橋本真由美
橋本真由美(はしもと まゆみ、旧姓清水、1949年3月21日 - )は、日本の実業家で、ブックオフコーポレーション取締役相談役である[1]。
福井県大野市出身。福井県立大野高等学校、一宮女子短期大学卒業。
BOOK OFF創業時のスタッフであるが、採用当時はパートタイマーであった。東証1部上場企業において、新卒採用ではなく創業者と血縁関係の無いパートタイマー出身者が経営トップに就くのは非常にまれなケースとして脚光を浴びた[2]。
タレントの清水國明は実弟。その縁で、清水がブックオフのイメージキャラクターとなって同社のコマーシャルに出演していた。なお、姪に清水明実・清水愛実・清水好実、義妹に永田ケイがいる。
来歴
- 1949年 - 福井県大野市で生まれる。
- 1969年 - 一宮女子短期大学(愛知県)家政科栄養コースを卒業。
栄養士として工場の食堂や病院に勤務し、給食管理・栄養指導に従事。この経験が後に「現場のニーズを経営に生かす」視点を培う基礎となる。 - 1972年 - 結婚のため退職。専業主婦となる。
- 1973年 - 長女出産。
- 1975年 - 次女出産。
- 1990年4月 - ブックオフ1号店(神奈川県相模原市の千代田店)で開店当初からパートとして勤務。時給600円のパートタイマーとして採用。「娘の学費の足しになれば」ぐらいの軽い気持ちからの応募であった。
- 1991年8月 - 売り上げが伸び悩んでいた2号店にパートのまま店長になり、後に正社員となる。
- 1994年8月 - 取締役になる。
- 1997年 - 堀之内店(東京都八王子市)店長になる。
- 2001年 - 経営不振であった同社の子供服部門の建て直しのために、リユースプロデュースへ出向。
- 2002年 - タレント、弟の清水國明をブックオフのCMに起用。
- 2003年6月 - 常務取締役になる。
- 2006年2月8日 - 「トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~」(フジテレビ系)でブックオフのCMに清水國明(弟)が出ている理由が取り上げられる。
- 2006年5月24日 - 「トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~」の「トリビアニュース」で代表取締役社長に昇格することが取り上げられる。
- 2006年6月24日 - 坂本孝(BOOK OFF創業者)の後任として、代表取締役社長に就任。
- 2007年6月23日 - 同年5月に発覚したグループぐるみの不正会計問題において、常務時代に架空売上げの計上を黙認したとして、代表取締役社長を退任して、代表権のない取締役会長に就任。
脚注
- ^ BOOKOFF役員紹介
- ^ 他に非正規雇用から上場企業のトップへ就任した例として、アルバイト出身の吉野家ディー・アンド・シー代表取締役社長、安部修仁がある。但し、どちらも入社当時は上場の大企業ではなかった。