牧原出
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牧原 出(まきはら いづる、1967年 - )は、日本の政治学者、東京大学先端科学技術研究センター教授。専門は行政学・日本政治史。愛知県西尾市生まれ[1]。
経歴
伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません。 |
経歴は以下の通り[2]。
- 1980年聖徳学園小学校卒業 3月 -
- 1983年筑波大学附属駒場中学校卒業 3月 -
- 1986年 3月 - 筑波大学附属駒場高等学校卒業
- 1990年東京大学法学部(第2類)卒業 3月 -
- 1990年東京大学法学部助手 4月 -
- 1993年10月 - 東北大学法学部助教授
- 2000年大学院法学研究科助教授(大学院重点化による) 4月 - 東北大学
- 2000年10月 - ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス客席研究員(2002年9月まで)[3]
- 2006年教授 4月 - 東北大学大学院法学研究科
- 2011年博士(学術)(東京大学)(学位論文「行政改革と調整のシステム」) 9月 -
- 2013年東京大学先端科学技術研究センター教授 4月 -
その他の職歴
日本公共政策学会理事なども務める。
受賞歴
2003年、『内閣政治と「大蔵省支配」――政治主導の条件』でサントリー学芸賞を受賞。
著書
単著
- 『内閣政治と「大蔵省支配」――政治主導の条件』(中央公論新社[中公叢書], 2003年)
- 『行政改革と調整のシステム』(東京大学出版会[行政学叢書], 2009年)
- 『権力移行』(NHK出版, 2013年)
共著
編著
- (御厨貴)『聞き書 武村正義回顧録』(岩波書店,2011年2月)-オーラル・ヒストリーでの回想。
- (飯尾潤・苅部直)『政治を生きる――歴史と現代の透視図』(中央公論新社[中公叢書],2012年3月)
- (御厨貴)『聞き書 野中広務回顧録』(岩波書店,2012年6月)
- (赤坂幸一・中澤俊輔)『議会政治と55年体制――衆議院事務総長の回想【谷福丸オーラルヒストリー】』(信山社,2012年7月)
論文
雑誌論文
- 「『協議』の研究――官僚制における水平的調整の分析(1-5)」『國家學會雑誌』第107巻1・2号/第108巻3・4号/第108巻9・10号/第109巻5・6号/第109巻7・8号(1994年-96年)
- 「内閣・官房・原局――占領終結後の官僚制と政党(1-2)」『法学』第59巻3号/第60巻3号(1995年-96年)
- 「戦後日本の『内閣官僚』の形成」日本政治学会編『年報政治学――オーラル・ヒストリー』(岩波書店, 2004年)
- 「『官房』の理論とその論理構造」『年報行政研究』第40号(2005年)
- 「政治化と行政化のはざまの司法権――最高裁判所 1950-1960」『公共政策研究』6号(2006年)
書籍所収論文
- 「官僚制理論」西尾勝・村松岐夫編『講座行政学(1)行政の発展』(有斐閣, 1994年)
- 「日本の男女共同参画の制度と機構――『フェモクラット・ストラテジー』の視点から」辻村みよ子・稲葉馨編『日本の男女共同参画政策――国と地方公共団体の現状と課題』(東北大学出版会, 2005年)
- 「憲政の中の『内閣官僚』」坂野潤治・新藤宗幸・小林正弥編『憲政の政治学』(東京大学出版会, 2006年)
脚注
- ^ 牧原出『内閣政治と「大蔵省支配」』サントリー学芸賞‐サントリー文化財団 サントリー文化財団
- ^ 牧原 出 研究者プロフィール | 東京大学 先端科学技術研究センター
- ^ 東北大学公共政策大学院Newsletter(Vol.1) 東北大学公共政策大学院
門下生
- 手塚洋輔 - 京都女子大学現代社会学部准教授