「イギリス鉄道185形気動車」の版間の差分
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== 概要 == |
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イングランド北部を縦断する都市間列車を運行する[[ファースト・トランスペナイン・エクスプレス]]は、輸送力増強のために最高速度160km/hで走行可能な高速気動車を発注した。製造はシーメンスが担当し、2005年から2006年にかけて3両編成51本が製造された。185形はイギリス向けのデジロとしては唯一の気動車となっている。 |
イングランド北部を縦断する都市間列車を運行する[[ファースト・トランスペナイン・エクスプレス]]は、輸送力増強のために最高速度160km/hで走行可能な高速気動車を{{いつ範囲|発注した。|date=2018年8月}}製造はシーメンスが担当し、2005年から2006年にかけて3両編成51本が製造された。185形はイギリス向けのデジロとしては唯一の気動車となっている。 |
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車体は両開き2扉、最高速度は160km/hである<ref name="rgi1">{{en icon}}[http://www.railwaygazette.com/news/single-view/view/transpennine-express-dmu-starts-commissioning-trials.html TransPennine Express DMU starts commissioning trials] - [[レールウェイ・ガゼット・インターナショナル|Railway Gazette]]、2005年9月1日</ref>。 |
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エンジンはカミンズのQSK19(出力750HP)を各車に1基ずつ搭載し、高出力エンジンの採用により高速性能と加速度の向上が図られた。しかし燃料消費量が大きいため、燃費向上を目的に[[シーメンス]]と共同で2007年にエコモードを実装した。勾配と速度に応じて編成中1基のエンジンを停止することで、当初段階において従来比7%の燃料削減を達成している<ref>[http://www.railwaygazette.com/news/single-view/view/dmu-eco-mode-fuels-savings-at-tpe.html DMU Eco-Mode fuels savings at TPE] - Railway Gazette、2007年12月21日</ref>。 |
エンジンはカミンズのQSK19(出力750HP)を各車に1基ずつ搭載し<ref name="rgi2" />、高出力エンジンの採用により高速性能と加速度の向上が図られた。しかし燃料消費量が大きいため、燃費向上を目的に[[シーメンス]]と共同で2007年にエコモードを実装した。勾配と速度に応じて編成中1基のエンジンを停止することで、当初段階において従来比7%の燃料削減を達成している<ref name="rgi2">{{en icon}}[http://www.railwaygazette.com/news/single-view/view/dmu-eco-mode-fuels-savings-at-tpe.html DMU Eco-Mode fuels savings at TPE] - Railway Gazette、2007年12月21日</ref>。 |
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== 運用 == |
== 運用 == |
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2006年3月より[[リバプール]]、[[マンチェスター]]からハル、ニューカッスル、リーズ方面を結ぶ各系統で運用を開始し、従来の[[イギリス国鉄158形気動車|158形]]ほか各車を置き換えた。マンチェスターからスコットランド方面の運用は、2014年より一部が[[イギリス鉄道350形電車|350形]]に置き換わり<ref>[https://www.railengineer.uk/2014/12/01/class-350s-scotland/ Class 350s to Scotland] - Rail Engineer、2014年12月1日</ref>、185形は他線区の輸送力増強に充てられた。 |
2006年3月より[[リバプール]]、[[マンチェスター]]からハル、ニューカッスル、リーズ方面を結ぶ各系統で運用を開始し、従来の[[イギリス国鉄158形気動車|158形]]ほか各車を置き換えた。マンチェスターからスコットランド方面の運用は、2014年より一部が[[イギリス鉄道350形電車|350形]]に置き換わり<ref>{{en icon}}[https://www.railengineer.uk/2014/12/01/class-350s-scotland/ Class 350s to Scotland] - Rail Engineer、2014年12月1日</ref>、185形は他線区の輸送力増強に充てられた。 |
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2016年には営業期間満了により後継の |
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[[Category:シーメンス製の鉄道車両]] |
2018年8月25日 (土) 14:45時点における版
イギリス鉄道185形気動車 | |
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基本情報 | |
製造所 | シーメンス |
製造年 | 2005年 - 2006年 |
製造数 | 51編成[1] |
運用開始 | 2006年[1] |
主要諸元 | |
編成 | 3両編成[1] |
軌間 | 1,435 mm[2] |
最高速度 | 161 km/h(100 mi/h[1]) |
編成定員 |
169[2] 1等15、2等154[2] +折り畳み12[2] |
編成重量 | 168.5 t[2] |
編成長 | 71.286 m[2] |
長さ |
先頭車23.763 m[2] 中間車23.750 m[2] |
幅 | 2.674 m[1] |
高さ | 3.85m[1] |
動力伝達方式 | 液体式 |
機関 | カミンズ QSK19[3] |
機関出力 | 750 HP[3] |
185形(Class 185)は、シーメンスのデジロのイギリス向け車種として、2005年に登場した気動車の形式である。
概要
イングランド北部を縦断する都市間列車を運行するファースト・トランスペナイン・エクスプレスは、輸送力増強のために最高速度160km/hで走行可能な高速気動車を発注した。[いつ?]製造はシーメンスが担当し、2005年から2006年にかけて3両編成51本が製造された。185形はイギリス向けのデジロとしては唯一の気動車となっている。
車体は両開き2扉、最高速度は160km/hである[2]。
エンジンはカミンズのQSK19(出力750HP)を各車に1基ずつ搭載し[3]、高出力エンジンの採用により高速性能と加速度の向上が図られた。しかし燃料消費量が大きいため、燃費向上を目的にシーメンスと共同で2007年にエコモードを実装した。勾配と速度に応じて編成中1基のエンジンを停止することで、当初段階において従来比7%の燃料削減を達成している[3]。
運用
2006年3月よりリバプール、マンチェスターからハル、ニューカッスル、リーズ方面を結ぶ各系統で運用を開始し、従来の158形ほか各車を置き換えた。マンチェスターからスコットランド方面の運用は、2014年より一部が350形に置き換わり[4]、185形は他線区の輸送力増強に充てられた。
2016年には営業期間満了により後継のトランスペナイン・エクスプレスへ継承されたほか、4編成がノーザンへ2017年12月まで貸出された[5]。
脚注
- ^ a b c d e f Class 185 Diesel Multiple Unit エバーショルト・レール・グループ
- ^ a b c d e f g h i TransPennine Express DMU starts commissioning trials - Railway Gazette、2005年9月1日
- ^ a b c d DMU Eco-Mode fuels savings at TPE - Railway Gazette、2007年12月21日
- ^ Class 350s to Scotland - Rail Engineer、2014年12月1日
- ^ TransPennine Express Invitation to Tender - 英国運輸省、2015年2月27日