アレックス・ギブニー

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アレックス・ギブニー
Alex Gibney
職業 映画監督プロデューサー
ジャンル ドキュメンタリー映画
活動期間 1980 -
主な作品
2005年『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?
2007年『「闇」へ
2008年『GONZO
2010年『カジノ・ジャック

アレックス・ギブニー (Alex Gibney) は、アメリカ合衆国ドキュメンタリー映画監督プロデューサー

2005年の『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?』で第78回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞の候補に挙がり、2年後の『「闇」へ』で第89回同賞の受賞を果たした。さらに2010年の『Client 9: The Rise and Fall of Eliot Spitzer』でも第83回同賞にノミネートされている。

来歴[編集]

父親は『太平洋の世紀』などで知られるジャーナリストで、ブリタニカ百科事典の日本語版編纂にも関わった[1]フランク・ギブニーイェール大学で学士号を取得後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院で映画を学ぶ。

1982年、自身の製作会社ジグソー・プロダクションズを設立。1992年にPBSで放送された父の著作のテレビシリーズ化『太平洋の世紀〜アメリカ人ジャーナリストが見たアジア〜』でニュース・ドキュメンタリー・エミー賞歴史番組賞を受賞。2003年に同じくPBSで放送されたマーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、ヴィム・ヴェンダースマイク・フィギスらが監督した音楽ドキュメンタリーシリーズ『THE BLUES Movie Project』ではシリーズ全体のプロデューサーを務めた。

ニューズウィークロサンゼルス・タイムズニュー・リパブリックシカゴ・リーダーサンフランシスコ・クロニクルなどに寄稿している[2]

2010年、Utne Reader誌の「25 Visionaries Who Are Changing Your World」に選ばれた[3]

スタイル[編集]

多作で知られ、2005年から2010年の間に10本の監督作品を世に送り出した。映画評論家の町山智浩は「ギブニーはマイケル・ムーアのようにカメラの前に出てくることはないが、その作品には一貫するテーマがある。人間の心理の危うさだ」と評している[4]

訴訟[編集]

2008年6月19日、ギブニーの会社は『「闇」へ』を配給したシンクフィルムが同作の公開・宣伝を十分に行わなかったため損害を被ったとして、業界団体に仲裁を求めた。ギブニーによると映画は28万ドルしか稼ぐことができなかったという[5][6]

監督作品[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ Woollard, Rob (2008年2月26日). “米軍の捕虜拷問を批判した作品、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞に”. AFPBB News. フランス通信社. 2010年11月25日閲覧。
  2. ^ About Jigsaw” (英語). Jigsaw Productions. 2010年11月25日閲覧。
  3. ^ Nelson, Rob (2010年10月). “Alex Gibney: The Smartest Guy in the Room” (英語). Utne Reader. Ogden Publications. 2010年11月25日閲覧。
  4. ^ 町山智浩コラム4 町山智浩のアレックス・ギブニー論」、『BRUTUS』第31巻第22号、マガジンハウス、2010年11月、 105頁、2010年11月25日閲覧。
  5. ^ Kearney, Christine (2008年6月26日). “US documentary maker seeks damages over Oscar film” (英語). Reuters. トムソン・ロイター. 2010年11月25日閲覧。
  6. ^ Lyons, Charles (2008年6月26日). “Filmmaker Says Distributor Failed Him” (英語). ニューヨーク・タイムズ. 2010年11月25日閲覧。

外部リンク[編集]