恋することのもどかしさ

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恋することのもどかしさ
ポール・マッカートニー楽曲
収録アルバムマッカートニー
リリース1970年4月17日
ジャンルロック
時間3分51秒
レーベルアップル・レコード
EMI
作詞者ポール・マッカートニー
作曲者ポール・マッカートニー
プロデュースポール・マッカートニー
マッカートニー収録順
シンガロング・ジャンク
(11)
恋することのもどかしさ
(12)
クリーン・アクロア
(13)
ハートのささやき
ポール・マッカートニー&ウイングスシングル
初出アルバム『ウイングスU.S.A.ライヴ!!
B面 ソイリー
リリース
録音 1976年
ジャンル ロック
時間
作詞・作曲 ポール・マッカートニー
プロデュース ポール・マッカートニー
チャート最高順位
  • 28位(イギリス)
  • 10位(アメリカ)
ポール・マッカートニー&ウイングス シングル 年表
幸せのノック
(1976年)
ハートのささやき
(1977年)
夢の旅人
(1977年)
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恋することのもどかしさ」(Maybe I'm Amazed)は、1970年ポール・マッカートニーが発表した楽曲。また、『ウイングスU.S.A.ライヴ!!』からシングル・カットされた際には「ハートのささやき」と題された。ひとつの楽曲にふたつの邦題が与えられることは異例である。

ポール初のソロアルバム『マッカートニー』の12曲目に収録。EMIスタジオでレコーディングされた。バックヴォーカルでリンダ・マッカートニーが参加している。

良く言えばありのままに、悪く言えば手を抜いて制作された、と評されることの多い『マッカートニー』にあって、この曲は図抜けた存在感を持つ。歌詞では、ビートルズ崩壊に直面していたポールにとってかけがえのない存在となった妻・リンダへの思いが歌われている。

ポール自身にとっても「このアルバムで最高の作品」と語っているように特別な存在であり、のちに結成したウイングスのライヴでは欠かさず取り上げられた。ウイングス解散後も「バンド・オン・ザ・ラン」と並んでライヴでの定番となっている。また多くのミュージシャンによってカヴァーされていることからも、この曲の存在感が窺い知れる。

1976年にウイングスがリリースしたライヴアルバム『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』からシングル・カットされ、アメリカで10位[1]、イギリスで28位[1]を記録している。また、ロッド・スチュワート率いるフェイセズが同曲をカバーしており、1971年の2ndアルバム『ロング・プレイヤー』にてライブ音源を収録。またライブ版とは正反対のアコースティックな色を全面に出したスタジオ版をシングルとしてリリースしている。

ファンの人気が高い割にベスト盤に収録されることは少なく、『オール・ザ・ベスト』でもイギリス版レコードに収録されたのみで、それもCD化された際に省かれてしまった。2001年発表の『ウイングスパン』で、ようやく収録されている。

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では338位。

脚注

  1. ^ a b チャートはイギリスがミュージック・ウィーク、アメリカがビルボードでの最高位を示す。

収録曲

  • ハートのささやき (Maybe I'm Amazed)
  • ソイリー (SOILY)