梶野竜太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

梶野 竜太郎(かじの りゅうたろう、1964年4月23日 - )は、日本映画監督、タレントプロデューサー。聖徳学園高等学校中央学院大学卒業。祖父に作家である梶野悳三を持つ。

略歴[編集]

当初はハドソンにてゲームクリエイターとして活動。数作品にてプランナーディレクターを務めた後に宣伝へ移動、桃太郎事業部(桃太郎伝説桃太郎電鉄)などに所属した。東京国際ファンタスティック映画祭、600秒フィルムフェスティバルにて、2002年に「植物採集」で、泣き部門入選。2003年には「ロボ子のやり方」で、笑い部門グランプリを受賞。

2003年、映画制作団体3to4cinemasの立ち上げに参加。短編映画の監督としてメガホンを握る。過去に漫寅堂に所属しており、まんとらフリーペーパーの編集長を務めたこともある。現在は、映画監督、脚本として活躍中。パイク・プランニングの代表取締役だったが、タンバリンアーティスツ等の事務所を得て現在フリーで、映画監督、脚本、プランニング・プロデュースとして活躍している。

もともとが宣伝部出身ということもあり、コンセプト、ターゲットを考えたプロモーション含めた上映を企画する。「映画館は遊びに来るものだ」と、言い切り、必ず、イベント盛り沢山な企画を持ってくる。『ピョコタン・プロファイル』ではスタンプカードを作り、1人で30回劇場に足を運ばせたり、『魚介類 山岡マイコ』ではアニメ版も制作し、実写版でも出演した岡本信彦と、自分がプロデュースする初原千絵を共演させた。『こたつと、みかんと、ニャー。』では、グラビアアイドルに百合映画を演じさせることにより話題を呼び、連日の立見満席により延長上映が行われた。[要出典]

キネマ旬報』でも一部の評論家に評価が高く、『魚介類 山岡マイコ』は年間脚本賞に推された。

作品[編集]

ゲーム[編集]

映画[編集]

  • 2003 植物採集(東京国際ファンタスティック映画祭2003・デジタルショートアワード600秒「泣き部門」入選・14th RAIN DANCE FILM FESTIVAL(LONDON)正式上映作品)
  • 2004 ロボ子のやり方(東京国際ファンタスティック映画祭2004・デジタルショートアワード600秒「笑い部門」グランプリ・第4回 北信濃小布施映画祭 招待作品・CO2映画上映展 第3回フィルム・エキシビジョン in OSAKA 特別上映作品)
  • 2005 ジャギュレイター(MANGA EXPO 2007(PARIS)招待作品)
  • 2008 ピョコタン・プロファイル 渋谷シアターTSUTAYA、他、大阪、名古屋、パリ(映画祭)にて公開
  • 2011 魚介類 山岡マイコ シネ・リーブル池袋、他、大阪、名古屋、沖縄、夕張(映画祭)、プチョン(韓国/映画祭)にて公開
  • 2013 こたつと、みかんと、ニャー シネマート新宿、夕張(映画祭)にて公開
  • 2013 こたつと、みかんと、殺意と、ニャー 2013年11月30日公開
  • 2020 リズムへようこそ 待機中

DVD[編集]

  • ロボ子のやり方 植物採集/ジャギュレイター(アネック)
  • ピョコタン・プロファイル(メディア・マジック・パブリッシング)
  • マジカル☆スイッチ 松下美保(メディア・マジック・パブリッシング)
  • マジカル☆スイッチ 菊地亜美(メディア・マジック・パブリッシング)
  • 魚介類 山岡マイコの友 茹田蟹幸(イーネット・フロンティア)
  • 魚介類 山岡マイコ(キュリオスコープ)
  • 温泉女子会 ~映画「こたつと、みかんと、ニャー。」メイキング~(サモワール)

PV[編集]

  • 「ありがとうを君へ」楽遊アイドル編集部FINDS(監督)

漫画(原作・原案)[編集]

  • ロボ子のやり方(電撃マ王 5月号 掲載)
  • 魚介類 小浜セツナ(原案)

CD[編集]

ドラマ[編集]

  • 沖縄テレビ「オバー自慢の爆弾鍋」(制作プロデューサー)

CM[編集]

  • 「沖縄食堂 じまんや 那覇店」
  • 「ムービードクターNORIKO」チャンネルNECOインフォマーシャル

舞台[編集]

  • 2018/2「ブラックスタジアム」(プレイユニオン7オムニバス)演出・脚本
  • 2018/6「ブラックスタジアム -each way-」脚本
  • 2018/8「デコガン」(アソートビーンズオムニバス)演出・脚本

外部リンク[編集]