法華口駅
法華口駅 | |
---|---|
ほっけぐち Hokkeguchi | |
◄田原 (1.5 km) (1.8 km) 播磨下里► | |
所在地 | 兵庫県加西市東笠原町沖 |
所属事業者 | 北条鉄道 |
所属路線 | 北条線 |
キロ程 | 6.1 km(粟生起点) |
電報略号 | ホケ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1915年(大正4年)3月3日 |
法華口駅(ほっけぐちえき)は、兵庫県加西市東笠原町沖にある北条鉄道北条線の駅。駅名は「一乗寺への入口」の意味だが、駅から一乗寺までは西へ5kmあり、実際には自家用車や姫路駅から直通する神姫バスでの参拝が大半である。
駅構造
片式ホーム1面1線。西側に木造の駅舎を持ち、駅舎内は駐輪場となっている。
国鉄時代の末期は中間駅で唯一の有人駅(業務委託駅)だったが、現在は無人駅となっている。国鉄時代に交換設備を廃止したが、かつての相対式ホーム跡が残っている。交換設備の復活が予定されていたが、復活には至っていない[1]。
汲み取り式便所(便器は全穴和式)がある。
-
法華口駅舎 (2009年)
-
駅内案内板
-
フラワ2000型気動車 ホームにて
かつての駅構造
1958年(昭和33年)以前は、列車交換設備と貨物側線があった[2]。
北条町駅方面側には駅本屋と貨物側線があり、駅本屋の直近には貨物上屋、駅本屋から少し離れたところに農業倉庫[3]があり、それぞれに貨物ホームがあった。さらに以前は粟生駅方面側にも側線があった。貨物ホームは、線路側は石の三段積みで、反対側はゆるい傾斜がついており、トラックなどが着けるようになっていた。貨物上屋の北条町駅側には倉庫があったのだが、これは改装らしかった。旅客ホームは石の二段積みで、貨物ホームより低かった[4]。
駅周辺
歴史
- 1915年(大正4年)3月3日 - 播州鉄道 粟生駅 - 北条駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1923年(大正12年)12月21日 - 播丹鉄道の駅となる。
- 1943年(昭和18年)6月1日 - 播丹鉄道の国有化により国有鉄道の駅となる。
- 1962年(昭和37年)3月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 北条鉄道の駅となる。
隣の駅
脚注
- ^ 「廃線の危機から脱出できるか? 第三セクター・北条鉄道の挑戦 (4/6)」(2009年2月4日、杉山淳一、Business Media 誠)
- ^ 『小レイアウトむきの貨物ホーム』河田耕一 - 『鉄道模型趣味』 No.119(1958年5月号、機芸出版社)
- ^ 農業倉庫は現存している(1998年9月現在)。
- ^ 『小レイアウトむきの貨物ホーム』河田耕一 - 『シーナリィ・ガイド』 p.189(1974年、機芸出版社)