波止場町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Anakabot (会話 | 投稿記録) による 2022年2月19日 (土) 13:33個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (Bot作業依頼#郵便番号の一部転記によるリンクの付け替え)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

日本 > 兵庫県 > 神戸市 > 中央区 > 波止場町
左より神戸ポートタワーホテルオークラ神戸神戸海洋博物館
波止場町の街並み

波止場町(はとばちょう)は兵庫県神戸市中央区町名住居表示実施済み区域。丁目を持たない単独町名である。郵便番号は650-0042。

地理

中央区区南西部の海岸部にあるメリケンパークとその周辺一帯。区南部から南西部の海岸部。倉庫・事務所ビル・港湾施設が建つ商業工業地域

町域内に中突堤メリケン波止場があり、その間が埋め立てられてメリケンパークとなった。中突堤の西には国産波止場があったが、阪神・淡路大震災後に中突堤中央ターミナル建設のため埋め立てられた。

歴史

昭和12年(1937年)に神戸市神戸区弁天町海岸通一~六丁目の各一部と埋立地から成立。昭和20年(1945年)より同市生田区、昭和55年(1980年)より同市中央区に所属。

明治元年1868年)に鯉川河口に作られた長さ18m・幅11mの波止場は、北側に米国領事館があったことからメリケン波止場の名で親しまれ、町名はこれに因む。

沿革

  • 大正8年(1919年):神戸港第二期修築工事で、海岸通一~六丁目地先の埋め立て工事が開始。
  • 昭和12年(1937年):新町名つけられる。
  • 昭和33年(1958年):国の各出先機関が入居する神戸港湾合同庁舎が完成。
  • 昭和38年(1963年):神戸開港90周年を記念して神戸ポートタワー・神戸国際港湾博物館(現・神戸海洋博物館)を開設。
  • 昭和55年(1980年):一部が弁天町となり、海岸通一~六丁目の一部を編入。
  • 昭和60年(1985年):メリケンパーク用地の埋立地を編入。

人口統計

  • 平成17年国勢調査(2005年10月1日現在)での世帯数192、人口293、うち男性194人、女性99人[1]
  • 昭和63年(1988年)の世帯数242・人口528[2]
  • 昭和35年(1960年)の世帯数64・人口474[2]

施設

脚注

参考文献

  • 神戸史学会 編『神戸の町名 改訂版』神戸新聞総合出版センター、2007年。ISBN 978-4-343-00437-6 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 竹内理三 編『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』角川書店、1988年。ISBN 978-4040012803