羽村取水堰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Indarkcharm (会話 | 投稿記録) による 2015年10月20日 (火) 05:27個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

羽村取水堰
羽村取水堰
羽村取水堰
左岸所在地 東京都羽村市羽東三丁目678地先
右岸所在地 東京都羽村市羽字玉川附741地先
位置
羽村取水堰の位置(日本内)
羽村取水堰
北緯35度45分20秒 東経139度18分29秒 / 北緯35.75556度 東経139.30806度 / 35.75556; 139.30806
河川 多摩川水系多摩川
ダム諸元
ダム型式 固定堰可動堰(投渡堰)混合
利用目的 上水道
事業主体 東京都水道局
施工業者 江戸幕府
着手年/竣工年 -/1654年
テンプレートを表示

羽村取水堰(はむらしゅすいせき)は、東京都羽村市にある多摩川玉川上水の取水口(水源)である。正式名称は東京都水道局羽村取水堰東京都水道局が管理している。

1654年承応3年)、玉川上水開削時に設置される。現在の形態になったのは1900年明治33年)。

概要

この堰は固定堰と投渡堰(なげわたしぜき)の2つの堰で構成されている。投渡堰とは堰の支柱の桁に丸太や木の枝を柵状に設置する方法であり、大雨時に多摩川本流が増水した場合、玉川上水の水門の破壊と洪水を回避する目的で、堰に設置した丸太等を取り払って多摩川本流に流す仕組みになっている。この仕組みは堰が設置された1654年(承応3年)からほぼ変わらず現在に至っている。

固定堰と投渡堰の境には、かつて江戸東京)へ木材を運ぶために設けられたの通し場が設置されている。

この羽村取水堰から玉川上水土手の約1kmの間はの名所でもある。

なお、当所には玉川上水の開削を請負ったといわれる玉川兄弟の銅像が建立されている。

交通アクセス

  • JR青梅線福生駅から西東京バス小作駅西口行き『羽村堰上』下車すぐ。
  • JR青梅線小作駅西口から西東京バス福生駅行き『羽村堰上』下車すぐ。
  • JR青梅線羽村駅西口から徒歩20分。(途中に寺坂と呼ばれる大きな坂があります)

関連項目

外部リンク