ねむの木の庭

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ねむの木の庭

ねむの木の庭(ねむのきのにわ)は、東京都品川区東五反田五丁目にある品川区立の公園である。

歴史・概要[編集]

当地にはもともと皇后美智子の生家として知られる正田家の邸宅があった。1933年(昭和8年)に日清製粉正田英三郎社長邸として当時の清水組が設計施工した[1]趣きのある建物だが、故正田英三郎(1999年(平成11年)に死去)の遺産にかかる相続税の一部として2001年(平成13年)に国に物納された。建物の老朽化が激しく、建物の保存を求める要望書の提出[2][3]のほか署名や募金を呼びかけたり[4]長野県軽井沢町への移築も検討されたりしたが[5]、建物は2002年(平成14年)に解体された。その後、品川区が国から公園用地として跡地を取得して整備[6]2004年(平成16年)8月26日に「ねむの木の庭」として開園した。名前の由来は皇后が高校時代に自身で作った詩「ねむの木の子守歌」に因む。様々な樹木や草花で彩られる公園は邸宅の跡地なので広くはないが、皇后・美智子に因むバラの「プリンセス・ミチコ」も植えられている[7]

なお当地より徒歩5分ほどの場所に回遊式庭園池田山公園がある。

アクセスなど[編集]

  • 五反田駅より徒歩7分。
  • 開園時間:午前9時から午後5時まで。(12月29日から1月3日まで休園)
  • 駐車場:なし
  • 料金:入園無料。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 設計者は同社設計係長だった大友弘とされる。平山育男; 松波秀子. “近代建築における建設会社設計部技術者の研究 - 大友弘の業績を通じて(研究 No. 0331)”. 研究論文集2004年度版 (住宅総合研究財団) 31: 336-344. ISSN 1880-2702. http://www.jusoken.or.jp/pdf_paper/2004/0331-0.pdf 2016年6月1日閲覧。. 
  2. ^ 安達治雄. “旧正田邸「解体中止」要望書の真意 - 保存の判断は地元主体で”. JIA Bulletin /ほぞんもんだい. 2016年6月1日閲覧。
  3. ^ 塩川正十郎財務大臣宛ての要望書(旧正田邸解体を中止し、売却先(品川区)にその活用を委ねること)ならびに高橋久二品川区長宛ての要望書(旧正田邸購入活用)”. 公益社団法人日本建築家協会 (平成15年1月21日). 2016年6月1日閲覧。
  4. ^ “買い取りへ募金活動/旧正田邸保存で住民団体”. 四国新聞社. (2002年11月7日). http://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/20021107000167 2016年6月1日閲覧。 
  5. ^ “軽井沢町が移築申し入れへ/旧正田邸の保存問題”. 四国新聞社. (2002年11月6日). http://www.shikoku-np.co.jp/national/culture_entertainment/20021106000383 2016年6月1日閲覧。 
  6. ^ 公園の一部は品川区が無償で借り受けた国有地。ねむの木の庭”. 品川区 (2013年7月19日). 2016年6月1日閲覧。
  7. ^ ねむの木の庭”. しながわ観光協会. 2016年6月1日閲覧。

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度37分49.1秒 東経139度43分20.9秒 / 北緯35.630306度 東経139.722472度 / 35.630306; 139.722472