「徳洲会」の版間の差分
病気腎移植に関しては徳州会と関係のある部分だけに要約しました。 |
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また、近年の病院建設計画では住民とのトラブルが多い([[東京都]][[町田市]]・[[大阪府]][[岸和田市]]・大阪府[[吹田市]]など)。 |
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[[2008年]]3月、徳洲会グループは[[鹿児島県]][[霧島市]]隼人町に3年制の看護学科と2年制のホスピタリティ経営学科からなる[[短期大学]]を新設する計画を明らかにした<ref>[http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20080306ddlk46100050000c.html 『毎日新聞』鹿児島県版 2008年3月6日付「徳洲会グループ:霧島市に短大を開校 来年4月、看護など2学科/鹿児島」]</ref>。 |
[[2008年]]3月、徳洲会グループは[[鹿児島県]][[霧島市]]隼人町に3年制の看護学科と2年制のホスピタリティ経営学科からなる[[短期大学]]を新設する計画を明らかにした<ref>[http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20080306ddlk46100050000c.html 『毎日新聞』鹿児島県版 2008年3月6日付「徳洲会グループ:霧島市に短大を開校 来年4月、看護など2学科/鹿児島」]</ref>。また、6月には[[静岡市]][[駿河区]]に4年制の看護学部のみの静岡徳洲大学(平成23年度開学予定)の設置を計画していることを明らかにした。<ref>[http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20080622000000000010.htm 『静岡新聞』 2008年6月22日付「徳洲会が看護大、静岡市に計画 23年度開学目指す」]</ref>。 |
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==病気腎移植問題== |
==病気腎移植問題== |
2008年6月21日 (土) 23:59時点における版
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4e/%E9%87%8E%E5%B4%8E%E5%BE%B3%E6%B4%B2%E4%BC%9A%E7%97%85%E9%99%A2.jpg/400px-%E9%87%8E%E5%B4%8E%E5%BE%B3%E6%B4%B2%E4%BC%9A%E7%97%85%E9%99%A2.jpg)
徳洲会(とくしゅうかい)は、特定医療法人徳洲会を中心とした医療法人グループである。代表は徳田虎雄。
概説
「生命だけは平等だ」「生命を安心して預けられる病院」「健康と生活を守る病院」「ミカン1個も貰わない(「お礼」として金品の授受を受け付けない)」などをモットーに全国各地で病院、診療所を運営している。世界第3位の規模を誇る医療法人グループであり、自由連合として政治活動にも関与している(徳田虎雄は、いったん自由民主党に入党したが、徳洲会と対立する日本医師会の反発で、3日で党を追われた)。同党の主な地盤である鹿児島県第2区(薩摩地方南部、奄美群島)には多数の医療施設を抱え、僻地医療にも貢献している。
一方で、脱税疑惑や、地方進出時に地方自治会や日本医師会との意見対立が起こる等の話題も絶えない。これが事実なのか、勢力拡大を続ける徳洲会が邪魔となる既存勢力による流言なのかは定かでない。また一部の徳洲会を快く思わない者は「医療のチェーン店」と揶揄している。
しかし、2006年には、虎雄の子である徳田毅が自由連合から自民党入りするなど、医師会との対立関係は変化を見せている。また、辰濃哲郎・「医薬経済」特別取材班「日本医師会「解体新書」 第1回 権力欲にまみれた"白い巨塔"」(『月刊現代』2008年3月号)によれば、2007年の第21回参院選では、内密に医師会(正確には、医師会の政治組織である日本医師連盟)の推薦候補である武見敬三の支援を要請され、支持者名簿の提出に応じたという。なお、武見は落選した。
また、近年の病院建設計画では住民とのトラブルが多い(東京都町田市・大阪府岸和田市・大阪府吹田市など)。
2008年3月、徳洲会グループは鹿児島県霧島市隼人町に3年制の看護学科と2年制のホスピタリティ経営学科からなる短期大学を新設する計画を明らかにした[1]。また、6月には静岡市駿河区に4年制の看護学部のみの静岡徳洲大学(平成23年度開学予定)の設置を計画していることを明らかにした。[2]。
病気腎移植問題
2006年10月1日、宇和島徳洲会病院にて臓器売買あっせんの疑いがあり、臓器移植法違反の疑いで警察が家宅捜索。関係者の取り調べが行われ、腎臓を移植した患者とドナー仲介者が逮捕された。
これが発端となり、同年11月に同院では癌などの病気に冒されたために摘出されていた腎臓などの臓器を、その臓器を必要としていた患者に移植していたことが11件あったことが発覚。また臓器移植に際して口頭約束だけで書面での約束を交わさなかったことや、杜撰な手術や管理などが露見することになった。また、鹿児島徳洲会病院でも、高齢の患者から腎動脈瘤に罹患した臓器が摘出され、市立宇和島病院の女性患者に移植されたことが発覚し、鹿児島県による調査が行われた。
その後の経緯の中で徳州会は一貫して病気腎移植の有用性と、問題に関わった万波誠医師擁護の立場を貫いており、厚生労働省と対立を深めている。
沿革
- 1973年 大阪府松原市に理事長徳田虎雄の名前を冠した「徳田病院」を開業
- 1975年 医療法人徳洲会を大阪府大東市に設立
- 1976年 東京都千代田区永田町に東京本部オフィスを開設
- 1977年 大阪市中央区本町に大阪本部オフィスを開設
- 1979年 アメリカ・ハワイ州のクィーンズ・メディカルセンターと姉妹提携を結ぶ
- 1981年 特定医療法人の承認を受ける
- 1995年 大阪市中央区本町に徳洲会健康保険組合を設立
- 2006年 ブルガリア・ソフィアで同法人の病院が開院
グループ法人
全国に病院・老人ホーム・クリニックなど265の施設を有している(2007年11月1日現在)。
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徳洲会の特徴(理念の実行法)
- 年中無休24時間オープン
- 健康保険の3割負担も困る人に対する猶予処置を行う
- 入院保証金、大部屋などの使用料の差額は一切無料
- 医療技術と診療態度の向上に絶えず努力を進める
- 患者からの贈り物は一切受け取らない
- 生活資金の立替、並びに供与を行う
脚注
- ^ 『毎日新聞』鹿児島県版 2008年3月6日付「徳洲会グループ:霧島市に短大を開校 来年4月、看護など2学科/鹿児島」
- ^ 『静岡新聞』 2008年6月22日付「徳洲会が看護大、静岡市に計画 23年度開学目指す」