水主神社 (東かがわ市)

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水主神社
水主神社拝殿
所在地 香川県東かがわ市水主1418-1
位置 北緯34度13分26.6秒 東経134度17分56.9秒 / 北緯34.224056度 東経134.299139度 / 34.224056; 134.299139 (水主神社 (東かがわ市))座標: 北緯34度13分26.6秒 東経134度17分56.9秒 / 北緯34.224056度 東経134.299139度 / 34.224056; 134.299139 (水主神社 (東かがわ市))
主祭神 倭迹々日百襲姫命
社格 式内社(小)
県社
創建 宝亀年間(770~780年)
本殿の様式 春日造銅板葺
札所等 さぬき十五社(2番)
例祭 4月18日(春季例大祭・農具市)
10月9日10日(秋季例大祭・御神幸祭)
地図
水主神社の位置(香川県内)
水主神社
水主神社
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水主神社(みぬしじんじゃ、みずしじんじゃ)は、香川県東かがわ市にある神社である。倭迹々日百襲姫命を祀る。式内社で、旧社格県社

概要

与田川の右岸、大内ダムにほど近い山裾に鎮座する。大水主大明神ともいう。背後の社叢は香川県の自然環境保全地域になっており、境内の「いのり杉」は県の保存木に指定されている。社伝によると、祭神倭迹々日百襲姫は、8歳の時、孝霊天皇の黒田の宮を出られ、うつぼ舟にて、この地に漂着されたという。百襲姫は未来を予知する呪術にすぐれ、日照に苦しむ人々のために雨を降らせ、水源を教え、水路を開き米作りを助けた。神社裏山に御陵がある。

祭神

本殿祭神、倭迹々日百襲姫命。本殿右手には、祭神の母・倭国香姫命を祀る国玉神社。本殿後方には、祭神の父・孝霊天皇を祀る孝霊神社。なお、祭神については、いくつかの異説もある。

文化財

重要文化財

  • 木造神像 7躯[注 1]
  • 木造狛犬 一対
  • 雷文螺鈿鞍(らいもんらでんくら)
  • 大般若経 600帖 附:経箱60箱 内底経箱勧進記録等墨書

典拠:2000年(平成12年)までの指定物件については、『国宝・重要文化財大全 別巻』所有者別総合目録・名称総索引・統計資料(毎日新聞社、2000年)による。2001年以降の変化については個別に注記。

香川県指定有形文化財

  • 木造狛犬 一対
  • 木造獅子頭 文安5年奉納

典拠:香川県教育委員会サイト[1]

アクセス

高松自動車道の白鳥大内インターチェンジを降りて、車で約10分。香川県道129号線沿いにある。

脚注

注釈

  1. ^ 本件の文化財指定履歴は以下のとおり。
    • 1901年(明治34年)、以下の3件(計8躯)が重要文化財(旧国宝)に指定される。(明治34年3月27日内務省告示第20号)
      • 木造御神像 3躯(倭迹々日百襲姫命坐像・倭国香姫命坐像・大倭根子彦太瓊命坐像)
      • 木造男神坐像 1躯
      • 木造女神坐像 4躯
    • 「木造御神像 3躯」のうち、倭迹々日百襲姫命坐像は、一時期所在不明となった後、2017年(平成29年)に文化庁買上げとなる。
    • 2020年(令和2年)「木造御神像 3躯」を「倭迹々日百襲姫命坐像」(文化庁保管)と「倭国香姫命坐像・大倭根子彦太瓊命坐像」(水主神社所有)の2件に分割。後者に既指定の重要文化財2件(「木造男神坐像 1躯」及び「木造女神坐像 4躯」)を統合のうえ、「木造神像7駆」の名称で、あらためて重要文化財に指定。(令和2年9月30日文部科学省告示第120号)

出典

  1. ^ 香川の文化財”. 香川県教育委員会. 20209-01-05閲覧。

参考文献