杉山直樹 (指揮者)

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杉山 直樹(すぎやま なおき、1961年 - )は日本指揮者埼玉県生まれ。ロマン派オペラ交響曲を得意とする。

武蔵野音楽大学ウィーン国立音楽大学トロンボーン科に留学するがすべて中退。1983年以降、指揮者ヘルベルト・ケーゲル、また、ケーゲルの没後はクルト・レーデルに師事し、日本で東ドイツのアンサンブルのマネージメントなどをしていた。

ハンガリーのエルヌ・ドホナーニ管弦楽団、チェコのモラヴィアフィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラに客演するほか、新国立劇場でのナクソス島のアリアドネ、その他にヘンゼルとグレーテルなどのオペラを指揮。指揮講習会では10年間にわたってレーデルのアシスタントをつとめる。

ペーター・コルネリウスのオペラ「バグダッドの理髪師」を日本初演。

翻訳に「指揮のテクニック」(クルト・レーデル著、音楽之友社)「トロンボーン教程」(アロイス・バンブーラ著、現在絶版)がある。

リヒャルト・シュトラウスの著作権をめぐって英国の大手出版社、ブージー・アンド・ホークスと争い、弁護士を立てずに法廷に立って最高裁判所まですべての裁判を勝訴、日本におけるリヒャルト・シュトラウスの著作権が終了したことを証明した。日独楽友協会代表として日独の音楽家の交流にも功績がある。金銭的に強引な手法は京都市交響楽団との裁判の争いに発展するように良く金銭問題が起こる。

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