自分撮り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Askship (会話 | 投稿記録) による 2016年2月28日 (日) 08:10個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ファイル:Ameily Radke.jpg
自分撮り
カメラが自在に動くカメラ付き携帯電話

自分撮り(じぶんどり、英語: Selfie)とは、自撮りセルフィーとも呼ばれる、撮影者が手持ちしたカメラにて自分自身を被写体として撮影方法である。

一般的なカメラでは、ファインダー構図を確認することができないため、意図するような写真を撮るのは難しい。これを回避するためには小さい鏡をレンズ側に取り付ける方法などがある。あらかじめレンズの横に鏡がついていたり、ファインダー部分を回転させることができるなどして、より簡単に、正確な自分撮りができるカメラも存在する。また、カメラ付き携帯電話ではテレビ電話用のカメラを用いることで、容易に自分撮りができる。

なお、英語で自撮り写真を意味する「selfie(セルフィー)」という言葉は、2002年から自画像写真を表す省略表現として使われ、2013年11月にはオックスフォード英語辞典による「今年の言葉」に選ばれている[1]

自分撮りの危険性

自分撮りは、周りへの注意が疎かになるため、しばしば死亡事故などに繋がる場合がある。2014年3月には、電車屋根で自撮りを試みた男性が高電圧線に触れて死亡したり[2]、同年5月には女性車両を運転中に自撮りを行い、前方不注意で衝突事故が発生している。また2014年8月には、ポルトガルに位置するロカ岬の断崖絶壁で自撮りをした人物が、撮影に夢中になるあまりから転落死した事故がある[3]。同月には、拳銃を自分のに当てて自撮りを行った男性が、を誤射して死亡した事故もある[4]

投票所での自撮り

2014年3月19日、オランダの統一地方選挙では、多くの市民や政治家が投票所で自分撮りした画像をソーシャルメディアに投稿する姿がみられた。秘密投票の原則を脅かす恐れがある一方で、有権者らに投票を促す効果もあると指摘されている。アメリカ合衆国では州によって対応が分かれる一方で、南アフリカフィリピンなどは禁止の方針を明確に打ち出している[5]

脚注

関連項目