うま辛王
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うま辛王(うまからおう)とは、岐阜県高山市の第3セクターの飛騨唐辛工房が発売しているソースである。
概要
[編集]- トウガラシを自然発酵させた物をペースト状としたソース。
- 元々は岐阜県高山市の「キッチン飛騨」のステーキハウスの料理長が、1970年頃、ステーキにあう調味料として開発した「唐辛」というソースである。
- 1997年(平成9年)、唐辛は岐阜県特産品開発コンテストで大賞を受賞する。
- 2000年(平成12年)、製造特許取得。村おこしとして岐阜県大野郡高根村(現高山市)に第3セクターの飛騨唐辛工房を設立。唐辛をうま辛王と改称して生産開始。
- うま辛王の製造工場は、御嶽山の山麓の標高1,200 mにある古いトンネルの中にある。これは、トンネルの中は1年を通じて温湿度が安定しており、トウガラシの自然熟成に適しているため。
製造方法
[編集]- 乾燥赤トウガラシを御嶽山の湧き水と天然塩に浸す。
- 一定間隔で攪拌しながら、15 - 24か月(平均18か月)熟成させる。
- 熟成終えたものを粉砕し、米酢を加えた後、攪拌しながら1か月熟成させる。
- ペースト状にする。
製品化
[編集]- 2002年に日本製粉(現・ニップン)が飛騨唐辛工房に出資して販売権を取得し、「うま辛王」「うま辛ソース」を販売している[1]。
- 道の駅飛騨たかね工房の食堂ではうま辛王を使用した「うま辛王ラーメン」「うま辛王みそラーメン」「うま辛王カレー」を提供している[2]。
出典
[編集]- ^ 「日本製粉が飛騨唐辛工房に出資、「うま辛王」「うま辛ソース」発売」『日本食糧新聞』2002年1月28日。2024年6月9日閲覧。
- ^ “奥飛騨温泉郷上宝 - 国道 -” (PDF). 高山市. 2024年6月9日閲覧。