「写ルンです」の版間の差分

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== 逸話 ==
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開発当初、[[命名|ネーミング]]案として「パッ撮りくん」([[忍者ハットリくん]]のもじり)という名前が候補に挙がっていたが、チーム内での評判は芳しくなかった。しかしそれに代わる新たな名前が思いつかずに上層部への[[プレゼンテーション|プレゼン]]の日を迎え、その席で上司に「本当に写るのか」と問いただされたときに、開発責任者はとっさに「写るんです」と返答した。その語感の軽快さと、説明いらずの明快さに気づいた責任者の機転によって名前が決定。その後「[[ルンルン]]気分で撮れる」との意味を合わせ、正式に「写ルンです」という名前に決定した。
開発当初、[[命名|ネーミング]]案として「パッ撮りくん」([[忍者ハットリくん]]のもじり)という名前が候補に挙がっていたが、チーム内での評判は芳しくなかった。しかしそれに代わる新たな名前が思いつかずに上層部への[[プレゼンテーション|プレゼン]]の日を迎え、その席で上司に「本当に写るのか」と問いただされたときに、開発責任者はとっさに「写るんです」と返答した。その語感の軽快さと、説明いらずの明快さに気づいた責任者の機転によって名前が決定。その後「[[ルンルン]]気分で撮れる」との意味を合わせ、正式に「写ルンです」という名前に決定した。

[[オリオン (製菓会社)|オリオン]]から、「写ルンです」をもじったラムネ菓子「食ベルンですHi」が発売されている([[1990年]]発売開始)。実際に「写ルンです」の景品に採用されたこともある<ref>[http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/keizai/200905gekidou/52.shtml 激動の時代に 関西企業トップストーリー (52)オリオン社長 小西 靖介氏 子どもの「憧れ」形に/駄菓子にこだわり63年]、[[神戸新聞社]]、2011年10月2日。</ref>。


== テレビCM出演者 ==
== テレビCM出演者 ==
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* [[1997年]]時の春季CM「フジカラー APS写ルンですスーパースリム」
* [[1997年]]時の春季CM「フジカラー APS写ルンですスーパースリム」
*:すべて、1970年代〜1980年代の日本の[[ヒット曲]]の[[歌詞]]をパロディにした内容。 ( )内は他の出演者
*:すべて、1970年代〜1980年代の日本の[[ヒット曲]]をパロディにした内容。 ( )内は他の出演者
** [[沢口靖子]]
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*** [[渚のシンドバッド]]篇 ([[極楽とんぼ]])
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* [[レンズ付きフィルム]]
* [[レンズ付きフィルム]]
* [[伝染るんです。]] - [[吉田戦車]]のギャグ漫画。この作品のタイトルの由来となった。
* [[伝染るんです。]] - [[吉田戦車]]のギャグ漫画。この作品のタイトルの由来となった。

== 脚注 ==
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==外部リンク==
==外部リンク==

2012年1月28日 (土) 18:04時点における版

「写ルンです」の初期の製品群

写ルンです(うつるんです)は、富士フイルムから発売されているレンズ付きフィルムで、同社の登録商標(第2110978号ほか)である。日本国外ではQuickSnapの商品名(登録商標第2236896号)で販売されている。1986年から発売されている。初代モデルはISO100の110判フィルムを使用していたが、2代目に当たる「写ルンですHi」からはISO400の35ミリフィルムに変更、画質が向上した。現在はISO感度が800・1600といった高感度のものや、APSフィルムを使用したものも発売されている。

ラインナップ

slim1000
  • スタンダード
    • シンプルエース
    • 400extra
    • 800premium
    • スリムエースU
  • 高機能
    • slim1000
    • 3ways,同BABY・PET
    • Night&Day
    • エクセレント
    • デート1000
    • new望遠
    • new waterproof
  • キャラクターデザイン

逸話

開発当初、ネーミング案として「パッ撮りくん」(忍者ハットリくんのもじり)という名前が候補に挙がっていたが、チーム内での評判は芳しくなかった。しかしそれに代わる新たな名前が思いつかずに上層部へのプレゼンの日を迎え、その席で上司に「本当に写るのか」と問いただされたときに、開発責任者はとっさに「写るんです」と返答した。その語感の軽快さと、説明いらずの明快さに気づいた責任者の機転によって名前が決定。その後「ルンルン気分で撮れる」との意味を合わせ、正式に「写ルンです」という名前に決定した。

オリオンから、「写ルンです」をもじったラムネ菓子「食ベルンですHi」が発売されている(1990年発売開始)。実際に「写ルンです」の景品に採用されたこともある[1]

テレビCM出演者

娘を前に乗せて歌いながら土手沿い自転車を走らせる「いい日旅立ち編」などの、コミカルな演技が話題となった。聖飢魔IIのビデオCD『SEIKIMANIA』(1995年)に「吊り橋編」「忘れ物編」「トンボ採り編」が収録されている。同タイトルは2003年にDVD化。
当時の聖飢魔IIメンバー全員が出演した戦国時代の合戦風のCMも存在する。内容は、本陣で待機する敗色濃厚な軍勢の総大将(演:稲垣吾郎)のもとに矢を受けた切裂指物使番が転げこんできて絶望的な戦局を報告、重臣が引き上げを進言、総大将が聖飢魔IIの来援を信じてこれを却下、一曲歌うとデーモン以下の聖飢魔IIが「久々!」と登場するというもの(後述の「NAI NAI 16篇」)。
なお、沢口と稲垣は、同年のドラマ『』で共演している。

関連項目

脚注

外部リンク