播州三木打刃物

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播州三木打刃物(ばんしゅうみきうちはもの)は、兵庫県三木市で生産される刃物1996年4月8日に、経済産業省(当時の通商産業省)から伝統的工芸品としての指定を受けた。

産地組合は三木工業協同組合。

歴史

播磨地方は『播磨国風土記』にも記述が見られるように鍛冶神・天目一箇命のゆかりの地であり、古代よりそれを祖神とする大和鍛冶が盛んであった。さらに5世紀頃、百済より韓鍛冶の技術が渡来し三木の鍛冶の礎となった。16世紀末、三木合戦羽柴秀吉三木城攻め)の後、戦災からの復興のため各地から大工が集まると大工道具の需要が増え、金物の町として更なる発展を遂げた。[1] [2]

主な製品

伝統的工芸品指定品目

(のこ)、(のみ)、(かんな)、こて小刀

その他

資料館・展示場

なお、金物資料館に隣接して金物神社(昭和10年創建)があり、「鍛冶の祖神」天目一箇命、「製鋼の祖神」金山毘古命、「鋳物の租神」伊斯許理度売命の三柱を祀っている。

イベント

三木金物まつり
  • 三木金物まつり
    毎年11月第1土・日開催、メイン会場は三木市役所前広場
  • 金物古式鍛錬実演[1]
    毎月第1日曜日(但し1月は第2日曜日、5月は5日)、古式鍛錬場(金物資料館横)

参考文献

書籍

パンフレット

  • 『道具のふるさと』(パンフレット)三木金物商工協同組合連合会。 

脚注

  1. ^ 道具
  2. ^ 三木金物”. 三木市. 2012年11月5日閲覧。

外部リンク