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アーマーモデリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アーマーモデリング
Armour Modelling
ジャンル 模型雑誌軍事
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 大日本絵画
編集部名 アートボックス
刊行期間 1997年 -
姉妹誌モデルグラフィックス』、『スケールアヴィエーション』、『ネイビーヤード』
ウェブサイト https://www.modelkasten.com/magazine/
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アーマーモデリング』(Armour Modelling)は、大日本絵画が発行する日本の月刊模型雑誌。戦車、装甲車、自走砲などの装甲戦闘車両(AFV)と、それらを題材とするミリタリーモデルを中心に扱う専門誌である。株式会社アートボックスが企画・編集を行い、原則として毎月13日に発売される。[1][2]

沿革

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1997年2月に創刊。当初は誌名に「隔月刊」を冠していた。その後刊行頻度が変更され、月刊誌となった。国立国会図書館では、1997年から継続刊行中の雑誌として収蔵されている。[3]

初代編集長は、ミリタリーモデラーの土居雅博。土居は編集長退任後も作例製作や連載を通じて同誌に関わり、タミヤの1970年代の1/35ミリタリーミニチュアシリーズを取り上げた「Discover the Good Old TAMIYA!」などを執筆している。[4]

内容

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編集元のアートボックスは、本誌を「貴重な実車資料から模型の作り方まで」を扱う戦車模型専門誌と位置づけている。[5]誌面は毎号の巻頭特集を中心に、模型作例、キットの組み立て、塗装、ウェザリング、ディテールアップ、フィギュア塗装、ジオラマ製作、実車の写真資料、新製品紹介、模型展示会やコンテストの報告などで構成される。

巻頭特集では、特定の車種や軍隊だけでなく、履帯の組み立てと塗装、塗膜の剥がれ、模型製作時の臭気・粉塵・騒音対策など、工作技法や製作環境そのものを題材とすることもある。例えば2026年5月号では、ベルト式、部分連結式、可動式、金属製、3Dプリント製といった履帯の種類を比較し、組み立て方法、塗装、汚し表現、失敗時の対処法を特集した。[6]

通常の模型作例に加え、戦車の開発史、部隊史、軍装、マーキングなどをイラストや写真で解説する記事も掲載する。主な連載には、日本海軍が使用した車両を取り上げる「日本海軍の車両」、イギリス軍車両を紹介する「ブラボー!ブリティッシュタンクス」、部隊史を扱う「ラスト・オブ・カンプフグルッペ」、新製品を紹介する「AFV NEWCOMERS IMPACT!」などがある。[6][7][8]

日本国外のモデラーによる作品や技法も掲載しており、海外の模型作家が製作したAFV、フィギュア、情景作品を紹介する。2026年5月号にはポーランドのモデラーによるウェザリング作例、シンガポールのフィギュアペインターであるカルビン・タンの技法解説、ハンガリーのモデラーを取り上げた記事などが掲載された。[6]

編集・執筆者

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2026年現在の編集長は佐藤ミナミ。模型誌の編集に加え、SNSやYouTubeを通じたミリタリーモデルの紹介、読者参加型企画などを手がけてきた。[9][10]

継続的な執筆者には、部隊史を扱う「ラスト・オブ・カンプフグルッペ」の高橋慶史、日本軍車両史を扱う「日本海軍の車両」の北川誠司、戦車・軍事解説を担当する宮永忠将、模型作例と新製品紹介を担当する山城雅也、陸上自衛隊車両の記事を執筆する浪江俊明らがいる。木内一夫、田村廣幸、モリナガ・ヨウも模型製品や模型文化を扱う連載を担当している。[6][7][8]

作例・技法記事では、吉岡和哉がジオラマと地面・植生表現、清水圭が筆塗りによる戦車模型、國谷忠伸が模型の質感表現などを担当している。イギリス軍車両を扱うフィル・グリーンウッドをはじめ、日本国外のモデラーやペインターによる記事・作例も掲載される。[6][7][8]

模型を題材とするイラストや随筆も誌面の一部を構成し、イラストレーターの山下しゅんやが「山下しゅんやのプラスチック・エンジェル」、モリナガ・ヨウが「モケイネゴト」を連載している。[8]

編集方針と媒体展開

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誌面では、専門的な考証や高度な工作技法だけでなく、初心者が模型製作を始めるための企画も扱う。佐藤ミナミは、専門家やプロモデラーへの取材を通じて題材の魅力を紹介するほか、泥、錆、化粧など模型以外の分野の専門知識を塗装・情景表現に取り入れる企画を行っていると説明している。[10]

紙媒体のほか、公式ウェブサイト、SNS、YouTubeを利用した情報発信も行う。模型の製作実演、誌面と連動した動画、新刊の紹介などを公開している。佐藤は、こうした活動をミリタリーモデルの認知拡大につなげる取り組みとしている。[10]

編集元のアートボックスは、『モデルグラフィックス』『スケールアヴィエーション』『ネイビーヤード』などの模型誌も企画・編集するほか、模型用品を「モデルカステン」ブランドで展開している。[1]

関連出版物

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誌上の連載、特集、作例は、加筆・再編集のうえで単行本や作例集として刊行されることがある。主なものに以下がある。

  • 『日本戦車隊戦史』 - 第24号から第38号まで掲載された日本陸軍の戦史イラストを単行本化したもの。[11]
  • 『戦車大百科』 - 上田信による同名連載をまとめ、戦車、装甲車、自走砲、工作車両などの歴史と特徴を解説した書籍。[12]
  • 『戦車情景植物再現マニュアル』 - 植物を用いた情景製作の特集を再編集した技法書。[13]
  • 『フィギュア美女メイク 女性フィギュアをオレ好みに塗りあげろ!』 - 女性フィギュアの塗装を扱った連載の単行本。[14]
  • 『パンツァーズ イン ダイオラマ』 - 同誌に掲載された各国のモデラーによるジオラマを収録した作品集。[15]
  • 『MMセブンティーズ ’70年代タミヤ 1/35 MMシリーズの世界』 - 土居雅博の連載「Discover the Good Old TAMIYA!」をまとめた作例集。[4]

関連項目

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脚注

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  1. 1 2 会社情報”. MODELKASTEN. アートボックス. 2026年8月30日閲覧。
  2. 広告掲載について”. MODELKASTEN. アートボックス. 2026年8月30日閲覧。
  3. アーマーモデリング = Armour modelling”. NDLサーチ. 国立国会図書館. 2026年8月30日閲覧。
  4. 1 2 MMセブンティーズ ’70年代タミヤ 1/35 MMシリーズの世界”. 大日本絵画. 大日本絵画 (2026年3月). 2026年8月30日閲覧。
  5. 雑誌・別冊”. MODELKASTEN. アートボックス. 2026年8月30日閲覧。
  6. 1 2 3 4 5 月刊アーマーモデリング2026年5月号”. MODELKASTENオンラインストア. アートボックス (2026年4月13日). 2026年8月30日閲覧。
  7. 1 2 3 月刊アーマーモデリング2026年6月号”. MODELKASTENオンラインストア. アートボックス (2026年5月13日). 2026年8月30日閲覧。
  8. 1 2 3 4 月刊アーマーモデリング2026年9月号”. MODELKASTENオンラインストア. アートボックス (2026年8月10日). 2026年8月30日閲覧。
  9. ニュース 2023年”. MODELKASTEN. アートボックス. 2026年8月30日閲覧。
  10. 1 2 3 「アーマーモデリング」の名物副編集長が伝える「ミリタリーモデル」の魅力とは?”. GetNavi web. ワン・パブリッシング (2023年8月26日). 2026年8月30日閲覧。
  11. 日本戦車隊戦史”. 大日本絵画. 大日本絵画 (2005年8月). 2026年8月30日閲覧。
  12. 戦車大百科”. MODELKASTENオンラインストア. アートボックス (2019年6月24日). 2026年8月30日閲覧。
  13. 戦車情景植物再現マニュアル”. 大日本絵画. 大日本絵画 (2021年7月). 2026年8月30日閲覧。
  14. フィギュア美女メイク 女性フィギュアをオレ好みに塗りあげろ!”. 大日本絵画. 大日本絵画 (2021年12月). 2026年8月30日閲覧。
  15. パンツァーズ イン ダイオラマ”. 大日本絵画. 大日本絵画 (2025年4月). 2026年8月30日閲覧。

外部リンク

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