田中澄江
| たなか すみえ 田中 澄江 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 生年月日 | 1908年4月11日 | ||||||||
| 没年月日 | 2000年3月1日（91歳没） | ||||||||
| 出生地 |
 日本･東京府北豊島郡 | ||||||||
| 民族 | 日本人 | ||||||||
| 職業 | 作家、脚本家 | ||||||||
| 配偶者 | 田中千禾夫 | ||||||||
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田中 澄江（たなか すみえ、1908年4月11日 - 2000年3月1日、旧姓：辻村[1]）は、日本の脚本家、作家。中野区教育委員も務めた。また、山を愛していて「花の百名山」を選んだことでも知られる。東京都名誉都民。夫は劇作家の田中千禾夫。小学校時代の同級生に川島芳子がいる。
来歴・人物
東京府北豊島郡生まれ。東京女子高等師範学校国文科を卒業する。聖心女子学院の教師を務める。1934年、やはり劇作家の田中千禾夫と結婚、神奈川県藤沢町鵠沼に新居を構える。1939年、戯曲『はる・あき』で注目される。1952年『我が家は樂し』、『少年期』、『めし』の映画の脚本が評価され、ブルーリボン賞脚本賞を受賞する。
1960年代からはテレビドラマの脚本も手がけるようになった。
1981年、随筆集『花の百名山』で読売文学賞を受賞した。
作品
主な映画
主なテレビドラマ
戯曲
- 『愛する』三笠書房 1952
- 『田中澄江放送劇集 現代女性像・八篇』未来社 1954
- 『牛が物を言う時』宝文館 ラジオ・ドラマ新書 1955
- 『田中澄江戯曲全集』全2巻 白水社 1959
- 『九条武子の生涯・白孔雀(戯曲) 』新塔社 1969
小説
- 『十七歳の日記』実業之日本社 1955 立風書房、1971
- 『花嫁の学校』河出新書 1956
- 『みおつくしの鐘』大阪教育図書 1958
- 『風のある街』日本放送出版協会 1967
- 『犬と猫のはなし』講談社 1970
- 『虹』講談社 1970ｰ71
- 『こんにちはねこ』おのきがく絵 学研のがくしゅう絵本 1971
- 『散る花のように』立風書房 1971
- 『新しい朝』立風書房 1972
- 『京都のひと』（立風書房、1972年）
- 『古城の歌』柏村由利子絵 新潮社 新潮少年文庫 1972
- 『カキツバタ群落』（講談社、1973年） - 芸術選奨文部大臣賞受賞
- 『花ぐるま』正続 講談社 1974
- 『わたしのこねこ』長野博一画 小学館の創作童話シリーズ 1978
- 『女の誇り、妻の意地 傑作小説集』光文社文庫 1988
- 『夫の始末』（講談社、1995年）のち文庫 - 女流文学賞受賞・紫式部文学賞受賞
随筆
- 『悪女の嘆き 女の幸福を求めて』未来社 1955
- 『涙の谷より 子にわびる母の記録』光文社 カッパ・ブックス 1956
- 『若い女性のための三十二章』知性社 知性選書 1958
- 『山のわかれ山の出会い』（講談社、1959年）
- 『山によみがえる』（立風書房、1961年）
- 『愛しかた愛されかた 心をとらえる女の魅力』青春出版社 青春新書 1962 のち文庫
- 『いつも待っている』（講談社、1962年）
- 『女の生き方 愛と死と真実の絶唱』青春出版社 青春新書 1963
- 『娘のための人生論 女として生きる知恵』青春出版社 青春新書 1964
- 『うず潮抄 フミ子の流浪の記』（青春出版社、1964年）
- 『続うず潮抄 愛と命ある限り』青春出版社 1965
- 『女の眼 現代に生きる『枕草子』』講談社現代新書 1965
- 『女を生きる 枕草子によせて』読売新聞社 1967
- 『日本のおんな 古典に生きる女性』新塔社 1967
- 『溢れ出づる愛 本当のものを求める心』青春出版社 1968
- 『枕草子入門 女の幸福とは何か』光文社 カッパ・ビブリア 1968
- 『結婚するなら 愛し得るひとへの自覚』青春出版社 1969
- 『田中澄江・愛の人生相談 あなたの悩みに答えます』明文社 ナンバーワン・ブックス 1969
- 『娘のための人生論 惜しみなき愛の知恵』青春出版社 1969
- 『忘れてならないもの 本当の愛を芽生えさせるために』大和書房 1969
- 『子にわびる母の記録 ゆえにこの涙の谷より』青春出版社 1970
- 『越えてきた山々』丸ノ内出版 1971
- 『この人を愛していいか いのちを注ぐ意識』青春出版社 1971
- 『山によせる心』（大和書房、1971年）
- 『私の旅私の花』大和書房 1971
- 『妻になるとき―その人のすべてを得るために』（青春出版社、1972年）「人間この愛ある生きもの」三笠書房・知的生きかた文庫
- 『日々に生きる愛 母から娘へ』家の光協会 1972
- 『愛を告げる日 その真実を求めて』大和書房 1973
- 『可愛い嫁といわれる秘訣 仲よく姑と暮らすために』祥伝社 小学館 (発売)ノン・ブック 1973 「おかあさん、ちょっと」ノンポシェット
- 『愛について悩むあなたに』コルベ出版社 コルベ文庫 1974
- 『惜しみなく愛は与える』中央出版社 心のシリーズ 1975
- 『この愛はそれでいいのか 自分が失われても悔いない才覚』青春出版社 1975
- 『青春を生きるあなたに 愛・友情・孤独』立風書房 1975
- 『愛に生きる 旧約聖書のなかの女たち』読売新聞社 1976 のち光文社文庫
- 『なぜ愛がほしいのか 孤独に悩むあなたに』いんなあとりっぷ社 インナーブックス 1976
- 『旅と伝説の女たち』新潮社 1977
- 『いま花のとき 三十代からの女性の生き方』（主婦の友社、1977年）
- 『ささやかな幸福を』（家の光協会、1978年）
- 『青春の旅』のびのび人生論 ポプラ社 1978
- 『山がそこにあるから』スキージャーナル 1978
- 『忘れてはならないもの 本当の愛を芽ばえさせるために』大和書房 1978
- 『なぜ愛なのか 十三の報告から』文芸春秋 1979 のち文庫
- 『いま、若いお母さんたちに言いたいこと』（講談社、1979年）のちPHP文庫
- 『枕草子への招待』日本放送出版協会 1979 のち光文社文庫
- 『物語日本女性史 女帝より遊女まで』日本放送出版協会 1979 「日本を変えた女たち」光文社文庫
- 『心に愛がなかったら 不毛の人生に迷いこまない知恵』海竜社 1980 のちPHP文庫
- 『新約聖書の女たち』主婦の友社 1980 のち光文社文庫
- 『花の百名山』文芸春秋 1980 のち文庫
- 『嫁姑けんかのすすめ』家の光協会 1980
- 『美しい老いの秘訣』主婦の友社 1981
- 『叱り方の上手い親下手な親 言い方一つが左右するその子の将来』1ｰ2 青春出版社 プレイブックス 1981ｰ82
- 『歴史のなかの愛 万葉・戦国の女たち』文芸春秋 1981 のち文庫
- 『私のえらんだ女の生き方』海竜社 1981
- 『いま花のとき 三十代からの女性の生き方』主婦の友社 1982
- 『子供にいい親悪い親 こうすればわが子を危機から救える』主婦の友社 1983 のちPHP文庫
- 『聖地の花』善養寺康之写真 講談社 1983
- 『ハマナデシコと妻たち 孤愁のひと田中河内介異聞』講談社 1983
- 『みずみずしい本当の愛』大和書房 女性論文庫 1983
- 『新しいしつけの常識』講談社 1984 『「しつけ」の上手い親・下手な親』PHP文庫
- 『奇蹟の聖地ルルド』菅井日人写真（講談社、1984年）
- 『愛の近代女性史』（ミリオン書房、1984年）
- 『嫁と姑とわたくしと』海竜社 1984 のちPHP文庫
- 『親は子供にどんな生きがいを与えているか』女子パウロ会 1984
- 『近松門左衛門という人』日本放送出版協会 1984
- 『沈黙の山 私の歴史山歩』山と渓谷社 1984
- 『遊びをせんとや 田中澄江の日本歌謡』平凡社 1985
- 『私の好きな山の花』山と渓谷社 1985
- 『よい旅よい味よい人生』（家の光協会、1986年） のちPHP文庫
- 『かしこい女性になりなさい 美しく生きたいあなたに』PHP研究所 1986 のち文庫
- 『人生の花、年ごとに美しく』海竜社 1986 「美しい老いの秘訣」PHP文庫
- 『田中澄江の心中天の網島』集英社 わたしの古典 1986 のち文庫
- 『遠い日の花のかたみに 女の自叙伝』婦人画報社 1986
- 『今日のいまを悔いなく生きる』海竜社 1988
- 『花と歴史の武蔵野』ぎょうせい 1988
- 『花と歴史の山旅』東京新聞出版局 1988
- 『野の花が好き』家の光協会 1989
- 『花に生き、花に生かされて ずいひつ』PHP研究所 1989 「花とともに生きる」文庫
- 『枕草子 古典の旅』講談社 1989 のち文庫「「枕草子」を旅しよう 古典を歩く」
- 『山はいのちをのばす』（青春出版社、1997年）
- 『叱り方の上手い親下手な親 言い方一つが左右するその子の将来』青春出版社 1990
- 『母を生きて来て』女子パウロ会 1990
- 『万葉の花ごよみ』ぎょうせい 1990
- 『新・花の百名山』日本交通公社出版事業局 1991 のち文春文庫
- 『「太平記」を歩く 日本人の心の源流を求めて』PHP研究所 1991
- 『よく考えること、よく生きること』PHP研究所 1991 「愛と死について考える」文庫
- 『続・かしこい女性になりなさい』PHP研究所 1992 のち文庫
- 『花と歴史の50山 いまも現役山々を語る』東京新聞出版局 1992
- 『愛を悔いなく生きなさい』海竜社 1993
- 『キリシタン迫害の跡をたずねて』中央出版社 1993
- 『結婚には覚悟がいる』PHP研究所 1993 のち文庫
- 『かしこい母になりなさい 愛しながら、叱りながら』PHP研究所 1994
- 『人生いつでも出発のとき』家の光協会 1994
- 『私の心の支え』中央出版社 1994
- 『思い出の歌思い出の花』家の光協会 1995
- 『野の花と人生の旅』家の光協会 1995
- 『老いは迎え討て この世を面白く生きる条件』青春出版社 1996 のち文庫
- 『淑女の勉強法』光文社 1996 のち知恵の森文庫
- 『老いの始末 死ぬことは怖くない』海竜社 1997 「人は年をとるほど若くなる」幻冬舎文庫
- 『王朝の美に咲く花たち』ぎょうせい 1997
- 『山はいのちをのばす 老いを迎え討つかしこい山の歩き方』青春出版社 1997 のち文庫
- 『私はいつでも山に登りたい』大和書房 1997
- 『女の一生に悔いなし これからの人生を、強く歩む生きかた』青春出版社 1998
- 『聖書女たちの物語 人は、どうすれば救われるのか』青春出版社 1998
- 『負けない自分になりなさい 生きて愛して登って闘った人生の極意392』海竜社 1998
- 『あたらしい私が生まれる すてきな女性になるための33篇』編著 PHPエディターズ・グループ 1999
- 『年を取るのもいいものだ 老いの極み、生きるということ』文化創作出版 1999
- 『ホントにホントの話』新潮社 2000
共編著
- 『心のともしびシリーズ 第2 愛と憎しみ』曽野綾子共編 春秋社 1969
- 『愛を問う』佐古純一郎,山崎庸一郎共著 女子パウロ会 1973
- 『古寺巡礼京都 28 泉涌寺』[小松道円]]共著 淡交社 1978
- 『古寺巡礼奈良 10 室生寺』伊藤教如、林亮勝共著 淡交社 1979
- 『花の肖像 画文集 第2集』太田洋愛共著 講談社 1980
- 『旅は道連れ』田中千禾夫共著 朝日新聞社 1982
- 『満点ママ困ったときのじょうずなしつけ』高橋系吾共著 旺文社 1983
- 『山野草グルメ 四季の香りと味を楽しむ』本田力尾共著 主婦の友社 1986
- 『夫婦で六十二年』田中千禾夫共著 講談社 1997
訳
- 『現代語訳日本の古典 17 女殺油地獄」学習研究社 1980 のち文庫
- サマンサ・キャロル『シルクの手触り』日本メール・オーダー セカンドチャンスアトラブ 1982
- 『明治の古典 カラーグラフィック 3 にごりえ・十三夜・日記(抄)』樋口一葉 学習研究社 1982
- アンネ・フランク『アンネの童話』木島和子訳 田中澄江文 小学館 1977
