長い夜 (シカゴの曲)

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長い夜
25 or 6 to 4
シカゴシングル
初出アルバム『シカゴ
B面 約束の地へ
リリース
規格 7インチレコード
録音 1969年8月
ジャンル ハードロック
時間 <time datetime="4:50 (アルバム版)
2:53 (シングル版)">4:50 (アルバム版)
2:53 (シングル版)
レーベル コロムビア・レコード
作詞・作曲 ロバート・ラム
プロデュース ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオ
シカゴ シングル 年表
ぼくらに微笑みを /
ぼくらの世界をバラ色に
(1970年)
長い夜
(1970年)
いったい現実を把握している者はいるだろうか?
(1970年)
シカゴ 年表
いかした彼女
(1985年)
長い夜 /
ワン・モア・デイ
(1986年)
スティル・ラヴ・ミー
(1986年)
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長い夜(原題:25 or 6 to 4)は、ロバート・ラムがシカゴのために書いた曲である。2枚目のアルバム『シカゴ』(1970年)向けに録音され、ピーター・セテラがリード・ボーカルを務めた。曲は編集された上でその年の6月にシングルとして発売され、アメリカのビルボード Hot 100チャートにおいて4位に、イギリスのシングルチャートで7位に上り詰めた。この録音にはギタリストであるテリー・キャスのワウペダルを利用したエレクトリックギターが収録されており、シカゴのコンピレーション・アルバムの多くに収録されてきた。

ニューバージョンの「長い夜」が1986年のアルバム『シカゴ18』向けに録音され、ジェームス・パンコウが共同作曲者として挙げられた。新しいバンドのメンバー、ジェイソン・シェフをリード・ボーカルに据えて、シングルはアメリカのチャートにおいて48位を記録した。この録音は1988年のシングル「ホワット・カインド・オブ・マン」のB面にも収録された。

曲の意味

シカゴのファンは長いこと曲の意味を論争してきた。発売されたとき、歌詞の内容がドラッグに関連しているという考察があった。しかし、同じ事は1960年代後半から1970年代前半にかけての多くの曲で言われてきたことであり、噂の大部分は無くなってしまった。[1]ラム自身は曲の題名についてこう言っている。「ただ時間について言っているだけ」で、「これは曲を作っているときについての曲だ。神秘的ではない。」[2] 話の中で出てくる時間は午前3時35分(もしくは午前3時34分)であり、午前4時の25~6分前である。ラムはこの曲の神話を不滅のものにはしなかった。彼はあるインタビューでこの曲の題名を「クリケット・スコア」と述べていた。

カバー

この曲は多くのアーティストによってカバーされてきた。その中にはヴィンス・ニールアース・ウィンド・アンド・ファイアーが含まれる。

2005年、ジョナサン・クールトンは「When I'm 25 or 64」という曲を作った。これは「25 or 6 to 4」とビートルズの曲「When I'm 64」とのマッシュアップである。[3]

参考文献

  1. ^ What does the Chicago lyric "25 or 6 to 4" mean?”. The Straight Dope. 2007年5月10日閲覧。
  2. ^ Chicago History, Chapter VI”. Official Site of Chicago the Band. 2006年11月24日閲覧。
  3. ^ Jonathan Coulton Blog Archive