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アリサ・クレイバノワ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アリサ・クレイバノワ
Alisa Kleybanova
アリサ・クレイバノワ
基本情報
フルネーム Alisa Mikhaelovna
Kleybanova
国籍 ロシアの旗 ロシア
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国モスクワ
生年月日 (1989-07-15) 1989年7月15日(35歳)
身長 181cm
体重 72kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2003年
ツアー通算 7勝
シングルス 2勝
ダブルス 5勝
生涯獲得賞金 2,492,031 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2009)
全仏 3回戦(2010)
全英 4回戦(2008)
全米 2回戦(2008・10・13)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(2010)
全仏 3回戦(2014)
全英 ベスト8(2009)
全米 ベスト4(2009)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 20位(2011年2月21日)
ダブルス 10位(2010年2月1日)
2017年8月17日現在

アリサ・ミハイロヴナ・クレイバノワAlisa Kleybanova, ロシア語: Алиса Михаиловна Клейбанова, 1989年7月15日 - )は、ロシアモスクワ出身の女子プロテニス選手。これまでにWTAツアーでシングルス2勝、ダブルス5勝を挙げる。自己最高位はシングルス20位、ダブルス10位。身長181cm、体重72kgの長身選手。サービスと両手打ちのバックハンド・ストロークを武器にする。

来歴

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クレイバノワは4歳からテニスを始め、最初の9年間は母親の指導を受けた。2003年8月にプロ入り。ジュニア選手のトーナメントに出ていた頃、ウィンブルドンジュニア女子ダブルス部門で2003年2006年の2度優勝した。4年間女子ツアー下部組織の大会を回った後、2008年全豪オープン4大大会に初出場を果たす。最初の挑戦で予選会3試合を勝ち抜き、本戦1回戦で彭帥中国)に 7-5, 4-6, 9-7 で競り勝ち、アンナ・チャクベタゼ(同じロシアの選手)との2回戦に進出した。半年後のウィンブルドンでさらなる躍進を見せ、ビーナス・ウィリアムズとの4回戦に勝ち進む。

2009年全豪オープンで、クレイバノワは初めて「第29シード」に選ばれ、3回戦で第5シードのアナ・イバノビッチセルビア)を 7-5, 6-7, 6-2 で倒す勝利を挙げた。初進出の4回戦では、地元オーストラリアエレナ・ドキッチに 5-7, 7-5, 6-8 で敗れた。4月下旬のモロッコフェズ大会で、クレイバノワは同じロシアのエカテリーナ・マカロワとダブルスを組み、決勝でマリア・キリレンコ&ソラナ・チルステアルーマニア)組を破ってツアー初優勝を果たす。6月のウィンブルドン女子ダブルスでマカロワと組んでベスト8に入った後、ハンガリーの「ブダペスト・オープン」でモニカ・ニクレスク(ルーマニア)と組んでダブルス2勝目を挙げる。クレイバノワとマカロワは、全米オープン女子ダブルスでベスト4に入り、ビーナスセリーナのウィリアムズ姉妹組に 6-7(4-7), 6-3, 2-6 で敗れた。

2010年2月下旬のマレーシアクアラルンプール大会で、クレイバノワはシングルス決勝で同じロシアの先輩選手エレーナ・デメンチェワを 6-3, 6-2 で破り、女子ツアーでシングルス初優勝を果たした。9月の韓国オープンで2勝目を挙げた。

2011年はブリスベン大会とエストリル大会でダブルス2勝を挙げたが、全仏オープンウィンブルドンを病気のため欠場した。7月に悪性リンパ腫の一種であるホジキンリンパ腫であることを公表しイタリアで療養した[1]。2012年3月のソニー・エリクソン・オープンで復帰し1回戦でヨハンナ・ラーソンを 2-6, 6-3, 6-2 で破り8カ月ぶりの勝利を挙げた[2]。2回戦でマリア・キリレンコに 6-7(1), 3-6 で敗れた。2012年の大会出場はこの1大会だけである。

全米オープンで2年ぶりに4大大会に出場した。1回戦でモニカ・プイグを 6-4, 3-6, 7-5 で破り初戦を突破した。2回戦でエレナ・ヤンコビッチに 3-6, 2-6 で敗れた。地元のクレムリン・カップではベスト8に進出しクレイバノワは2013年のWTAアワードカムバック賞を受賞している[3]

近年は女子ツアー下部大会でプレーしている。

WTAツアー決勝進出結果

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シングルス: 3回 (2勝1敗)

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大会グレード
2008年以前 2009年以後
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
ティア I (0–0) プレミア・マンダトリー (0-0)
プレミア5 (0-0)
WTAチャンピオンズ (0–1)
ティア II (0–0) プレミア (0–0)
ティア III (0–0) インターナショナル (2–0)
ティア IV & V (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2010年2月28日 マレーシアの旗 クアラルンプール ハード ロシアの旗 エレーナ・デメンチェワ 6–3, 6–2
優勝 2. 2010年9月26日 大韓民国の旗 ソウル ハード チェコの旗 クララ・ザコパロバ 6–1, 6–3
準優勝 1. 2010年11月7日 インドネシアの旗 バリ ハード (室内) セルビアの旗 アナ・イバノビッチ 2–6, 6–7(5)

ダブルス: 6回 (5勝1敗)

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結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2008年5月4日 モロッコの旗 フェズ クレー ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ ルーマニアの旗 ソラナ・チルステア
ロシアの旗 アナスタシア・パブリュチェンコワ
2-6, 2–6
優勝 1. 2009年5月2日 モロッコの旗 フェズ クレー ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ ルーマニアの旗 ソラナ・チルステア
ロシアの旗 マリア・キリレンコ
6–3, 2–6, [10–8]
優勝 2. 2009年7月12日 ハンガリーの旗 ブダペスト クレー ルーマニアの旗 モニカ・ニクレスク ウクライナの旗 アリョーナ・ボンダレンコ
ウクライナの旗 カテリナ・ボンダレンコ
6–4, 7–6(5)
優勝 3. 2009年10月3日 日本の旗 東京 ハード イタリアの旗 フランチェスカ・スキアボーネ スロベニアの旗 ダニエラ・ハンチェコバ
日本の旗 杉山愛
6–4, 6–2
優勝 4. 2011年1月8日 オーストラリアの旗 ブリスベン ハード ロシアの旗 アナスタシア・パブリュチェンコワ ポーランドの旗 クラウディア・ヤンス
ポーランドの旗 アリシア・ロソルスカ
6–3, 7–5
優勝 5. 2011年4月30日 ポルトガルの旗 エストリル クレー カザフスタンの旗 ガリナ・ボスコボワ ギリシャの旗 エレニ・ダニリドゥ
オランダの旗 ミハエラ・クライチェク
6–4, 6–2

4大大会シングルス成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 通算成績
全豪オープン 2R 4R 3R 2R A A A 7–4
全仏オープン 2R 1R 3R A A A 1R 3–4
ウィンブルドン 4R 2R 3R A A A 1R 6–4
全米オープン 2R 1R 2R A A 2R A 3–4

脚注

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外部リンク

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受賞
先代
カザフスタンの旗 ヤロスラワ・シュウェドワ
WTAカムバック賞
2013
次代
クロアチアの旗 ミリヤナ・ルチッチ=バロニ