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諏訪之瀬島

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日本 > 鹿児島県 > 鹿児島郡 > 十島村 > 諏訪之瀬島
諏訪之瀬島
所在地 日本の旗 日本
所属諸島 トカラ列島
座標 北緯29度36分41.2秒 東経129度42分11.3秒 / 北緯29.611444度 東経129.703139度 / 29.611444; 129.703139
面積 27.66 km²
海岸線長 27.15 km
最高標高 799 m
最高峰 御岳
プロジェクト 地形
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トカラ列島(薩南諸島、中部)
諏訪之瀬島飛行場

諏訪之瀬島(すわのせじま)は、鹿児島県トカラ列島に属するである。人口は48人、世帯数は25世帯(2004年3月31日現在)[1]十島村では中之島に次いで二番目に大きい島である。

また、地名(行政区画)としての「諏訪之瀬島」の呼称は鹿児島県鹿児島郡十島村大字となっており、大字の区域は諏訪之瀬島の全域にあたる。

地勢

  • 人口―48人
  • 面積―27.66km²
  • 周囲―27.15km

教育機関

島へのアクセス

鹿児島本港南埠頭から十島村営フェリー「フェリーとしま」で連絡する。

島内にはかつてヤマハリゾートが保有し、平成9年以降村営に移管されている諏訪之瀬島飛行場が村内唯一の飛行場として存在したが、現在は航空法の定める飛行場ではなく場外離着陸場という位置づけとなっている。

火山としての諏訪之瀬島

人口が少ないことからあまり目立たないが、たびたび活発な噴火活動を見せる日本有数の安山岩質の活火山である。島の中央部には崩壊カルデラがありその中に中央火口丘(スコリア丘)の御岳(おたけ)がある。山頂の南西には直径200mの旧火口があり1813年噴火では大量のスコリアの噴出についで安山岩質の溶岩流が流出し西海岸まで流下した。この噴火で全島民が島外に避難し1883年まで無人島となる。1884年には御岳の火口から東海岸まで溶岩流を流下し現在でも御岳では桜島と同じく日常的に噴火が発生している。安山岩質の火山は通常ブルカノ式噴火を起こすが、諏訪之瀬島では玄武岩火山に多く見られるストロンボリ式噴火を多く発生することが知られている。

  • 活動記録

地質的には70万年前からの活動が認められている。有史以降は以下を参照。

脚注

  1. ^ 国勢調査でみる地区別人口・世帯数の推移 - 十島村HP 2010年11月21日閲覧。

その他

ウェブページの中には、島の名前を「諏訪瀬島」と記載しているものもあるが、正式な表記は「諏訪瀬島」である。これは、Windows標準の日本語文字入力補助ソフトであるMicrosoft IMEが「諏訪瀬島」という変換候補しか備えていないためであると推測される。

外部リンク