチーフにした2つの大凧のディスプレイがある[5]

沿革[編集]

計画名は「ケーティーインセンスパーク[6] [7] 」で、株式会社ケーティーインセンスモール(株式会社金子不動産センターグループ)により、イオンモール側の「センターブロック」とビバホーム側の「ウエストブロック」で商業事業者の誘致・開発が進められた。「暮らしのアミューズメント施設」をコンセプトとし、開発の過程では「センターブロック」の2核1モール型ショッピング棟に加えて「ウエストブロック」にシネコン棟や産直センターや大型専門店を設ける構想、ショッピング棟とシネコン棟をブリッジで繋ぐ構想、アウトレット棟を加える構想があったが、開発地の形状が虫食い状態である事に加え、商業施設面積の縮小の影響もあり、現在の形に落ち着いた。なお、島忠側は範囲外であるため、この計画に「イーストブロック」は存在しない。

主なテナント[編集]

イオン春日部店を核店舗[3]シネマコンプレックスワーナー・マイカル・シネマズ春日部(現・イオンシネマ春日部[8])を準核店舗に[2]、約180の専門店が入居して開業した[3][2]

この開業時の専門店のうち地元企業の出店は8店舗と5%未満であった[2]

開業時には、手芸・雑貨専門店の「パンドラハウス」やペット専門店の「イオンペット」など大人向け趣味にも対応した専門店を入居させることで、来店客の滞在時間を長めにしようとする店舗構成としていた[3]

出店している専門店全店の一覧・詳細情報は公式サイト「ショップリスト」を、営業時間およびATMを設置する金融機関の詳細は公式サイト「営業時間のご案内」を参照。

イオンシネマ春日部[編集]

イオンシネマ
ÆON CINEMA KASUKABE
情報
正式名称 イオンシネマ春日部
旧名称 ワーナー・マイカル・シネマズ春日部
開館 2013年3月5日
収容人員 (10スクリーン)1905[9]
設備 D-BOXULTIRA、デジタル3D、ハイフレームレート[9]
用途 映画上映
運営 イオンエンターテイメント
所在地 344-0122
埼玉県春日部市下柳420-1
イオンモール春日部3階
位置 北緯35度59分17.3秒 東経139度47分18.7秒 / 北緯35.988139度 東経139.788528度 / 35.988139; 139.788528 (イオンシネマ
ÆON CINEMA KASUKABE
)
アクセス 公式サイト参照
外部リンク イオンシネマ春日部
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イオンシネマ春日部英語: AEON CINEMA KASUKABE)は、イオンモール春日部3階に所在するシネマコンプレックス

イオンモール春日部開業と同時に「ワーナー・マイカル・シネマズ春日部」としてオープンした。ワーナー・マイカル・シネマズとしては、大高以来約3年ぶりの開業となり、国内の映画館で初めて映写室の無い、完全にデジタル化された劇場となった[10][11]

当劇場はワーナー・マイカル・シネマズとして最後に開業した施設でもあり[12]、開業から約4ヶ月後の2013年(平成25年)7月1日に運営会社の「ワーナー・マイカル」が「イオンシネマズ」と合併して「イオンエンターテイメント」となるのに伴い、劇場名を「イオンシネマ」に変更した[8]

スクリーンリスト[編集]

出典:[9]
スクリーン詳細
No. 座席数 備考
通常 D-BOX 車椅子
1 363 20 5 ULTIRA、D-BOX、3D、ハイフレームレート対応スクリーン
2 190 2
3 97 2
4 97 2
5 302 2
6 190 2 3D、ハイフレームレート対応スクリーン
7 174 12 2 D-BOX、3D、ハイフレームレート対応スクリーン
8 146 2
9 146 2
10 146 2 3D、ハイフレームレート対応スクリーン

商圏[編集]

開業前、埼玉新聞によると基本商圏久喜市から千葉県野田市までの自動車30分圏を見込んでいた[2][13]。また春日部市平成24年3月定例会と6月定例会環境経済部長の意見によると当モールの出店により市内の購買力流出を食い止め、好影響を与えられると考えている[14][13]

2015年10月8日の埼玉新聞によれば当モールの影響により、春日部駅東口に所在する西武春日部店が開業前は2012年が140億円だったのに対し、2013年が113億円に落ち込みさらに2014年は108億円まで落ち込んでしまった[15]。特にイオンモールが開業した2013年は対前年比27億円の大幅な減益を記録してしまった[15]。当モールが開業した影響が大きいため、西武春日部店は2016年2月29日に閉店することを決定した[15]

隣接地[編集]

隣接地は新4号国道国道16号と交差する、庄和インターチェンジに近く、産業集積地区として企業誘致が行われている[16]。庄和インター周辺地区は2013年6月現在109.5ヘクタールを産業指定エリアとしており現在開発中を含め14件立地されている[17](周辺は物流倉庫や工場が立地[18])。なお2014年3月にスーパービバホームを核店舗にしたインセンスモール西ブロックが立地された[19][20][21]。また周辺道路の拡幅整備も行われる予定である[16]

脚注[編集]

  1. ^ a b “オープン情報=イオン「イオン春日部店」”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2013年2月6日)
  2. ^ a b c d e f g h i j k l “「イオンモール春日部」3月5日にオープン 県内は8カ所目”. 埼玉新聞(埼玉新聞社). (2013年1月26日)
  3. ^ a b c d e f g h i j k l “イオンモール春日部、滞留ねらい“コト”提案 簡便・個食対応も”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2013年3月13日)
  4. ^ イオンモール春日部路線バスのアクセス
  5. ^ 「この街と、あなたと、つながる」新たなライフスタイルを提供するショッピングモールの創造「イオンモール春日部」3月5日(火) AM9:00グランドオープン。(イオンモールホームページ) (PDF)
  6. ^ [1]ケーティーインセンスパーク(過去のアーカイブ)
  7. ^ [2]開発地の位置
  8. ^ a b “イオン、「ワーナー・マイカル・シネマズ」の劇場名を「イオンシネマ」に変更”. 日刊工業新聞(日刊工業新聞社). (2013年6月12日)
  9. ^ a b c 施設案内”. イオンシネマ. イオンエンターテイメント. 2024年1月5日閲覧。
  10. ^ ワーナー・マイカル・シネマズ春日部オープン文化通信(2013年3月8日)2017年8月22日閲覧
  11. ^ 国内初の完全デジタル化劇場誕生!映写室なし!シネマトゥデイ(2013年1月26日)2017年8月22日閲覧。
  12. ^ イオンシネマ:沿革(2017年8月22日閲覧)
  13. ^ a b 平成24年3月定例会-03月07日-07号
  14. ^ 平成24年6月定例会-06月11日-06号 春日部市議会
  15. ^ a b c 西武春日部店、閉店へ…30年の歴史に幕 イオンモール春日部の影響
  16. ^ a b 平成25年3月定例会-02月22日-03号 春日部市議会
  17. ^ 平成25年6月定例会-06月07日-05号(春日部市議会)
  18. ^ 平成25年6月定例会-06月11日-06号
  19. ^ 大規模小売店舗名簿市町村別店舗一覧 (PDF)
  20. ^ スーパービバホーム春日部店
  21. ^ 第77回埼玉県大規模小売店舗立地審議会議事録 (PDF)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]