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アジャクシオ・ナポレオン・ボナパルト空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アジャクシオ・ナポレオン・ボナパルト空港
Aéroport d'Ajaccio-Napoléon-Bonaparte
IATA: AJAICAO: LFKJ
概要
空港種別公共
運営者CCI d'Ajaccio/Corse du Sud
供給都市フランスの旗 フランス アジャクシオ
標高17 ft / 5 m
座標北緯41度55分26秒 東経008度48分09秒 / 北緯41.92389度 東経8.80250度 / 41.92389; 8.80250座標: 北緯41度55分26秒 東経008度48分09秒 / 北緯41.92389度 東経8.80250度 / 41.92389; 8.80250
ウェブサイト
地図
LFKJの位置(フランス内)
LFKJ
LFKJ
フランスにおける位置
滑走路
方向 全長 表面
m ft
02/20 2,407 7,897 瀝青コンクリート
統計 (2021年[1])
利用客数1,411,728人
貨物取扱量6.087トン
出典:フランス航空路誌[2] Aeroport.fr[3]

アジャクシオ・ナポレオン・ボナパルト空港フランス語: Aéroport d'Ajaccio-Napoléon-Bonaparteコルシカ語: Aeruportu di Aiacciu Nabulione Buonaparte)は、フランスコルス=デュ=シュド県アジャクシオにある空港。コミューター航空会社エール・コルシカの拠点で、フランス本土とのあいだで定期便を運航している。

空港の名称は、アジャクシオ出身のナポレオン・ボナパルトに由来する。かつてはカンポ・デローロ空港 (Campo dell'Oro) といった。

歴史

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飛行場が置かれる以前のカンポ・デローロは、グラヴォナ川河口の沖積平野であった。地名は「金の野原」を意味するが、その由来は判然としない。19世紀のある記録では豊かな穀倉地帯とされる一方で、マラリアの蔓延する湿地帯とも記された。第二次世界大戦以前には草地の飛行場が設置され、1935年にマルセイユとのあいだに水上機の定期便が就航している。

1943年には、フランスの第1陸軍工兵隊がヴェジューヴ作戦によりアジャクシオに上陸を果たしたことでコルシカ島の解放がはじまった。その数ヶ月後には、イギリス空軍のフランス人部隊である自由フランス空軍のGC2/7戦闘機部隊がスーパーマリン スピットファイアをカンポ・デローロの飛行場に置き、駐留を開始した。滑走路が草地であることから、重戦闘機の配備は不可能であった。

1944年、アメリカ陸軍航空隊が空港を接収し、P-51飛行中隊が離陸できるよう、穴あき金属マットで舗装を行った[4][5]。P-51飛行中隊は、コルシカ島東岸に新たに設営した飛行場から飛び立つB-26の護衛の任務を果たした。カンポ・デローロは比較的滑走路が短く、近くに山地もあるため、大型の航空機にとっては離着陸の難しい飛行場であった。戦争の終結に向けて滑走路は舗装され、近代的な空港に生まれ変わった。

就航路線

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航空会社就航地
フランスの旗 エール・コルシカ リヨンマルセイユニースパリ・オルリートゥールーズ
季節運航: シャルルロワ[6]、クレルモン=フェラン、ローマ・フィウミチーノ[7]、トゥーロン[8]ヴェネツィアチューリッヒ[9]
フランスの旗 エールフランス パリ・オルリー
季節運航: ブリーヴ、カーン、カストル、リヨンナントパリ・シャルル・ド・ゴール、ポワティエ
アメリア・インターナショナル[10] 季節運航: ブリーヴ[11]
イギリスの旗 イージージェット季節運航: バーゼル/ミュールーズボルドー[12]ジュネーヴリヨンナント[13]パリ・シャルル・ド・ゴール
ルクセンブルクの旗 ルクスエア 季節運航: ルクセンブルク
ノルウェーの旗 ノルウェー・エアシャトル 季節運航: オスロ
オランダの旗 トランサヴィア 季節運航: アムステルダム、ブレスト[14]
スペインの旗 ボロテア 季節運航: ボルドー、ブレスト、カーン、リールリヨン[15]モンペリエナント[15]ストラスブール、トゥーロン

事故

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脚注

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  1. ^ Bulletin Statistique du trafic aérien commercial - année 2021” (PDF; 4,45 MB) [Commercial Air Traffic Statistics Bulletin - year 2021] (フランス語). ecologie.gouv.fr. Ministère de la Transition écologique et de la Cohésion des territoires. 2023年2月5日閲覧。
  2. ^ LFKJ – AJACCIO NAPOLEON BONAPARTE Service d'information aéronautique, 2023年9月26日閲覧。
  3. ^ Résultats d'activité des aéroports français 2018”. aeroport.fr. 31 August 2019閲覧。
  4. ^ Office of Assistant Chief of Air staff, Intelligence (1992年). “The AAF in Southern France”. The United States Army Air Forces in World War II. Headquarters, Army Air Forces Washington, D.C. (Center for Air Force History). 17 May 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。20 May 2008閲覧。
  5. ^ Long, Marc (7 March 2007). “Calamity in Corsica”. Aviation and Air Combat Articles. SimHQ. 16 May 2008時点のオリジナルよりアーカイブ20 May 2008閲覧。
  6. ^ Vol, séjours, billets d'avion – Air Corsica”. 2023年9月26日閲覧。
  7. ^ Nell'estate di Air Corsica debutta la rotta Ajaccio-Roma, da inizio luglio” (21 January 2022). 2023年9月26日閲覧。
  8. ^ Flight Toulon | Air Corsica”. 2023年9月26日閲覧。
  9. ^ UAE Business: Air Corsica to launch Zurich-Ajaccio flights in July”. 2023年9月26日閲覧。
  10. ^ Amelia-Connecting Our Horizons”. flyamelia. 20 February 2023閲覧。
  11. ^ Amelia Adds Ajaccio – Brive Service in NS23”. 2023年9月26日閲覧。
  12. ^ easyJet S20 new routes as of 27DEC19”. Routesonline. 31 December 2019閲覧。
  13. ^ Easy Jet
  14. ^ La compagnie aérienne Transavia va ouvrir 4 nouvelles lignes au départ de Brest” (2 February 2021). 2023年9月26日閲覧。
  15. ^ a b Volotea outlines post-COVID 19 network expansion in S20”. Routesonline. 25 May 2020閲覧。
  16. ^ Ranter, Harro. “ASN Aircraft accident McDonnell Douglas DC-9-81 (MD-81) YU-ANA Ajaccio-Campo dell'Oro Airport (AJA)”. www.aviation-safety.net. Aviation Safety Network. 2020年10月28日閲覧。