紀ノ川 (小説)

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紀ノ川』(きのかわ)は、有吉佐和子の小説である。婦人画報社(現ハースト婦人画報社)の雑誌『婦人画報』に1959年1月号から1959年5月号まで連載、同年6月に中央公論社(現中央公論新社)より単行本として刊行された。1964年NHKでテレビドラマ化、1966年中村登監督により松竹で映画化された。

物語

明治・大正・昭和の、激動を生きた祖母・母・娘、女三代の人生流儀。これぞニッポンの女! — 有吉佐和子『紀ノ川』、 新潮社の書籍詳細[1]

和歌山を舞台に、素封家の女性3代、明治生まれの花に始まり、娘の文緒、孫で戦後世代の華子まで、明治・大正・昭和を生きていく様を描く。

書誌

1959年に中央公論社より単行本で刊行後、文庫では中央公論文庫角川文庫新潮文庫から刊行、文学全集としては講談社東都書房、中央公論社に収録された。初版が1964年の新潮文庫では、2006年に75刷改版が発行され、2011年現在で入手可能である[1]。また、講談社インターナショナルからMildred Taharaの訳により"The River Ki"の題で英語版が刊行された。

映像化

テレビ

1964年にNHK大阪放送局が制作した。南田洋子に対する日本放送作家協会賞最優秀女優賞対象作品である。

[3]

映画

タイトル
「紀ノ川」(花の巻・文緒の巻)
スタッフ
キャスト

ほか

脚注

  1. ^ a b 新潮社. “有吉佐和子『紀ノ川』|新潮社”. 2011年7月26日閲覧。
  2. ^ 紀ノ川 - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇ - テレビドラマデータベース
  3. ^ この節はテレビドラマデータベース[2]を参考にした。